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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

間引きが忙しくなった

2020-11-28 20:32:49 | 農作業・野菜

  「つまみ菜」の間引きを少しづつ開始している。この「菜の花」の名前は、地方によっても違うし、違いも分かりにくい。「菜花」「摘み菜」「かき菜」の違いはと言われてもしどろもどろになってしまう。それはともかく、和宮様ご推挙の「のらぼう菜」の間引きを終える。

          

 間引きはあと2回くらいやり株間30~40cmにしていく。いろいろな菜花の中でも和宮様がこだわるように「のらぼう菜」は確かに他のものより柔らかく旨みがある気がする。手で欠いて摘み取るので「かき菜」とも言われている。残念ながらスーパーで見る機会はきわめて少ない。

 

 いよいよ「摘み菜」の間引きを始める。葉の形も「のらぼう菜」とは微妙に違う。間引き菜はもっぱら朝の野菜ジュースにしているのでけっこう消費できる。これをすべて食べるとなると歯やあごの堅牢さがないと難しい。

     

 間引き方法はハサミでおおまかに切り取るのが効率的なのがわかった。根っこごと除去すると、残った根を弱らせてしまう。そして、後半には丁寧に指で摘み取って残すべき苗は残していく。最後に土寄せを忘れないようにするのはもちろんだ。

 菜の花類は寒さには強いとはいえ、霜が降りてしまうと元気がなくなってしまうので、防寒対策もこれから必要になる。近所の畑は防寒しなくても大丈夫なのに、わが畑の寒さは特別みたいなのだ。畑がある地形は盆地のなかにあるようで近くの山と川からの風がぶつかってしまい、風力と寒さが倍増するようだ。いよいよわが家の中の隙間も気になるようになってきた。

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あわててエゴマの実を収穫

2020-11-24 21:01:05 | 農作業・野菜

 農作業には限りというものがない。いつも追われている気もする。いくらでも仕事がある。追肥に草取りに追われていたそんなとき、エゴマが倒れているのに気がついた。野生化したエゴマのいくつかを畝に移植していたものだった。昨年は収穫が遅くなってずいぶん貴重な実を逃してしまった。今年は、エゴマの葉を漬物とか佃煮とか炒め物とかに利用したので、野生化したエゴマはずいぶんと少なくなっていた。

          

 まずは、実がこぼれないよう細かい目の袋に茎ごと詰め込んでいく。今年は量を少なく調整したのでやはり収穫としては少なくなった。収穫さえしておけば次の作業、足踏み脱穀機と唐箕の出番だ。今年は何とかエゴマオイルを挑戦したいところだが、量が足らない気がする。

 わが家の野生化野菜の御三家は、現在キクイモ・エゴマ・エビスグサ(ハブ茶)だ。畑の中央を陣取っているエビスグサは、12月早々には収穫しないと来年は畑を占拠されてしまう。野生化するほどに栄養・効能のパワーも大きいのは確かなんだけど。

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荒地に花木を

2020-11-19 21:47:20 | 農作業・野菜

 畑の隣に手つかずの荒れ地がある。数年前からなんとかしようと草刈りをはじめ、去年の6月頃に挿し木で育ったアジサイやロウバイ等をここに十数本定植する。今のところ枯れてはいないが夏後半は危なかった。

 今回は、樹の周りのツル植物等を除去し、整枝・誘引・支柱打ちなどを行ってから、木くず肥料をたっぷり追肥する。支柱は裏山から伐採した木や竹を利用している。これらをやるだけでも三日以上かかってしまった。が、これで荒れ地に花が定着してくれれば一段落だ。そういうことで挿し木をしてきた地味な作業も報われるというものだ。

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野生化した菊芋がうまい

2020-11-17 18:51:54 | 農作業・野菜

 畑の隅に野生化した「菊芋」を掘り出す。放置していると歩道にまで侵出してしまうのでそれを阻止するためでもある。掘り出すと次々出てくるのでついつい収穫してしまう。しかし、その泥付きの菊芋を洗いだすのがいつも面倒なのだ。

           

