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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

キウイの剪定完了

2023-02-01 22:12:37 | 農作業・野菜

 キウイフルーツの収穫は毎年、霜が降りる前の文化の日・11月3日前後に行っている。今回も4日から始める。例年よりやや少ないもののほぼ順当な収穫となった。放任栽培で摘果もしなかったので大きさもやや小さい。とはいうものの、そのキウイは毎朝の野菜ジュースにリンゴやニンジンと並んでいまだに活用されている。

   

 キウイの剪定と牽引には少なくとも4日はかかる。今回も同じくらいの日程がかかった。剪定した枝は足の踏み場がないほどその棚下に転がった。いずれ、焚き火にくべられることになったり、小さい枝はそのまま肥料になっていくので心配はない。ただし、枝がまっすぐでないのが多いので短く切ったり、運搬もいっぱいはできない。手間がかかるのが難点。

   

 剪定を終え、空に向かっていた枝も牽引され、棚上のジャングルはとりあえずなくなった。しかし、春から夏にかけてはあっという間にジャングルが復活してしまう。キウイの生命力はありがたいことにおそるべしだ。オイラが子どものときにはキウイはまったくなかったが、昭和40年代から輸入が始まり、国内生産も急速に始まった。栄養価も効能も申し分ない食材だが、当中山間地では放任されたキウイジャングルが少なくない。以前、ボランティアでそういうキウイジャングルの剪定を手伝ったが、一日ではとてもできなかった。

           

 キウイの次には、ブルーベリーの剪定が待っていた。ブルーベリーもほぼ放任状態だったが、時期的には野菜ジュースの主力にもなるので、剪定と肥料だけは行っている。ただし、シカがブルーベリーの葉や樹皮を食べてしまうし、ときどきイノシシが土壌のミミズを狙って荒しまわるのでやはり防獣柵をやらなくてはいけないが、なかなか手が回らない。

 なにしろ、寒風の中の作業は厳しいものがある。2時間もやれば手も足も硬直して冷たくなる。強風で帽子がたびたび飛ばされる。やはり、春は待ち遠しい。

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拝啓 !! 毎日干し柿をいただいております

2023-01-16 19:59:32 | 農作業・野菜

  昨年11月末、近所から「渋柿が大量になっているから収穫に来ないか」と誘われ、さっそく何人かと収穫させてもらった。わが家だけでなんだかんだ段ボール4箱分 となった。干し柿にした柿は大小合わせて300個以上はあったかと思う。

 おかげで年越しした現在も、毎朝、干し柿を食べるのが楽しみとなっている。作成した和宮様もその大変さも吹き飛んでしまうほどの満足度のようだった。食べるたびにわかってはいるのに、「うま~い!!」を連発してしまう。いまは、冷凍した干し柿を取り出していただいている。近所の方に感謝・感謝あるのみだ。

        

 干し柿にはしたものの、まだ残ってしまった渋柿があった。そこで、簡単にできる「柿酢」を作ることにした。保存瓶にへたを取った渋柿を放り込むだけ。呼吸できるように蓋はせずに「リード」のペーパーで蔽いをして輪ゴムで止める。瓶を部屋の片隅に置いておく。うまくいけば、野菜ジュースにも使えるはずだ。

          

 以前、甘柿で柿酢を作ったが表面に白いカビのようなものができたので処分してしまった。しかし、このカビは酵母菌でむしろ有用な菌だったのだ。残念、この菌をかき混ぜていれば成功していたのに。知らないことは恐ろしい。もし、黒・赤・緑のカビだったら、それは腐敗菌なのでこれはあきらかに失敗ということで処分しなければならないが。

   

 先月、隣の集落の古民家に吊るした干し柿の風景が絵になっていた。渋柿は甘柿より糖度が高い。タンニンがそれを邪魔するので、干すことで糖度が活きてくるという。

 また、残りの渋柿の外皮をきれいに保存さえしておけばそのまんま完熟する。すると柔らかい甘柿になっていく。最近その完熟の渋柿すべてを完食することができた。甘さは焼酎漬けとほとんど変わらない。これなら、オイラのようなグータラ教信者にはぴったりだ。恥ずかしながら遅い目覚めだが、「渋柿隊」の価値の深さがやっとわかってきた。

