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先日の大統領選挙に引き続き、6月10日には国民議会（下院）の選挙が行なわれました。80以上という（個性を大切にするフランスらしく）実に多くの政党・政治団体から7,639人が立候補。定数577の議席を目指しました。選挙区ごとに有効投票の二分の一以上を獲得した候補者がいない場合は、17日に上位2候補者による決選投票が行なわれます。
大統領選挙の際に使われたポスター掲示板が再び登場。選挙区ごとに立候補者を紹介しています。
10日の投票は午後8時まで。学校や区役所などで投票が行なわれました。
たとえばパリ3区には14の投票所。住所ごとに最寄りの投票所を一覧表にして貼り出していました。
写真は10日のエリゼ宮近く。投票日当日とあってか、普段より多くの治安関係のクルマが街頭に出ていました。
10－11日付のLe Monde（ル・モンド紙：パリなどでは9日売り）によれば、事前調査のいずれもが右派与党のUMP（国民運動連合）の圧勝を予想しているそうです。現有359議席が、連立を組む新中道と併せて、たとえばSofres（ソフレス）の調査結果では、390から430議席を獲得しそうとか。一方、大統領選挙で敗れ、その後党内が分裂ぎみの社会党は、急進党と併せても110から154議席で、改選前の149議席の確保が微妙になっています。
与党圧勝の背景は、やはりサルコジ新大統領の順調な滑り出しによるところが大きいのではないかと思います。
Le Figaro Magazine（フィガロ紙の土曜別冊・6月2日号）ですが、サルコジ大統領を信頼する層が63%、フィヨン首相への信頼層が55%と、新体制への期待・信頼が大きくなっています。また、新内閣に入った閣僚たちへの期待（今後の政界で重要な役割を果たしてほしい割合）も高まっています。閣僚といえば、今回の総選挙に11人が立候補していますが、ほぼ全員第1回投票で当選するのではないかと言われています。
今回の総選挙で与党が圧勝すれば、サルコジ大統領が推進する・税制・司法・大学・公共交通の改革が順調に進められることになりそうです。「改革」・・・どこもかしこもこの文字で埋め尽くされてしまいそうです。
＊TF1が投票終了と同時に紹介した開票予想は・・・
右派＝405～445（UMP：385～425、新中道：20～22）
左派＝120～160（社会党：100～140、共産党：6～12、緑の党：1～3）
中道＝1～4（バイルー氏が大統領選挙後に組織したMoDem）
＊詳しくは、明日以降、ご紹介したいと思います。
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大統領選挙の際に使われたポスター掲示板が再び登場。選挙区ごとに立候補者を紹介しています。
10日の投票は午後8時まで。学校や区役所などで投票が行なわれました。
たとえばパリ3区には14の投票所。住所ごとに最寄りの投票所を一覧表にして貼り出していました。
写真は10日のエリゼ宮近く。投票日当日とあってか、普段より多くの治安関係のクルマが街頭に出ていました。
10－11日付のLe Monde（ル・モンド紙：パリなどでは9日売り）によれば、事前調査のいずれもが右派与党のUMP（国民運動連合）の圧勝を予想しているそうです。現有359議席が、連立を組む新中道と併せて、たとえばSofres（ソフレス）の調査結果では、390から430議席を獲得しそうとか。一方、大統領選挙で敗れ、その後党内が分裂ぎみの社会党は、急進党と併せても110から154議席で、改選前の149議席の確保が微妙になっています。
与党圧勝の背景は、やはりサルコジ新大統領の順調な滑り出しによるところが大きいのではないかと思います。
Le Figaro Magazine（フィガロ紙の土曜別冊・6月2日号）ですが、サルコジ大統領を信頼する層が63%、フィヨン首相への信頼層が55%と、新体制への期待・信頼が大きくなっています。また、新内閣に入った閣僚たちへの期待（今後の政界で重要な役割を果たしてほしい割合）も高まっています。閣僚といえば、今回の総選挙に11人が立候補していますが、ほぼ全員第1回投票で当選するのではないかと言われています。
今回の総選挙で与党が圧勝すれば、サルコジ大統領が推進する・税制・司法・大学・公共交通の改革が順調に進められることになりそうです。「改革」・・・どこもかしこもこの文字で埋め尽くされてしまいそうです。
＊TF1が投票終了と同時に紹介した開票予想は・・・
右派＝405～445（UMP：385～425、新中道：20～22）
左派＝120～160（社会党：100～140、共産党：6～12、緑の党：1～3）
中道＝1～4（バイルー氏が大統領選挙後に組織したMoDem）
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先ず最近のを少し読ませていただいてから、ブログの最初、パリにお着きになった頃の1、2か月分を拝見しました。 ３０年ほど前、ポンピドゥーセンターが工事中の頃、私もパリにしばらく住んでいました（まだ若かった頃！）。 滞在許可証・・・。フー、大変でした。 やっと時間ができたので、パリにはいつかまた住んでみたいです。できれば、ですが。 不勉強なもので知らない事・知らない場所も多いので、ブログを拝見しながら最近の情勢なども楽しく勉強させていただいています。
投票率は第五共和制になって以来の低さだったそうです。約60%。しかも母数が、有権者総数ではなく、事前登録者数ですから、登録しなかった人も含めれば、全有権者に占める投票した人の割合はさらに低くなるものと思われます。
アパートの向かい側の棟の3階と2階に住む人同士が、投票したかと挨拶代わりに言っていました。関心は、当然高かったようです。
コメントありがとうございます。
パリ滞在の先輩でいらっしゃいますね。ぜひ、これからもご訪問・コメント、よろしくお願いします。
6月、コクリコの花が南仏ではきれいに咲いているようですね。