日々、感謝。

日々の何気ないことを、つらつらと綴っております。

アニメ。

2016-09-21 19:04:25 | 感想
君の名はが素晴らしかったので久しぶりにアニメをがっつり見てます。

というわけでたまっていた作品から消化中。

とりあえずは甲鉄城のカバネリをやっとこさ見ました。

ものすごく期待していたからか思いのほかのつくりに肩透かしでした。

作画はいいのですが脚本が致命的に面白くない、1クールという縛りもありますがとにかく薄い。

作画とBGMはいいのに脚本が致命的といえばギルティクラウンですが、まさに同じスタッフ陣でした。

荒木監督は進撃の巨人で、大河内脚本は数々の名作を生み出してますが、なぜこの二人がそろうとこのクオリティになるのだろう
特に脚本の大河内さんの昨今は才能が枯渇したとしか思えないです。

というか面白い作品を作り出せるんだから名作とはいかずとも及第点のものを作れるんじゃないかと思うのですがそういうものでもないのだろうか。

聾の形。

2016-09-18 15:07:53 | 感想
京都アニメーション制作の聾の形を見てきました。

原作は数年前に話題になっていた漫画で読み切りだけ読んでいて原作は未読です。

全七巻のもの実質二クール分を二時間にということで尺が足りないとは思っていましたが、
思っていた以上にダイジェスト感が強くて、なぜこの登場人物達はこんな行動をしているのだろうかという疑問が始終が付きまわとってました。

作画やしぐさは京アニなので問題なく良いのですがストーリーと構成が微妙で、
たまこラブストーリーのようなものを期待していったので肩透かしでした。

登場人物たちの精神が大人から子供まで幼すぎるのと、
ヒロインの聖母性の強さが耳だけでなく発達障害なんじゃないかと思えるぐらいに何を考えているのかわかりません。
あとはヒロインが主人公を好きな理由。

主人公がヒロインが好きな理由は、作中でも言っていた罪悪感からというのがあると思いますが、
逆のパターンが謎過ぎて、途中でできる限りの声を振り絞って好きと言ってでも滑舌が悪いから伝わらないシーンは、
そのシーンだけを切り取ればいいシーンなのですが、ヒロインの気持ちがわからなくて、え?ってなりました。

ヒロインの心の声の描写さえないのは、たぶん聾の形というタイトル通り、
声を行動、形に代えた動作で表現したかったのかなと思いました、

それだけに徹底することでタイトルに意味を持たせれますが、登場人物の心情がわからないとうのはどうなんだろか、

とりあえず原作から大分はしょられているみたいなので原作を読んで補完しようと思います。

ただ映画が面白かったから原作が読みたいとはならず、
映画でわからない部分があったから原作を読みたいというのは制作陣にとっていいのだろうか。

君の名は。

2016-09-12 21:46:18 | 感想


今世間で話題の『君の名は』を見に行ってきました。

一度映画館まで足を運んだのですが人が多すぎて止めての二度目、これまた人が多かったですが空きがあったので見れました。
話題になっているだけあって客層も若くおよそアニオタではないであろう一般層が多く、ヒットしているというのがわかる客層でした。

新海誠監督作品はデビュー当時からずっと追ってきていて、彼女と彼女の猫のころから写実的な背景と詩的な世界観が好きでした。

そんな君の名はの本編のほうですが。

ものすごくよかったです、久しぶりにアニメーションが素晴らしいと思えた作品でした。

ぼさぼさの髪とみだれた服装、目覚ましの音で始まるプロローグ、
田舎に住む都会にあこがれる少女が都会に住む少年と入れ替わって、それぞれの環境の違いに四苦八苦するという展開。

大体30分ずつで起承転結が出来ている構成と、導入部分が終わってからのOP、
展開に無駄がなくすべてがつながっていて、なおかつ緩急がついていて見やすいという、
ジャパアニメーションの良さをふんだんに堪能できる作品です。