 

 

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根っことの格闘ひと月

2022-12-26 21:34:19 | 農作業・野菜

 畑の隣に挿し木で育てたアジサイとローバイの植え込みがある。忙しくて手付かずのせいで全体がススキの解放区になっていた。入り口から進入することすらできないでいた。そこで、意を決してススキを除去することにした。

  

 今までは草刈り機できれいにしたはずだったが、いつのまにかふりだしに戻ってススキ畑になってしまう。だから、根っこから排除しなければならないというわけだ。そこで鶴嘴を駆使して始めたがなかなか手こずる。その根っこの下に地下茎がありそこも除去しないとまた芽が出てしまうからだ。

  

 しかも、ススキの根だけではなくアケビの根もなかなか厄介だった。完全には採りきるには全面的に穴掘りが必要なので、そこは妥協して鶴嘴と鎌の届く範囲に限った。これらの根っこは焚き火の刑の対象となった。その灰はもちろん畑にまかれた。

   

 以前、ここから掘り出した石が見えてきた。一人では持ち上げられない大きさ・重さだ。転がしたり鉄棒で移動させてきたものだ。腰掛け石にはぴったりだ。ここに腰掛けてアジサイやロウバイの花を鑑賞したいというわけだが、今まで草ぼうぼうではできなかったというわけだ。

  

 なんとか、ススキは完全に除去された。今年の春・初夏には花を愛でることができそうだ。アジサイはなんとか可能だが、ロウバイはまだ花が咲くまでには生育していない。外柵をしないとシカが侵入して葉を食べてしまう。アジサイの葉は毒だと聞いていたがそうとは限らないということも学んだ。

  

 春近くにはもう少し植樹してもよさそうだと欲も出てきた。小さな挿し木のアジサイやロウバイがまだ手元にあるのが心強い。ただし、花をつけるには数年後となる。とにかく、このコーナーがすっきりできたのは精神的にも大きい。しかし、安心しているところに、冬の突風が吹きこみ周りの外柵の一部が折れたり曲がったり倒れてしまった。またあわてて、修繕に走る。完璧でないのが素人感覚の良さだと言い訳をしながらなんとか形にする。

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野生化した実を昔の先端機具で

2022-12-05 20:42:08 | 農作業・野菜

 「温暖化」とはいいながらも、畑の野菜のいくつかは霜でやられていた。そこで、気になっていたエゴマ・エビスグサ・ハトムギをあわてて収穫する。すべて、畑の界隈で野生化しているつわものだ。ハトムギだけはそのこぼれ苗を畑に移植したら、見事畑の入り口がジャングル状態になってしまった。畑に行ったときはかき分けたりくぐったりしながら突入しないと畑に入れない。

  

 9月には青かったハトムギの実が、10月中旬には黒くなってきた。しかし、白や緑の実があったりしてまばらなだ。収穫のタイミングが難しい。この黒い実が7割くらいなら収穫だが。畑の外にも野生化しているので、場所によって成長具合が違っているので収穫の判断がいつも迷っていた。

   

 足踏み機と唐箕を今年初めて使用する。バケツ一杯分の実が収穫できた。すぐに、「唐箕」で実とゴミとを仕分ける。しかし、唐箕もガタがきていてその振り分けが不十分だった。しかも、熟していない緑や白の実も除去しなくてはならない。去年は15粒くらいの種を撒いたら、こぼれ種がかなり芽を出して、実を数十倍にしてくれた。それはハトムギの生命力の確かさを証明するものだ。

 外皮を剥いてご飯といっしょに炊きこみたいところだが、その外皮を除去する機械がない。とりあえず、実を焙煎してハト麦茶をやるのが順当だろうということになる。

  

