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政治の季節も、再開。大統領選挙へ。

2006-08-27 05:00:30 | マスコミ報道
ヴァカンスも終わり、営業を再開する店も増えてきましたが、政界のほうも、閣議が再開されたりで、新たな季節が始まっているようです。

まず政治の季節再開を印象付けたのは、セゴレーヌ・ロワイヤル女史(社会党)の大統領選候補者選びへの事実上の出馬表明でした。

(8月21日のLe Figaro)
「個人の責任」と「努力が報いられる」社会のために、左派の大同団結を呼びかけました。個人の責任というあたりが社会党の中でも右よりのロワイヤル女史らしいスローガンです。

社会党の候補者を決める党大会まで3ヶ月。ロワイヤル女史が先陣を切って立候補を出馬表明した背景には、彼女の高い人気があります。


(8月22日のLe Parisien)
社会党の中で大統領にふさわしいのは誰かという問いに、いまやフランス人の54%がロワイヤル女史の名を挙げています。


(8月25日のLiberation)
こちらのデータでは、社会党支持者の中では66%、与党支持者の中でも社会党候補としては55%がロワイヤル女史を押しています。

人気の秘訣は? 今までの社会党内の権力闘争に巻き込まれていない(清廉)、社会党の中では右寄り(現実的)、若い(行動力)・・・などがあるのではないかと思いますが、50才を越えているとはとても思えない美貌・ファッションなどもその人気を後押ししているようです。ヴァカンス中にビキニ姿をパパラッチに撮影されメディアに流されましたが、その引き締まった容姿で、さらに男性支持者を増やしたそうです。

一方、こうしたロワイヤル女史の先行に苦りきっているのが社会党の他の有力議員たち。

(8月22日のLe Parisien)
ジョスパン元首相をはじめ5人の有力者がこぞって、まだ決まったわけではないと、釘をさしています。特に25日からラ・ロシェル(La Rochelle)で行われた社会党の夏期大学(L’universite d’ete)における駆け引きは微妙だったようで、多くのメディアが取材に集まったようです。26日(土)夜8時のTF1のニュースでは、日本のメディアまで取材に来ていると、NHKの鴨志田記者がカメラに向かってしゃべっているところを数秒紹介していました。

はたして、ロワイヤル人気を止めることができる他の候補者が現れるのでしょうか。

一方の与党のほうは、サルコジ内相で決まりなのでしょうか。

(8月21日のLe Figaro)
シラク大統領の3選は? 立候補するつもりはないと繰り返しているド・ヴィルパン首相の動向は?

来年春の選挙本番へ向けて、政治の季節が加熱していくようです。
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コメント
 
 
 
NEWSを有難うございます。 (Bruxelles)
2006-11-13 17:32:18
「自分の目で世界を見る」というコンセプトで、政治・経済の将来的には報道BLOGを考えています。肩のこるのと肩のこらないものと両方。しかしなかなかスタートできずにいます。助走が必要なんです。貴BLOG、これから参考にさせていただきます。URLに書いたのは私の既出BLOGです。
とりあえずこちらにBookmarkさせていただきます。
TEL QUEL JAPON: POLITIQUE (Bruxelles)
 
 
 
Bookmark (Bruxelles)
2006-11-13 17:57:27
Bookmark間違えてこちらにしてしまいました。
「言語エネルギー論」(Bruxelles)
大統領選の詳しい情報をこれからもお願いします。
 
 
 
期待しています。 (take_uu2004)
2006-11-14 03:09:09
Bruxellesさん
コメント、ありがとうございました。また、貴ブログ、拝見しました。いろいろ勉強されていますね。きっと、素晴らしいブログになるのでは、と期待しています。ときどき覗かせていただきます。
弊ブログへの訪問も、よろしくお願いします。コメント、大歓迎です。
*takeさんとでも呼んでください。
 
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