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2008年、はじめの一歩。

2008-01-06 06:01:22 | パリ
新年も第一週が終わりました。どんな滑り出しでしたか。


「滑り出し」で、スケート。あまりにもイージーですが、年の初め、気楽に行きましょう。で、スタートは順調ですか。わずか5日や6日とはいえ、はじめの一歩、快調であってほしいものですね。365歩も一歩から・・・水前寺清子を思い出しませんか?

今日は2008年最初の日曜日。といっても、大型連休最後の日で休み疲れという方もいらっしゃるかもしれませんね。そこで、パリの新年の街角をさらっとご紹介しましょう。


各国のコトバで、新年のご挨拶は、銀行の看板。


パリ市もドラノエ市長からの「2008年が美しい一年でありますように」というメッセージを届けています。


2008年のスタートといえば、何といっても、これ。禁煙。何度もお伝えしているように、カフェ、レストラン、バー、カジノ、ディスコなど公共の室内が禁煙になりました。各スペース入り口には、このようなスティッカーが。何しろ施設管理者も罰金ですから。


オフィスなどは、2007年2月から禁煙になっていました。オフィスの前で、カフェの前で・・・いろいろな所で、路上で一服している人を見かけます。タバコを売っているバーの店員が外で吸っているのは、気の毒というか、滑稽というか・・・


新年になっても引き続き、観光スポットは、大混雑。クリスマスから新年まで、まとめて休暇を取った人も多いのでしょうね。


ここはポンピドゥー・センターの美術館側入り口ですが、この通りの行列。観光の目玉なのか、600点以上の作品を一堂に展示という画期的ジャコメッティ展が人気なのか、毎日こうした長蛇の列です。


同じ美術館でも、より多くの人に美術に触れる機会をという目的で、1月から6月まで全国14の美術館・博物館が無料になりました。夜のニュースでも紹介していましたし、このブログでも以前ご紹介したことがあります。ここは、中世美術館。入り口に無料を知らせる案内が貼られています。木の葉隠れに“Entree gratuite”(入場無料)の文字が見えますね。


無料になった施設のリストですが、パリとその近郊では、上のクリュニー中世美術館、ギメ東洋美術館、技術工芸博物館、考古学博物館(サン・ジェルマン・アン・レー)など。フランスの文化・歴史の多様性を紹介してるところが選ばれたようです。


その無料になった美術館のひとつ、ギメ東洋美術館ですが、年末からここで開催予定だったバングラデッシュの美術展は、バングラデッシュ側の都合でキャンセル。それもドタキャンだったので、ニュースでも取り上げられました。作品はすでに一部届いており、ポスターやリーフレットなども完成していた・・・保険に入っているでしょうから、問題はないのでしょうが。なお、こうした無料になっている美術館、関心が少ないのか、私が行った日(5日)には行列はできていませんでした。


環境問題で話題になっているのは、クリスマスツリーのリサイクル。クリスマスシーズンが終わるとこうして舗道のゴミ捨て場に捨てられてしまうのですが、特定の場所へもって行けば、いろいろな再利用がなされているようです。


クリスマスの後といえば、こうした広告も。いらないプレゼントを売ってください。両親や祖父母などからもらったクリスマス・プレゼント。でも、気に入らない、あるいは使わないものがあったら買い取りますよ。こういう商売、フランスにもあるようです。恋人に贈ったつもりのプレゼント、転売されていたら、がっかりでしょうね。一番左“R”の文字がサンタの帽子を被っているのがおしゃれです。


広告で目立っているのが、ヴェトナム航空の広告。メトロの連絡通路にたくさん貼ってありますが、ハロン湾に蓮の花でしょうか。旧フランス植民地。ダイレクトフライトがあるようで、観光誘致に力が入っていますね。


メトロといえば、増えた観光客目当てに、多くのメトロ・ミュージシャンたちが活躍。その中でも、パリといえば、アコーディオン。でも、軽くはないアコーディオンを抱えて、車両から、車両へ。疲れることもあるのでしょう・・・写真、お分かりですね、女性のアコーディオン弾き、疲れてアコーディオンの上に足なんか乗せています。日本だったら、商売道具に足を乗せるなんて、この罰当たりものが!


そのメトロの料金、11月のストのために迷惑をかけたということで、1月の定期、割安になりました(プラスティック製の定期とその下にある領収書)。パリ市内有効の定期、通常、月間53.5ユーロが43.5ユーロに10ユーロの値引きです。まー、ストは大変だったけど、安くなったからいいか・・・現金なものです。


少しは新年らしくと買って来たのが、ラデュレ(Raduree)のケーキ。店のケースで見たときには、雲間を行く鶴に見えました。赤地に金の鶴、これは目出度い! 実際はバレリーナと音符でしたが、味はさすがラデュレ!でした。


とうことで、いずれにせよスタートとした、新しい年、2008年。また新しい車両に乗っての新たな旅です。楽しい、健やかな、実りある旅であってほしいものですね。ぜひ、12月末には、笑顔で列車「2008年号」を見送りたいものです。

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