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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

里山づくりで巣箱を

2012-12-08 20:32:21 | 野外活動
 寒風が吹きすさぶなか、ツガル博士と山里に向かった。
 ツガル博士は杉だらけの山林に広葉樹を増やし鳥や虫たちの楽園を作ろうと黙々と月1回の活動を一人から始めている。
 まずは野鳥の巣箱を設置する。

       
 30cmほどの棒とロープだけのはしごに乗る。
 身の軽い博士はてきぱき作業に入る。

             
 見事、巣箱の設置に成功。
 博士みずから制作した巣箱だ。

                  
 オイラはキツツキなどの野鳥を呼ぼうと、あえて枯木づくりをする。
 巻き枯らしといって、樹皮を剥ぐのである。
 ハグではない。

                       
 次に博士はツリークライミングを始めた。
 遊ぶのかと思ったら、以前設置した巣箱が野鳥に利用されたのかを見るのだそうだ。

 
 慎重にロープを登っていき、5mほど上にある巣箱を点検。
 箱の中には枝が敷かれており、利用しているのがわかった。
 さすがに嬉しそうな博士。

 一人で始めた里山復活作戦。
 援軍を募集中だ。
 そうなんだ。

 「ひとりから」
 これが大切なんだ。
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5日連続の雨でも天使はめげない

2012-08-15 21:59:00 | 野外活動
    
 山が隠れた。
 といっても、谷から湧き出す霧が山を消したのだ。
 お盆の5日間の連続雨模様は大人の気分を憂鬱にする。

            

 しかし、天使はいのちそのもの。
 多少の雨でもめげずに茹でたジャガイモを水で冷やしている。
 昨日の「野のお弁当づくり」も天使だけで作成している。

                    
 冷えたジャガイモの皮むきをする。
 巨大じゃがいも「どーもくん」をみんなで食べることにする。
 雨が少しでも止むとゲリラチックに道や畑にくりだす。

 初めて天気が良くなり星がちらほら見えてきたころ、天使たちは東方に帰っていった。

 来年度は近くの小学校が閉校になる。
 子どもの声がなくなった中山間地に一時的ではあれにぎわった瞬間だった。
 人を育む豊かな中山間地から学校がなくなることは、日本の学校機能そのものが麻痺していることは言うまでもない。

 終戦記念日のきょう。
 「ほんとうのこと」を振り返る日でもある。
 自然の中で天使のいのちの躍動が充満する。
 それを生かす教育力を地域にとりもどさなければならない。
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行楽地でなく中山間地への選択

2012-08-14 15:49:05 | 野外活動
 きょうもまた、朝から雨が降り続いた。
 昨夜のスコールで朝は隣の道路の一部が川になっていた。
 それでも、小さな天使たちは朝から元気が良い。

 簡単なクラフトをやろうと雨プロの準備はしたが見事にうれしい杞憂となった。
 昨夜のカレールーの容器を使って野のお弁当を作ってくれた。
 ほとんどこちらからの指示もご機嫌伺いもないのが素晴らしい。
 午前中はそうした子ども自身の世界に支配された。

     
         
               
 雨が一段落した午後、キリギリスが「くるくるパン」の残り物を食べているのを発見。
 なかなか逃げないので被写体になってもらった。
 虫が苦手の天使たちも勇気を出して触ってみたり、パンを食べる様子を観察したり、のひとときを楽しんだ。

 雨に暮れたお盆のひとこまだったが、天使にとってもまわりの大人にとってもワクワクの日となった。
 「行楽」を捨て、「田舎」に帰るべし。
 
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雨にもめげず、作る・食べる・食べる!?

