寒風がつらいが、日向は暖かい。そんな畑に突如飛来してきたセグロセキレイ。あわてて陰に隠れてカメラを向ける。いつも突然現れるのでカメラに収めることができないでいた。姿も色合いも凛々しい。
世界的には珍しい日本固有種の留鳥。「セグロセキレイを見るなら日本へいらっしゃい」ということになる。内陸部の水辺によく見かけるが、ハクセキレイと似ているのでいつも苦労する。体形の白黒の度合いが微妙だからだ。
「キセキレイ」もときどきやってくるが、それは胸復部が黄色いのですぐわかる。セグロセキレイとハクセキレイとの違いを確認してみる.
一番の違いは、頬の色が<セグロ>は黒いが<ハク>は白い。
背中の色は、<セグロ>は通年で黒いが<ハク>は灰色(ただし冬)。生育場所は、<セグロ>は内陸部の水辺に多いが<ハク>は広域で河口にも多い。
残念ながら、セグロセキレイはやはりすぐにいなくなった。冬の畑はエサが少ないだろうな。