わが家にのそのそ歩いていた「クサギカメムシ」を捕捉。こいつを潰すと臭いニオイを出すので有名だ。クサギの木にいたのでついた名前だ。2018年2月、自動車1万台近くと機械を積んだ3隻の運搬船がニュージランドへの上陸を拒否されたことがある。つまり、車の隙間にクサギカメムシが発見されたのだ。ニュージランド当局はキウイフルーツなどへの食害を懸念しての措置だ。へたすると、数百億~数千億の経済被害ともなる。
人工構造物への適応が柔軟で、冬は人家のなかにも侵入する。わが家も利用されたわけだ。成虫は茎や葉ばかりか果実も食害するので果樹農家からはマークされている。幼虫はイチイ・スギ・サクラなどを栄養源としているが、わが家周辺にはたっぷりその樹木がある。背中の模様はなんとも貧相な目立たない模様だがこれもカムフラージュ戦略なのかもしれない。いよいよ、カメムシとの格闘もはじまる。