 「畑のインシュリン」と言われるほど糖尿病やメタボに効能があるのはわかっているが、この冷たい水道水で洗うのを震えながら毎年やっている。昨日、ベジタリアンのアコさんは茹でた菊芋を何度もおかわりしてくれたのでずいぶん減ってきたが、それでもまだ食べきれないほどの量だ。

             

 和宮様がこの菊芋を天ぷらにして揚げてくれたが、いちばん最初に平らげたのがキクイモ揚げだった。まるで、フライドポテトと間違えてしまうほどの旨みと甘さがあった。その意味で、今後もっともっとレシピを開発しなければならないほどの食材だ。

 長期保存するには、土のなかに埋めるのがいいようだ。それもさっそくやってみることにする。

 

 

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「のらぼう菜」の間引き

2020-11-15 18:28:35 | 農作業・野菜

  いただいた「のらぼう菜」の種は、「残りの種なので芽が出るかどうか自信がない」と言われていたが元気に芽を出していた。畝が狭かったので密植気味となってしまったが生命力抜群であった。

  

 「のらぼう菜」は、菜の花の仲間だが、江戸中期どうやらジャワ島経由のオランダ船が持ち込んだ西洋アブラナらしい。当時の飢饉に対し、幕府が「ジャバ菜」の種を配布して救済したという。それが現在、東京西部から埼玉飯能にかけて今に伝わっているようだ。味が優れているので「比企のらぼう菜」として特産化している地域もある。和宮様お薦めの菜花だ。

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キウイを磨く

2020-11-12 21:03:52 | 農作業・野菜

 和宮様がひたすらキウイを磨いている。磨いているとかなりのゴミが出てくる。今までそれをあまり配慮していないまま人に献上していた。しかし、このところのキウイの実は大小合わせて1000個近くになる。といっても、半分以上は近隣や友人に渡される。これを磨くとなるとかなりの労働となる。

          

 和宮様の命令によりその作業をやることになったが、かなりの埃が出る。マスクをしながらもくもくと磨きをかける。果樹農家はこうやって一個一個手がけて市場に出していた苦労に想いめぐらす。

 キウイフルーツは、植物繊維や高血圧予防のカリウムなどがトップクラスの果樹であるとともに、造血作用を維持する「葉酸」や抗酸化作用のあるビタミンEも豊富にあるいいとこどりの果物だ。しかし、ミカンのように手軽に食べられるものではない。ひと月ほどの成熟期間がないと食べられないので、つい敬遠されてしまう。

 わが家では毎日5~6個のキウイをジュースにしているのであっという間に消化されてしまう。今年は生り年のようなので順調だが、来年はどうなるかはわからない。剪定で失敗しませんように、また極端な気候変動が起きませんようにと願うばかりだ。

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最後のジャンボ落花生を収穫して

2020-11-11 21:40:22 | 農作業・野菜

 毎年やられていた害獣からの防御に成功した「落花生」の最後を収穫する。昨年近所からいただいた新品種「おおまさり」の種を保存し、それを今年畝に撒いて生育したものだった。その後、余った種を遅れて片隅に撒いたものだったが、通常の2倍もある大きさというだけあって見事に実ってくれた。

           

 千葉県の落花生は全国の8割を占める生産量だが、この「おおまさり」は、「大きさや味が勝る」と言うだけあって大きさも甘みも優れている。とくに、「茹で落花生」に特化していて1kgあたり2500円前後で販売されている。今年も収穫したものの中から種を冷蔵庫に保存して来年また楽しもうというわけだ。近所のかたのお裾分けが希望の種を育んでくれた。ありがたい。

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ススキを畑に漉き込む

2020-11-04 21:56:55 | 農作業・野菜

 わが家の隣の道路の先は空き家でほとんど通行は稀だ。そのため、ススキをはじめ雑草が路上に繁茂して通行がむずかしくなっていた。それを近所の誰かが両側のススキを草刈りしてくれた。それでも、路上に倒れたススキがあって歩きにくい。路面が見えない。そこで、そのススキを畑に運んで漉き込むことにする。歩けるようになれば、和宮様も歩行のリハビリになる。

             

 小径から畑までススキの運搬を十回近く往復する。けっこう重い。それを和宮様が畑への漉き込みをかってでる。術後の首ヘルニアが心配だが、慎重に丁寧にやってくれている。やりだすと最後までやらないと気が済まないのが玉に傷の和宮様だ。侍従役のオイラがいつものとおりストッパーとなる。