 次に、ハブ茶原料の主要食材のエビスグサを収穫する。こちらは畑で勝手に成長してしまったものだ。人間の手で移植や肥料を一切やらずに、すべて自前で実をつけたのが素晴らしい。ただし、一週間ほど収穫が早かったようでカラカラと莢の中の実が鳴らない。

  

 したがって、すぐ実を採らないで天日干ししたほうがいい。何事もあわてると判断が狂うことになる。というのも、足踏み機や唐箕をごそごそ出すのに手間がかかるので、一気にやろうというこちらのやましい焦りが玉に瑕だ。また、エゴマの収穫もしたが、こちらは反対に収穫が遅かった。来年はエゴマのこぼれ種で悲鳴を上げるかもしれない。

 アウトドアの達人からいただいた足踏み機を頑丈に修繕したのはいいが、重くて一人では持ち上げるのが大変だった。つい数年ほど前なら持ち上げられたのに。後期高齢者に指定されてしまったからだろうか。

    

 「エビスグサ」の実を焙煎してお茶にする。麦茶より味が濃厚なのでハトムギとブレンドして飲むとうまい。エゴマの種はそれより小さい。ここから油が採れるというが本当かと思ってしまう。エゴマもフライパンで焙煎する。それをすり鉢でつぶしてゴマと同じようにして食べる。ご飯・おにぎりやホウレン草などのおひたしにかけるとコリコリして、得をした気分になる。これからがより地道な作業工程に突入することになりそうだ。

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砲弾を収穫す!??

2022-08-29 21:31:30 | 農作業・野菜

 畑のあちこちに「冬瓜」(トウガン)の苗が縦横に勢力を伸ばしている。どうやら、生ごみの冬瓜の種があちこちで芽を出し、わがぐーたら農園を開放区にしてしまったのだ。しょうがないので、芽が出た苗を畑の畝に移植するがとても間に合わない。したがって、あちこちに砲弾のような実が熟し、無造作に転がっている。

 

 沖縄冬瓜だと半分くらいの大きさで食べるには程よいが、これだけ大きいと少ない人数では消化しきれない。そこで、どんどん近隣や知り合いに食べてもらうことになる。表面に白い粉(果粉、ブルーム)ができると収穫の合図だ。また、表面にはひげのような毛があるが、素手で触ると痛いがそれがなめらかになりツルツルになるとまさに収穫ゴーサインだ。

         

 体重計で重さを測ったら、8.1kgもあった。長さも50cmくらいもあった。これを食べるには確かに手ごわい。ただし、低カロリーのうえにカリウム・ビタミンCが豊富で、夏に疲れた胃を優しくケアする優れモノだ。

  

 毎朝飲んでいる野菜ジュースには、今は人参・リンゴと一緒になくてはならない野菜ともなっている。ここに、収穫して冷凍のブルーベリーもブレンドする。和宮様じきじきのお手製生ジュースなのでうやうやしくいただく。

 プーチンも破壊的な砲弾ではなく、方針転換して冬瓜をウクライナに発射すれば喜ばれるかもね。

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ようこそ「ハーブ・レストラン」に!?

2022-07-16 08:52:35 | 農作業・野菜

 定まらない雨模様がぴたりと止まったとき、ここぞとばかりに「ハーブレストラン」に群がった昆虫たちだった。常連らしい「ウラナミシジミ」がハーブの花を忙しく徘徊する。いつのまにか野生化してしまったハーブの生命力がまぶしい。植栽してもなかなか思うようにならなかったのに。

             

 アールヌーボーの曲線的な波模様とアールデコの直線的な幾何学模様とを合わせ持った翅を見せつける。よく見ると、突起物の尻尾も見えた。画像では不鮮明だが、橙色に黒の斑点が鮮やかだ。

  

また、シジミチョウの代表選手である「ヤマトシジミ」も遅れじとやってきた。ヤマトシジミというと、貝にも蝶にも同姓同名だから、似たもの同士ということにもなる。裏翅の目玉模様は草間弥生女史を意識したのだろうか。表翅は地味な灰色だが、夏型のメスのようだった。

