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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ブルーベリーへの遅ーい追肥

2020-11-29 21:04:56 | 野菜・果樹

 ほんとうは、収穫を終えたブルーベリーに「お礼肥え」を9月頃するべきだった。それを何とか重い腰をあげて二か月遅れで追肥する。恥ずかしい。言い訳すれば、ブルーベリーの周りの雑草の草取りから始めなければならなかったのでついつい後回しにしてしまったのだ。収穫した実はちゃっかり食べてしまったのに。そのほとんどの苗は、今年亡くなった畏友セニョールさんからのいただきものだった。申し訳ない。

  

 ブルーベリーの草取りにちんたらしながら4日間はかかってしまったが、熟成木材チップの肥料をたっぷり施す。これもほんとうは、枝の先端の範囲を輪状に撒かなければならないのについ直下の根っ子に撒いてしまった。慌てて焦るとこういうことになる。ヒコバエの一部は根切りもした。よく見ると、根っこが周りにけっこう伸びている。成長はゆっくりだがしっかり大地を捕まえている。肥料過多が今度は心配になる。ぐーたら農法は相変わらず右往左往の前途多難だ。セニョールさんの愛情に甘え過ぎてしまった。そうして、ときおり先輩の叱咤激励が心の底から聞こえるよ。

 

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草むらからトウガンを発見

2020-11-10 21:45:28 | 野菜・果樹

 草刈に追われる日々だ。イヌタデ群落は赤い種をまき散らそうと勢力拡大にやっきだ。「そうはさせじ」と、赤い実を狙って刈込にかける。そんなとき、忘れていた「トウガン」(ウリ科)を草むらで発見。どこに植えたかさえ忘れるほどの無責任農業の証明になるが、三個もあった。小さいのは草刈機の傷がついてしまった。皮だけのものは動物が食べてしまったもののようだ。目立つところに実をつけたものは小動物の目標になってしまう。その意味で、草むらに疎開したのは正解だったのだ。

 毎朝飲んでいる「野菜ジュース」にいよいよ冬瓜が参入した。なにしろ、水分が95%もある。また、鍋にも登場した。低カロリーだがビタミンCなどの栄養もある。グータラで申しわけなかったが、ありがたくいただく。

 

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キウイフルーツをすべて収穫

2020-11-01 22:01:23 | 野菜・果樹

 気温がずいぶん下がってきたので、急遽キウイフルーツの実を収穫することにする。午前中は和宮様も首のヘルニアの退院後にもかかわらずはりきって参戦、夕方には無事全てを収穫。今年は生り年のようで例年より実が多い。棚下を草刈りしていたのでスムーズに収穫作業も完遂できた。

                

 隣の茶園で伐根作業をしていたAくんにも篭いっぱいお裾分けすることもできた。なにしろ、栄養価は果物の中でもトップクラスで、素人でも無農薬でも十分育つという優れもの。摘果を十分しなかったので小さい実も少なくない。すると、どうしても糖度が下がってしまう。

 世界的にはイタリアが世界一の生産量だが、日本では愛媛県が日本一。ミカン農家が果物輸入による暴落や自然災害などでキウイへと転作している県も少なくない。わが家でこれだけ収穫してもジュースにするとあっという間になくなってしまうのが不思議だ。わが家の健康を支える重要な果実でもある。

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「芽が出てくれたぞなー」

2020-10-29 22:17:10 | 野菜・果樹

 農業の先輩の尾上女史から、「摘み菜」と「のらぼう菜」の種をいただいた。「摘み菜」は静岡市の「稲吉種苗」の種だった。「のらぼう菜」は女史の畑で採れた自家採種したもの。寒さがじわじわ着ていたのであわててイノシシが荒らした畝を耕して種まきする。

                

 すると、和宮様が「かわいい芽がぞくぞく出ておるわなー」と教えてくださった。畝が狭かったので密生し過ぎた芽ではあったが、荒らされた畝に芽が出てきたことにホッとする。画像の左が「のらぼう菜」、右が「摘み菜」。いずれもアブラナ系の菜の花仲間だ。和宮様は、のらぼう菜の熱烈なファンなので朝や夕方にしっかり水を撒いてくれていた。まもなく、間引き作業が必要となる。

                

 女史はそのうえさらに、種がうまくできなかった予備として、似た種類の「夢咲き菜」の苗を持ってきてくれた。「夢咲き菜」は、菊川市に本部がある「遠州夢咲農協」のブランド品のようだ。また、余った白菜の苗もわけてくれた。害獣に押され気味のわが状況に対して、女史のきめ細かな配慮にまたもや頭が下がる。これで、畑から消えていた葉物野菜がよみがえることとなった。これからうまくいけばだけどね。