            

 それぞれの畝には、「夢咲き菜」「玉ねぎ」「ハクサイ」を急ピッチに植えて間もない。昨年は、伐採した長い竹をそのままマルチにして防寒・防風対策とした。今年はとりあえずススキを防寒対策としてみた。様子によっては、やはり竹マルチも追加することも考えている。ビニールの防寒では突風に耐えられないのがこの地域の厳しさだ。

   

 あっという間に、ススキマルチを暗くなる前に完遂できた。周りの囲いはイノシシ対策として初めての作業となってしまった。したがって、ふだんより4倍くらいの労力が必要となった。そこでまずは、竹林への道を草刈機と鋸で拓いてから、支柱の竹を伐採して運搬し竹の枝を取り払うところから始めるからでもある。太い竹は幅が10cm近くもあり長さも10m近くもあるので、かなり重いうえにそれを運びだすだけでも毎回かなり苦戦している。

 アメリカ大統領選挙の開票をどこのTV局も速報中継をやっているが、結果はどうあれマスコミはやり過ぎではないか。むしろ、大統領選挙にかかわりなく日本の針路をいかに描いていくかをそもそも詰めてもらいたいものだ。

     

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草むらの冬瓜発見

2020-09-29 22:46:36 | 農作業・野菜

 毎日のように草刈りに追われる。草に埋もれた畑を草刈りしていたとき草むらの奥のほうで「冬瓜」を発見。放任野菜の最たるものなので公表したくないのだが放任農法の成果でもあるのだ。低カロリーなのでダイエットに好評だ。これはミニトウガンつまり「沖縄冬瓜」だったようだが、それでも持つとずっしりの重さがある。

                

 果実の皮に白い毛があるのはまだ熟成が足りていない。しかし、収穫が遅いとカラスやイノシシに先に食べられてしまうので、いつ収穫するのかの判断が難しい。案の定、カラスやタヌキらしき歯型が残っている物もあった。さらに、草刈機の刃が冬瓜を削ってしまったものもあった。(これは和宮様には内緒だよ)

       

 俳人・村上鬼城の「冬瓜のころげて荒るる畠かな」という俳句がぴったりのわが畑だが、寒さが急速にやってきただけに、温かい煮込みのレシピに冬瓜はあっている。冬まで保存できるというが歯が弱いオイラには、そろそろとろける冬瓜を胃袋に迎えたいところだ。

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炎天下での戦後処理?

2020-08-14 22:44:58 | 農作業・野菜

 ぱたりと止まったイノシシの猛攻は畑を荒野に戻してしまった。とりあえず、倒されて放置されていたピーマン・シシトウ・甘長トウガラシの苗を植え直す。再びの来襲に備えて、竹支柱の残骸でまわりを保守する。目くらましの術だが効果はわからない。

   

 次に、新しい竹支柱で周りを囲みネットで保護する。この程度ではかんたんに突破されることはわかってはいるが、まずはの応急処理である。最近はシカも来るので上からの防御も必要になってくる。パプリカも実が着きはじめているが果たして色づくのだろうか心配ではある。まずは、生きている野菜の立て直しに力を注ぐことから始める。

           

 イノシシ被害の戦後処理は今もって終わらない。イノシシが住める森づくりをしなければこの攻防は終わらない。被害だけが強調されるのはそれはそうだが、太平洋戦争の被害と同じで、日本は被害者ではない。加害者であったことを認めたくない風潮が今もって支配する。官も民も軍も一体となって戦争遂行をした責任はどこへ消えたのだろうか。責任を取りたくない軍部の体質は、戦後の今の政治・行政・国民・マスコミすべてに浸透している。つまり、責任の所在を考える思考を停止しお笑い芸人のチャンネルに脳髄を漬けこんでいるわけだ。

 イノシシも「俺たちの森を返せ」と狼藉テロを働いているのに違いない。だからオイラは不満をいいながらも炎天下で粛々と戦後処理をしているってわけなのだ。森を市場化して森を破壊した林野庁はいまだに軌道修正できないでいる。CWニコルの森づくりの意味が日本の中枢に伝わらない。

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