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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

茶畑跡に「枝垂れハナモモ」を植え付ける

2021-02-16 21:21:39 | 農作業・野菜

 抜根した茶畑跡にいよいよ植栽が始まった。まずは、ここのシンボルツリーになる予定の「枝垂れハナモモ」3本を植え付ける。送料を考えるとリーズナブルな「枝垂れハナモモ」はなかなかない。要するに送料をいれると1本2000円は軽く超えてしまう。

                    

   

 なんとかネットで良心的な店を発見して急遽送ってもらった。樹高50cmくらいだがなんとか跡地をあでやかにしてほしいものだ。イノシシやシカが侵入するおそれがあるのでまわりを網で囲む。とくに、シカは樹皮を食べたり枝を折ったりするので注意が必要だ。

                

 ハナモモは、「立ち性」「枝垂れ性」「ほうき立ち性」の三種類がある。ほうき立ち性の「照手紅」は畑のはずれに3本あったが、今は強風に晒されながらも1本だけ生き残っている。こちらは背がどんどん高くなり電線などに触れてしまうのが心配となる。その意味で、枝垂れ性のハナモモは電線が行き交う中でもぴったりというわけだ。ただし、虫との闘いがあるようで、無事大きくなるかどうかは未知数だ。今は無事を祈願するしかない。

 

 

 

 

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「キウイ」ジャングルに突入す

2021-01-30 19:07:11 | 農作業・野菜

 ジャングル状態になっていたキウイフルーツの剪定に5日間くらいかかる。毎年のことだがキウイの生命力に感心する。朝の野菜ジュースにはキウイがいまだにしっかりメンバーに入っている。その意味でも、剪定はお礼でもあるがこのジャングル状態を脱皮するのには時間がかかるのは承知はしていた。

  

 鋸と剪定鋏だけをたよりに粛々と進める。上ばっかり向いていると首が痛くなったり、ハサミの酷使で手が痛くなったりもしたが、ごまかしながらなんとか全てを終了することができた。あとは、この残骸をどうするかが宿題となったが、今はしばらくそのままとする。というのも、すぐ近くの「桑の木」の剪定が待っているからでもある。切れ味の悪くなった鋸もまだ一線で活躍している。

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トリマーを始動させる

2021-01-21 20:35:18 | 農作業・野菜

 道沿いで伸び放題になっていた茶樹をトリマーで整枝する。1時間近くやっていると手がしびれてきたり、トリマーの重さで腕や腰の負担がかかっていくのがわかる。やり過ぎると筋肉痛になるぞとこの辺でやめる。プロや几帳面の人のようにはいかないのを前提にトラ刈りOKでスピード剪定でいく。

     

 一年のうちで使用するのはやはり冬場となる。その時以外は倉庫に眠ることが多い。それでも、エンジンがかかるのが嬉しい。電動のものもあるようだがパワーが全然違う。ときどき歯の間に枝の断片が挟まって動かなくなってしまうこともある。しかしながら、剪定鋏でやっていくのも効率が悪い。

  

 剪定して散らばったゴミをとりあえず集めておく。これらは茶畑跡の土留め付近にばらまく予定だ。抜根した跡地は霜が降りていて、歩くとぬかってしまう。裸地になるといろいろ問題も出てくる。

 こうした剪定ごみを燃やしてしまったり、ゴミ収集に出すのはもったいない。これは資源なのだ。木材チップもどきとして裸地に活用していくのだ。いずれ肥料にもなる。

              

 植え込みのなかに真ん中が剥げてしまっている状態の「ウバメカシ」があった。よく見たら、アケビなどのツル性植物が根元にごっそりあり、太陽を奪い取っていたことがわかった。急いで、鎌でそれらの根っ子を掘り出していく。こういう時間を確保するのがふだんではついつい後回しになってしまっていた。ここまで放置してきたことを反省する。こうして、畑の周りは少しはスッキリしてきた。農閑期でもやることが多過ぎるのが農業だ。