 「夢咲き菜」と「ハクサイ」の畝も近くで準備しているので、近々植え込みできる予定だ。ただし、害獣が荒らしまわることも想定して外柵を作るほうが忙しい。スローライフはなんと忙しいことか。

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栗干して いまこそ山家 ゆたかなれ

2020-10-01 21:55:58 | 野菜・果樹

 裏山の道草山の栗もそろそろ終わりを迎えている。もう少し草刈りをやればよかったがこのままになりそうだ。ということは栗を見つけるには時間がかかる、見つけにくいということとなる。最近は、イガの図体は大きいが中身が少ないものの一粒が大きくなっている。本来なら、イガのなかに2個ほどの栗があるはずなのに1個しかないというのが多い。人間と同じで樹も老齢になると生産活動が衰微していくということか、それがいのちの宿命、有限であるということなんだろうか。

  

 同時に、イノシシも懸命に栗を食べに来ている。今朝はずいぶん食べたようでこちらの取り分が減ってしまった。話が違うじゃないか。もう少し人間の都合も考えてほしいもんだ。それにしても、上手に栗を食べている。栗を食べたイノシシは肉が旨いのは言うまでもないけど…。

     

 鉱山学者の山口青邨(セイソン)が詠んだ「栗干して いまこそ山家(ヤマヤ)

 ゆたかなれ」という俳句が胸に沁みる。東大教授でもあった青邨の句には出身の岩手盛岡の匂いが漂う。さらに、「いのちの森 栗をひろひぬ 人遠く」も共感できる。縄文経済のわが家にとっては、「拾う」とか「見つける」という行為は主要な生活基盤なのだ。これを失うと自然への感謝とか畏敬とかが人間から削除されていく。

 若いころ共感した若山牧水の歌にも「飲む湯にも 焚き火のけむり 匂いたる 山家の冬の夕餉なりけり」は、いまになってこそ「ほんとうにそうだなー」という実感がある。近ごろの文学も音楽もこうした生活の匂いが削除されているものが圧倒的。時代は進歩しているのか、後退しているのか、それともオイラが取り残されているのか、それを問いながらまずはきょうも生きている。

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一週間遅い栗の実

2020-09-19 22:14:05 | 野菜・果樹

 例年だと今ごろは栗拾いに忙しいはずだ。ところが、なかなか栗が落ちていない。そこでまずは道草山の雑草を草刈機で刈っていく。全身がぐっしょり汗まみれとなる。斜面での作業なのでけっこう足腰への負担がかかる。

               

 しかも、実が小さいのが気になる。3本あった栗の樹も1本は数年前に枯れてしまった。栗も老齢にはかなわないのか。それに、長雨の影響もある。夜中に寝ていると、トタン屋根に栗が落ちるとけっこう大きな音がして目覚めることもある。

          

 その音が大きいと、上の画像のような大き目の栗を確保できる。イノシシもすでに嗅ぎつけていて栗を食べた形跡もある。つまり、雑草に栗が隠れていてもイノシシの嗅覚はすばやく察知してしまう。人間は雑草で栗が見えないと収穫行動ができない。気温がだんだん下がってきたので、来週からは本格的な収穫に入るはずだ。しかし、草刈機の使用で筋肉痛になりそう。こちらも後期高齢者に肉薄してきたので体が軽やかではない。やれやれ…。

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無農薬果樹の優等生「キウイフルーツ」

2020-09-14 22:43:12 | 野菜・果樹

 毎日のように草刈りに追われている。キウイフルーツの周りも背の高い雑草だらけだったのでまずは草刈機の出番となる。次には、いよいよ棚下の雑草を刈りこんでいく。

  

 やっと、棚下に立ち入ることができるようになる。いかにグータラなことをやって来ているのかとおしかりを受けるかもしれないが、これでも全身から汗が流れていくのがわかるほどの有酸素運動なのだ。つまり、これは加齢に対するリハビリなのである。下着を日々数枚は替えてしまうのが普通だ。畢竟、一生懸命やっていると弁明したいわけだ。

     

 今度は棚の上の剪定をする。しかし、枝が波打ってジャングル状態が壁となる。あまりむきにはならずに周りにはみ出た枝を剪定していく。栄養素の充足率はトップクラスのキウイだが、世界的にはイタリアが50万トン、日本は約3万トンというくらいまだ身近ではない果物だ。

   