2012-08-13 19:48:17 | 野外活動
 
一日中、梅雨のような連続的な雨。
 わが道草庵のバロック風建築、いやバラック風迎賓館では、この雨にもめげず朝から幼児の工作が始まった。
おとなは切り株の「きこりのローソク」でお湯を沸かし、コーヒーを楽しむ。

       
                      
 釘を打つのも上手になった。
 なんと1時間くらい飽きずに工作が続く。
トタン1枚の隣はスコールあり、小雨あり、霧雨あり、雷鳴ありの雨三昧。

           
                       

東方から来た二人の天使の天真爛漫な姿から、行楽地とは違う中山間地での楽しみ方の本髄が見えてくる。
 ちなみに、昼食は畑のトウモロコシ定食、夕飯は畑の野菜が入った鹿肉入りカレーだった。        
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雨でも七輪、胃は膨満に

2012-06-16 19:56:21 | 野外活動
 一日中の雨。
 昨日のジャガイモ収穫を記念し?久しぶりに焚き火クッキングをしようとなったが、雨天で断念。
 そこで、ガレージで七輪遊びを始める。
 雨のなか道草山のハチクを採りに行き、七輪の上で皮ごと焼いてみる。
 柔らかいタケノコは炭火の遠赤外線を内包して旨味を仕上げる。

 さらに、和宮様によるとりたてジャガイモの茹でたり、炒めたりのクッキングへ。
 そのうちに、畑の春菊がそのまんま食卓に乗せられ「春菊サラダ」になっていく。

                 

 すると、七輪のエビがこんがり匂いを撒き散らす。
 また、淹れたてコーヒーがガレージ内を馥郁とする。
 しばし、雨を忘れ、野鳥の声に耳を澄ます。
 アオバトの声を確認したころ、梅雨に清められた茶畑が凛と輝く。

 こうして日本の緑がよみがえる。


 さて、こんな光景が大切にされるよう、「脱原発」に政治生命をかける政治家はいないものだろうか。
 菅直人が恐怖した放射能による首都疎開の可能性は幻想だったのだろうか。
 「国民生活第一」の理念は目先の利害に汚染されてしまった。

 いつのまにか、「舞台の上の総選挙」に一喜一憂している間に、「平板な日常」が放射能を隠蔽していく。

 美しい日本の緑を「平板な日常」がじわじわとかすめとっていく。
 そうして、「バーチャルな日常」が市民権を得ていく。
 バーチャルが日本人の大脳を支配しようとしている。
 それは「オーム」ほど派手ではないが、心の内側から潜行していく。
 
 雨と静かに合唱する緑。
 それだけはいつまでもさわやかだった。
 
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ずりだし研究学会一行無事到着!?

2012-04-29 01:06:55 | 野外活動
 昨夜、オイラの山菜の師匠及び「ずりだし研究学会」研究員がわが家を訪れた。
 関東から「新東名」経由でスイスイ春野へ無事到着。

 さっそく、「ずりだし」の作り方を研究したのであった。
 基本は焚き火。
 一気呵成に鍋の熱湯にうどんを投入するのだが、ファイヤーキープが決め手だ。

         

 7・8分くらいで「ホウレンソウ」も投入。
 その間に、おわんに生タマゴ・醤油・カツオブシを入れておく。
 これが基本。

 あとは茹だったうどんとゆで汁を入れていただく。
 これが奥多摩秘伝のずりだし料理だ。
 おそらく、山の民が山仕事に間に食べる料理方法に違いない。

                  

 冬にはこのあったかいずりだしがサイコー。
 ホウレンソウのかわりに山菜を入れればさらにグー。
 研究員はその様子をカメラにおさめたり、味の感想を分析したり、喧々諤々の論議となった。

 脱線した話のほうがもちろん多くなってしまったが、おいしい春野茶を飲んで例会は終了した。
 しかし、研究員の一部ははいつのまにかデカイいびきをかいて寝ていたのだった。

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夏は野外だ !  ナイトファイヤーだ!