 オスはおしゃれなブルーの空の色、なかなか翅を拡げてくれない。

  

 チャバネセセリも参入していた。名前の「せせる」とは、尖ったものでかき回すようすが、口吻で蜜を吸う仕草が似ていることから、「セセリチョウ」となったという。セセリチョウを狙っていた蜘蛛は捕獲の機会を待っていたが不発のようだった。

 斑紋の模様からスジグロチャバネセセリとかホソバセセリとかに同定しようとしたが、図鑑からは同じものは見つからない。素人からは新種かと言いたいほど、同定に数時間かかってしまったが結局わからないままだ。

   

 そのうえさらに、「泥バチ」も来ていた。ドロバチはチョウやガの幼虫を捕獲してそれに麻酔をかけ、生きたまま泥の巣に閉じ込め産卵して入口を封印。するとドロバチの幼虫はそこで青虫を餌にして成長していくというわけだ。

 ドロバチも個体差や混血が多く、同定には混乱があるようなので深入りはしない。ということで、はみ出して野生化したハーブが昆虫のレストランとして大きな役割を果たしていた。ちょっと歩くのには邪魔なんだけどー。

 

 

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ジャガイモを収穫したが…

2022-06-10 22:35:53 | 農作業・野菜

 先日、ジャガイモをすべて収穫する。購入した種芋は男爵とアンデスレッド。昨年保存しておいた種芋のメークイーンは少なかったので、今回の収穫量はわずか。いっぽう、昨年美味しかったアンデスレッドは種芋をしっかり確保しておいたので、今年もそこそこ収穫できた。ここ数年、ジャガイモの若葉を食べてしまうシカがいることが分かり、ジャガイモは防虫シートのトンネルをしたことでシカからの被害はなくなった。

             

 ということで、アンデスレッドをダッチオーブンに入れて焚き火で焼いてみた。期待通り、うまかったのは言うまでもない。ジャガイモをアルミホイルで包んだのも、焦げずに食べられた要因だ。

   

 昨年種芋にしたシャドウクイーンとアンデスレッドも購入したものと変わらないくらい元気だった。紫色の「シャドウクイーン」も王道の「男爵」もほぼ失敗無く掘りあげられた。画像はその一部だが、連作障害の影響はなかったようだ。「自然菜園」を提唱している竹内孝功(アツノリ)さんは、ネギとジャガイモとの交互連作を勧めている。ネギの根に住む共生菌が土中の病原菌を減らしてくれるという。また、一株おきに混植しても有効だという。今度、やってみたい。

            

 しかしながら、アンデスレッドの一つの畝では野ネズミの食害が半分近くあった。昨年収穫したアンデスレッドのせいだろうか。いや、近くにモグラのトンネルがあったというのが真相のようだ。ネズミによる感染症が心配だったが、齧られたところをカットしてしっかり焼いたり蒸かしたりして食べている。

 どうせ食べるなら、丸ごと食べてくれればいいのに、サルと同じく「ちょっとだけよ」の食べ方が不満だ。ほかの畝では食害はなかったが、これほどの食害は初めてだった。

  

 今年購入し収穫したアンデスレッドは一部をまた種芋にする予定だ。次回は種芋を買わなくてもいいようにしたい。

 なお、ジャガイモの保存は、土中に入れておいて乾燥した杉の葉を敷き詰めるとネズミは嫌がるとか、リンゴと一緒だとジャガイモの発芽を抑えられるとか、参考にすべき保存法がいろいろあるのが分かった。いずれにしても、モグラトンネルを避けてまずは野ネズミには「チュー意」しなくちゃね。

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イヌブナだった

2022-04-18 22:58:52 | 農作業・野菜

  バタフライガーデンに少しづつ手持ちの植木を定植している。その途中で、名前がわからない小さな木があった。早春には芽が出てきて今月には葉も伸びてきた。柔らかい葉の質感も春らしい萌黄色も魅力的だった。はて、どこで入手したのだろうか、すっかり忘れている。