 今年は「なり年」に見える。小さい果実は摘果しなければならないが、やり過ぎると首が疲れてしまう。果実のザラザラの毛は虫や雨に強いので、農薬はいらないのがいい。放任していてもそこそこできるのでグータラ農業のオイラにはぴったりだ。ただし、「草刈りと剪定は車の両輪であるぞ。手抜きはご法度じゃぞ」と和宮様の叱咤が飛ぶ。「はっ!承知いたしました」と返事だけは元気にする。

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無農薬果樹の優等生「キウイフルーツ」

2020-09-14 22:43:12 | 野菜・果樹

毎日のように草刈りに追われている。キウイフルーツの周りも背の高い雑草だらけだったのでまずは草刈機の出番。次には、いよいよ棚下の雑草を刈りこんでいく。

  

 やっと、棚下に立ち入ることができるようになる。いかにグータラなことをやって来ているのかとおしかりを受けるかもしれないが、これでも全身から汗が流れていくのがわかるほどの有酸素運動なのだ。つまり、これは加齢に対するリハビリなのである。下着を日々数枚は替えてしまうのが普通なのだ。

     

 今度は棚の上の剪定をする。しかし、枝が波打ってジャングル状態が壁となる。あまりむきにはならずに周りにはみ出た枝を剪定していく。栄養素の充足率はトップクラスのキウイだが、世界的にはイタリアが50万トン、日本は約3万トンというくらいまだ身近ではない果物だ。

   

 今年は「なり年」に見える。小さい果実は摘果しなければならないが、やり過ぎると首が疲れてしまう。果実のザラザラの毛は虫や雨に強いので、農薬はいらないのがいい。放任していてもそこそこできるのでグータラ農業のオイラにはぴったりだ。ただし、「草刈りと剪定は車の両輪であるぞ。手抜きはご法度じゃぞ」と和宮様の叱咤が飛ぶ。

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カボチャにトウガン

2020-08-17 22:00:13 | 野菜・果樹

 きょうは浜松市が日本一になった。といっても、最高気温が41.1度になったからだ。正確にいうと熊谷と並んでタイ記録となった。喜んでいいのやら。それほどの暑さが体力を奪う。しょうがないので昼寝をするがついつい熟睡してしまう。

 さて、なんとかカボチャ第1号が大きくなってきた。ここ数年はイノシシ・タヌキ・カラスなどに食べられてしまうことが多くてなかなか口に入らなくなっていた。さっそく、ポリ袋で包んで目隠ししてみる。地上から1mほどの高さにあるので確認しやすい。もう一息で収穫だぞ。

       

 カボチャだと思い込んでいた「トウガン」が雑草にまみれながら実をつけていた。よく見ると葉が違うのだが、人間の感覚は思い込むと思考停止となる。表面のケバケバが取れれば収穫だが、おそらく来月上旬くらいかかるかもしれない。茎をもち揚げると実が5・6個以上ついていた。そういえば、5年ほど前、100個以上収穫して困ったことがあったが、今回はそこそこの収穫になりそうだ。ただし、ここ数年は害獣被害があるので不安感がいつもある。隣の集落には猿が出没しているという。結果はどうあれ、結実は嬉しいものだ。人生もそうありたい。

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茂みの奥から出てきたものは

2020-07-30 21:29:09 | 野菜・果樹

どうにか雨が止みそうにになってきたなか、ぬかるみ状態になっている畑は葉物野菜はとっくに消えている。そういえばと、雑草に覆われている畝で探してみる。たしか、枝豆ができているはずだ。害獣やカメムシから防御できているはずだ。

                  

 「あった!あった!」。雑草をかき分けると莢にぱんぱんになっている枝豆ができていた。1mの背丈にはなっていた雑草を駆除しながら(肥料はばっちりだったからね)、枝豆を探し出して掘り起こしていく。

    

 篭いっぱいに積まれた枝豆に「長雨と雑草からよく耐えたね」と頭を下げる。さっそく、枝から豆を切り離す内職のような作業を行う。和宮様は「莢の両端を切ってから塩茹でしておくと塩がよく豆に沁みるのじゃ」というので、仰せの通りにしていく。そうして、当然夕食は茹でた枝豆が主食となる。食べてみると仰せの通り塩加減がちょうどよい。手と口のピストン運動が止まらず腹がパンパンとなる。 

                

 やっと、ゴーヤ第1号が実った。葉がジャングルのように茂ってやっと見つけ出したものだ。これでなんとか、夏野菜の確かさを確保できそうだ。また、ブルーベリーも碧い実を毎日着けてくれているのも心強い。梅雨明けがやっと迎えられる日が来る。             

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