2011-08-10 21:40:11 | 野外活動
 ここ数日のファイアーキーパーは東京から馳せ参じたケンケンだ。
 黙っていても、すぐさまマロンさんが作ったカマドに火をつけ、足りなければ黙々としぶとい薪にマサカリを入れる。

 そのうえさらに、焼肉・焼トウモロコシやカレーライスづくりに汗を流す。
 その合間に、幼児の子育ても手を抜かない。

 行楽地に身を任すのではなく、鄙びた田舎で汗を流すことに潔い。
 こうした若者に久しぶりに会えたことが快感である。

 毎日燃やされる焚き火の炎は、そんな汗臭い選択を祝福しているかのようだ。
 バーチャル支配の今日の日本。
 その現状にたいして、流れる汗と煙たさで対峙する身体がある。
 このリアリティーがこれからの生きる原点を教えてくれているような気がしてならない。
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燻製にアマゴご飯でゴメン

2011-03-19 20:29:59 | 野外活動

 突然、マロンさんが燻製をしたいということになった。 マロンさん所有の燻製器がわが家にあるので庭でイノシシ肉・ササミ・ベーコンなどを4時間ほどかけて燻すことになった。

 燻製ができるまで時間があるので、アマゴの炊込みご飯もつくってみた。 畑の白菜を入れた味噌汁つきで。

 

                        

 アマゴ炊込みご飯は、全員お代わりを連発しそうな気配だったが、さいわい人数分しかなかったのでなんとか喧嘩はおきなかった。 さすが民度の高い日本人である。

 腕をふるった和宮様に感謝でーす。アマゴの甘露煮を使うとほぐすのが簡単だということと、旨味もバッチリということで、4月のコンサートでも採用する予定だ。

 天気は秋のような紺碧の空だったが、風がえらく強く、皿が飛んだり、屋根の樋もはずれてしまった。 燻製はどれも煙の独特な味で大成功。 やみつきになりそうだ。 

 青空の下、ボランティア仲間の6人がムラサキイモの焼き芋、畑のナズナ(つまりペンペン草)の和え物、焼いたサンマ・イカ、シカ肉の焼肉等にもコーヒーとコラボしていただいた。   またもや、たらふくの贅沢三昧。 時勢がら、この幸せを東北関東大震災に反映させようと、まずはコンサートで義援金を集めようという話が出た。 罪滅ぼしですね!? 

 

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試食できる日々に感謝

2011-03-13 19:50:13 | 野外活動

 非常事態の日本列島。 そんななかで、またまた「シシトン竹鍋汁」の試食をした。  だし汁をカツオ味とニボシ味にしたが、大きな違いはなかったようだ。

 また、竹鍋に入れる食材の分量を和宮様を中心に確認もした。 少しずつ前進している。 昨日の大規模試食会といい、きょうの数人の試食会といい、パンパンの胃がビックリしている。

                

 いただいた皮手袋を使って、ダッチオーブンで焼き芋をやったが、火力が強すぎて二度とも不合格。 おき火くらいの火力だと、旨味も出てくるのだが、半分以上が炭と化した。

 日本の危機的な激甚災害のなかで、こうした暮らしを重ねられることに感謝するとともに、被害のあった方々に言葉もありません。 なんらかのアクションをしようと思っているところ。  合掌。

 

                       

                 

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桜植樹に手打ちそば

2011-03-12 18:55:32 | 野外活動

 みっちゃんの山へ桜の植樹をしようと、23人が集まった。 そのメンバーのなかに手打ちそばの名人がいて、植栽を終えたボランティアのために舌鼓をうたせてもらった。

 天ぷらには、フキノトウ、ゴボウ、マイタケ、シイタケが揚げられ、炊き込みご飯には、アマゴ、ニンジンがはいっていた。 この炊き込みご飯は、4月9日に主催するコンサートのときに出される昼食だ。 つまりは、試食の会でもある。

 それぞれの晴れ晴れしい無償の労働が素晴らしい。 暗い世の中でも、かくも素敵な大人たちがいるではないか。 こうした心意気をマスコミも意図的に取り上げてもらいたいものだ。

 いっぽう、史上はじめての激甚災害が、さらに原発による放射能拡散の疑いが報道されている。  やはり、容量を超える人間の欲望への警告にちがいない。

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