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シデコブシを剪定する

2021-01-19 20:34:35 | 農作業・野菜

 庭の片隅にシデコブシ(モクレン科)を発見したのは7年くらい前だった。何本かの樹木が密植していてジャングル状態だったのだ。そのうちに、密植から小さなシデコブシを守りこれを中心に剪定を続けてきたらあっという間に大きくなる。枝がどんどん上に真っ直ぐ伸びてしまうので、まずは左右に開いた形にするよう真ん中あたりの枝数本を強剪定する。

       

 ほんとうは、紫色のシデコブシが好きだったけれどそれはどうも園芸種らしいので、白くてわずかに紫がある現状の花で妥協する。木登りしやすいように枝を伐っていく。今ではすっかりこのコーナーの主役になってきたシデコブシ。早春には雪のような花を空に描いていく自由さがいい。また、晩春には白っぽい絨毯を地面に敷いてくれるようになった。これらも剪定の蓄積のおかげでもある。

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やむなく柿の剪定

2021-01-15 20:03:04 | 農作業・野菜

 屋根や電線に柿の枝がかかりそうになって久しい。コロナ対策じゃないけど実がいっぱいなってほしいが、葉が屋根を汚したり樋に詰まったり、電線に触れてしまいそうだ。剪定すると収穫が少なくなってしまう。どっちを優先するか毎年迷って、強剪定手前で躊躇してしまう。すると、結果は全部中途半端になっている現状だ。

             

 そこで、樹形は無視して電線や屋根にぶつからないよう強剪定した。ほんとうはもっと下方に枝が出てほしいがなかなか出てくれない。むしろてっぺんがどんどん真っ直ぐ伸びてしまう。今回の剪定で2年くらいは屋根や電線への心配はなくなった。実の収穫はあまり期待できないけど。

            

 もう1本のカキノキは建物と杉の防風林との隣にあり、ふだんでも太陽が当たらない。しかも、道路に隣接しているので何回か枝が自動車にぶつかってしまうこともあった。だから、古木のわりには収穫は毎年数えるほどだった。品種は次郎柿なので味はうまいことは確かなのだが、こちらも屋根にかかる枝を強剪定する。

                

 剪定した枝は常設焚き火場を満杯にした。こうなるとまた、緊急焚き火宣言を近々発布しなければならない。そうでなくとも、これから剪定すべき樹木が目白押しだ。昨年は木から落ちて痛い目にあったので今年は落ちないよう注意しなければね。     

 

 

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足踏み脱穀機再び登場

2021-01-04 18:54:23 | 農作業・野菜

 前回はハブ茶の原料の「エビスグサ」を脱穀したが、今回は「エゴマ」の脱穀だった。収穫した長さはどちらも120cmくらい。短いのは「千場扱き」を利用すればよかったかもしれないが、量が少ないので手で扱いでいく。エゴマの種は2mmくらいなので足踏み機を強力に回していくと遠くに飛び散ってしまう。足の微妙な踏み方が必要だがそれがいい。

       

 次に、簡易「篩」で小さな枝やゴミを除去していく。商品にするわけではないのでこんな感じでもいいかもしれないが、次の過程で「唐箕」にかけて終了とする。今回は野生化しているエゴマの葉をジュースにしたり、炒めたり、佃煮にしたりしたので、けっこう種の収穫量は少なくなってしまった。したがって、エゴマ油はあまり期待できないかもしれない。すり鉢で擦ったり、炒ったりして調理することになりそうだ。

 東京都がコロナ感染者が1300人を越え、いよいよ緊急事態宣言が検討される。対応の遅さは相変わらずだから、都会に住む人よ、「便利さを捨て、ムラに行こう」と言いたい。人間の過度な効率・便利さのグローバルな欲望が裏目に出ているわけで、これからの時代は経済も人間もスローに生きることを良しとする生き方を選択するということではないか。  

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杭を作って杭を打つ

2020-12-29 23:26:54 | 農作業・野菜

  裏山側周辺に転がっている丸太をチョイスしてきて土留め用の杭を作る。市販のスマートな杭より丸太のほうが重量感もあり、一つひとつの個性もある。傍から見れば統一感もなくいかにも貧相な杭の列になったが、これも「味」ということにしよう。

            