 まずは図鑑で調べてみたら、「イヌブナ」だった。若葉のせいか、白い軟毛も目視できる。

             

 葉の基部が左右対称でないはずだが、比較的左右対称のように見えた。ひこばえが多数出ていたのを高尾山で確認したことを想い出した。いわゆる「ブナ」と「イヌブナ」の違いは、ひこばえがあるかないかが大きな違いだ。葉だけではなかなか同定できない。さて、まもなく定植したいが、成木になると背が伸び過ぎるので、電線に触れない場所を確認しなければならない。

        

 庭の「ヤマブキ」が開花している。わが家のヤマブキは「ヤエヤマブキ」だが、一重のヤマブキも魅力的だ。国道沿いの側壁には桜に代わり今を盛りにと、見事な春を謳歌している。花の少ない国道にこのシンプルな「ヤマブキ色」を見た時の衝撃が忘れられない。

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川床を掘っているようだった

2022-04-01 21:50:40 | 農作業・野菜

 ネギの苗を購入したので苗床を急遽掘ることになった。いつもよりやや深く溝を掘り出していたら、向かいのおばあちゃんが「堆肥がいっぱいでいい土になったね」とほめてくれた。確かにミミズも多くなったものイノシシがたびたび侵入し、今のウクライナの侵略された町のような荒涼とした畑ともなった。イノシシが来なくなると葉物野菜の収穫が順調となった。しかし、深さ30cm以上を掘り出していくと次々拳大の石にぶつかった。

      

 そう言えば、ここを初めて畑にしたときは石の捨て場ではないかと思ったほどの場所だった。10年以上たった今、石だらけだった過去の状態をすっかり忘れていた。鍬は役に立たず、ツルハシが頼もしい農具となった。尖がっているほうで掘ってみると次々石に当たり、手がしびれることもたびたびだった。まるで、川床をツルハシで掘っているような感覚だった。

       

 さいわい、片手で持てるくらいの石がほとんどだった。以前は掘り出すのに一日がかりかかった大きな石もあった。その石は今では座るのにちょうどいい石となって近くに転がっている。掘り出した石はもちろん山へ至る階段の敷石に使うつもりだ。

 けっきょく、二日がかりの穴掘りになってしまった。なんとか穴を掘り終わり、堆肥を入れて枯れたススキも漉き込む。数時間で終わるはずだったのに、二日もかかってしまうとは、想定外のドラマに嵌められる。農作業も人生も戦争も想定外の陥穽に満ちている。

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キウイ剪定ビフォア・アフター

2022-01-21 19:50:43 | 農作業・野菜

 キウイの棚上はジャングル状態になっていた。ミツバチなどが極端に少なくなってきているせいもあるが、秋の収穫は少なかった。今年は生り年のはずなので、このジャングル状態の剪定に着手することにする。天は蒼天の晴れではあるが、風は冷たい。

  

 今までは伸びすぎを適当に剪定していたが、今回は雌雄の枝を考えながら、1本しかないオスの枝が満遍なく広がっていくように注意した。といっても、ぐちゃぐちゃ状態の枝をバサッと伐るのは意外に勇気がいるものだ。

  

 剪定していると空間がありすぎる所と混んでいる所とがどうしても出てきてしまう。棚を支えている単管パイプもあとから追加したのもあり、サイズも違うのでいかにも素人らしい景観だ。技術はないが日照・通風の良い仕立てになることを願う。もう少し、摘果ができるといいのだけれど、これも勇気が必要だ。

   

 それでも、なるべく古い枝は新しい枝に時間をかけて更新していく。昨日の午後は、痛いくらいの寒風が吹くのでさすがに中断した。それでもなんとか少しずつ剪定していき、正味5日くらいかけてやっときょう終了を迎える。作業としては、小さな剪定ばさみでやるより長い刈込鋏でやるほうが効率的であることがやっとわかる。

 閑話休題。「病む口にキウイのかけら銀の匙」(ルイ/「川柳月組コミュ」から)。川柳というより俳句並みの含蓄ある作品に驚く。

 

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