ソルボンヌの授業で、よく作文を書く宿題が出されます。私も含め多くの日本人が、「もっと長い文章を書きなさい、って言われるんだよね、困った。」とこぼしています。
これは何もフランス語力がないために長く書けない訳ではなく(全くないわけではないところが、悲しいのですが・・・)、長文を書き慣れていないせいではないかと思います。
「要点を要領よくまとめて」とか、「結論は何だ、早く言え」とか、「問題・解決・その後の予測をA4・1ページにまとめろ」とか、日本社会って、結構せっかちで、結論をさっさと言わせようとしますよね。しかも、社会だけでなく、学校でも、短文を書く練習はしますが、長文を書く練習が殆どなかったような気がします。
一方、欧米では、結論まで導いていく論旨の展開力が問われるようで、周りが反論できないようにロジックをしっかりと積み上げていく。その結果、長文になる。そうした長文に慣れた教師たちから見れば、途中があいまいで、いきなり結論を言っているような日本的作文は、いまいち評価しにくいのではないでしょうか。
プロセスあっての結論か、さっさと結論か。こんなところにも、日本と欧米、彼我の違いがあるようです。もちろん、どちらがいい悪いというのではなく、違いがあるということです。(あっ、そう言えば、早く結論を!という社会だから、日本には結果論者が多いのでしょうか?)
でも、こんな言い訳でごまかしても点数は上がりません。しっかり長文を書く練習をしましょう。50歳からでは練習しても変わらないような気もしますが、遅くてもやらないよりはまし、とも言いますからね。
これは何もフランス語力がないために長く書けない訳ではなく(全くないわけではないところが、悲しいのですが・・・)、長文を書き慣れていないせいではないかと思います。
「要点を要領よくまとめて」とか、「結論は何だ、早く言え」とか、「問題・解決・その後の予測をA4・1ページにまとめろ」とか、日本社会って、結構せっかちで、結論をさっさと言わせようとしますよね。しかも、社会だけでなく、学校でも、短文を書く練習はしますが、長文を書く練習が殆どなかったような気がします。
一方、欧米では、結論まで導いていく論旨の展開力が問われるようで、周りが反論できないようにロジックをしっかりと積み上げていく。その結果、長文になる。そうした長文に慣れた教師たちから見れば、途中があいまいで、いきなり結論を言っているような日本的作文は、いまいち評価しにくいのではないでしょうか。
プロセスあっての結論か、さっさと結論か。こんなところにも、日本と欧米、彼我の違いがあるようです。もちろん、どちらがいい悪いというのではなく、違いがあるということです。(あっ、そう言えば、早く結論を!という社会だから、日本には結果論者が多いのでしょうか?)
でも、こんな言い訳でごまかしても点数は上がりません。しっかり長文を書く練習をしましょう。50歳からでは練習しても変わらないような気もしますが、遅くてもやらないよりはまし、とも言いますからね。
「ある程度自由に自分の考えを表現できるのは人口比の5パーセントにも満たない」といった、貴重で面白いご意見、ありがとうございました。
ソルボンヌのフランス語文明講座には、ご存知だと思いますが、多くの国から生徒が来ています。あくまでその中の比較で、フランス人学生との比較ではないのですが、やはり一般論としては、日本の学生は、欧米の学生に比べると長文が苦手なようです。もちろん長くればいいというものではない、肝心なのはその質だ、というご意見もあるでしょうが、きちんと例証しながら論旨を展開していく、というのが、どうもアメリカとか西ヨーロッパ出身者に比べると弱いようです。弱いというか、作文の構成、展開の仕方が違うのだと思います。どちらが良いというのではなく、異なっており、採点する教師は欧米流なわけですから、評価が低くて困った、という日本の学生が身近に多かったですね。
長文で、しかも質も申し分ない、というのはどこでも稀なのでしょうし、フランスの大学生の間でもそうなのでしょうが、実体験に即して、外国語としてのフランス語を勉強に来ている人たちの間では、上記のような事がいえそうだ、というご紹介までです。