 横の列だけで16~17本もあった。約2m間隔で杭を打ったから横幅は30mは越えている。外側の茶樹を入れれば約40mほどの横幅となる。それから、「かけや」を持ってきて打ち込みを始めると面白いように杭が食い込んでいく。現場は意外に急峻であるので注意が必要だ。土砂流出防止は喫緊の課題であるのがわかる。今は雨が少ないからいいが雨季でなかったのがさいわいだ。春にはなんとか樹木を植え付けていかなければならない。時間が迫ってくるが体は沈黙したままだー。まもなく来年になってしまう。

 

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エビスグサの種を取り出す

2020-12-28 15:57:58 | 農作業・野菜

 先日、エビスグサの種を足踏み脱穀機で作業したものの、まだ莢のままも多く手動で種を取り出す。乾ききっていない莢は種が取りにくい。炬燵に足を突っ込んだまま手はのんびりと莢から種を取り出していく。これも指の動きが悪いオイラのリハビリにはなりそうだ。以前はハブ茶ブームがあったが今はあまり聞かない。しかし、野生化するほど生命力ある薬草をほっとおく理由はない。

         

  取り出した実の中にはゴミや不良なものも少なくないが、これを後日、「唐箕」にかけて精選する予定だが来年になりそうだ。

 漢方薬でもあるエビスグサは、「決明子(ケツメイシ)」と言われ、眼に明かりを与えるとして眼精疲労にもまた利尿・整腸にもいいらしい。人間だけでなく線虫の増殖を抑えることでも畑に効能がある。フライパンで香ばしい匂いが出るまで焙煎してからカップに入れてそこへ熱湯を注ぎ3分ほど蒸らしてから飲む。麦茶のようなあっさりした癖のない味がある。アサヒ飲料の「十六茶」にも入っている。(2018.5.17my.blogでは若芽を食べたことがある)

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足踏み脱穀機いよいよ稼働へ

2020-12-22 22:16:58 | 農作業・野菜

 昨年修理した足踏み脱穀機は快調に作動した。木が腐ってへろへろの状態になってしまったものを頑丈な垂木で補強したため一人では持ち上げられないほどの重量になった。しかし、頑丈で安心感があるのが良い。これはきのこの師匠から下賜されたものだった。界隈の集落ではこの足踏み脱穀機はいまだ現役なのだ。ガソリンを使わない人力だけの環境に優しい機具なのである。

 さて、何を脱穀しているかというと、ハブ茶の原料のほとんどを占める「エビスグサ」という草本の生薬だ。便通や生活習慣病によいとされ一時話題にもなったマメ科の植物。

         

 わが畑の真ん中にすまし顔で野生化したものをそのまま収穫したものだ。足踏み脱穀機で莢の豆を採りたいが莢が意外に硬い。そのため莢が大量に出てしまった。問題はこれから豆をいかに確保し、ゴミや莢を除外するかだ。昔のように莢を叩いてやるのが手っ取り早いようだ。そのうえで、唐箕にかけてゴミを吹き飛ばす作業に入る。足踏み脱穀機の活躍は申し分ないが次の作業の効率いい道具が意外に見当たらない。コロナ禍のなかでおてんとうさまの下で「のんびり手仕事をしろよ」ということかもね。

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忙しさとひきかえに

2020-12-14 21:13:47 | 農作業・野菜

 強風が吹きすさむ畑にあるススキだけは元気だ。手つかずだったススキを刈り取り畝に運ぶ。それを畝と畝の間に敷き詰めていく。雑草防止と防寒を期待している。ほんとうはススキを束ねて紐でくくるべきなのだが手抜きでばらばらと敷いている。

           

 藁であれば葉物野菜のマルチになるが、ススキはやりにくい。それでもススキが大量にあるのでマルチもどきもやっていく。和宮様はススキの穂を丁寧に取り去っているが、なかなかそこまで時間をかけられない。そんなとき、詩人の茨木のり子さんの詩(抜粋)が飛び込んできた。

            

 「 人間だけが 息つくひまなく 動きまわり

   忙しさとひきかえに

   大切なものを

   ぽとぽとと 落としてゆきます 」

        ( 『茨木のり子詩集・言の葉/12月のうた』抜粋、筑摩書房 )

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