それでいて新海作品ならではの演出というかこれまでの新海作品を見ているからこそのこれまでのテイストの違いが楽しめるもう一つのポイントだと思います。

最後のすれ違いで出会うのに間を置いた演出で、新海作品だしもしかして出会わないのかと思ったりしながらじらせてつつも、
最後にちゃんと出会ってきれいなボーイミーツガールでしめている、

この流れはタイムリーぷものの王道、最後に出会って終わりという締めが普通なら読めるところですが、
新海作品の場合、出会わずに終わる可能性もあるので、むしろ今まで新海作品を見てきた人のほうが、最後の締めに感動を覚える気がします。

新海作品と言ったら美麗な美術背景ですが、これまでは高層ビル群などの無機質なものを綺麗に見せるために使わることが多かったですが、
今回は自然が多かったのがよかったです、特に好きだったのは三葉達が御神体を持っていくために歩く森のシーンです。

おそらく作画監督で安藤雅司が参加しているのが大きくほかにも元ジブリ班が何人か参加してます。

作画監督は知っていたのですがスタッフロールを見て驚愕、

松本憲生 沖浦啓之 橋本敬史ほかにもそうそうたるアニメーター達、
アニメの場合、アニメーターたちを集めるのは監督の人望と人脈といいますが新海監督にこんな方々を集める裁量があったとは。

背景美術だけではなくカメラワークやキャラクターの動きも一流品で満足にいくつくりになっています。

僕的に、好きなシーンが、

「あの日、星が降った日~美しい眺めだった」というセリフとそのシーン。

テレビは珍しい現象だと騒ぎ、主人公も実際に見たいとはしゃぎ、ヒロインもまたそう思う、
しかしそのあとにあった出来事はその気持ちをすべてないものにしてしまった、

その気持ちをそのままにしておくために過去を変えなければいけない、そう思わせるシーンでした。

悲劇の結末を知ってからの感動的な場面、それを知らない登場キャラたちという構成が非常によかった。

作品を見ながらみんなで意見を出し合ったという楽曲に主役人の男女が入れ替わるという難しい配役をこなした声の演技に、
タイムラプス効果を使った、時の流れと共に起きる人の心の変化、主人公とヒロインの近づきたくても近づけない距離感とそれを隔てるSF要素という、
一貫した新海作品のテイストを残し、それらが合わさり名作へと昇華している君の名は間違いなく新海監督作品の中でも傑作です。

こういう作品が一般層に受けて話題になるのは非常に良いことで、自分でも納得できる作品が一本でもできたら製作者冥利につきるなと思います。


ミュータントタートルズ シャドウズ。

2016-09-04 14:52:58 | 感想
タートルズの新作を見てきました。

吹き替えしかなかったので吹き替えで見ましたが、吹き替えだと世界観が薄っぺらく感じてダメです。

まぁコメディなら世界観とかないので問題なくタートルズはコメディよりだから問題ないのかもしれませんが、
僕的に芸人が声を当てていたのがいただけなかった特に関西弁。

ライフでもそうですが関西弁の棒読みが洋画と合わな過ぎて無理です。

吹き替えは度外視しても、展開的にも疑問なところとか無理やりなところが散見されて、
吹き替えしかないイコール年齢層は低めに設定されているという感じでした。

1で良かった亀というのを活かした戦い方や見せ方に特に新しい演出はなくまぁまぁな感じでした。

シンゴジラ。

2016-08-05 16:30:22 | 感想
今話題のシンゴジラを見てきました。

感想はさすが庵野。

今映像界隈で一番欲望のままに作品を作れるのは庵野だと思います。
そしてそれにお金が集まり作品が出来るのは大事な事だと思います。

正直この作品を見た何割が面白いと思えるのかは謎ですが、少なくとも僕はめちゃくちゃ面白かったです。

ゴジラ映画は僕の世代にはVS物になっていてゴジラは味方のような存在で、
怪獣映画自体幼少期もあまり見た記憶はありませんが、シンゴジラは当初の敵としてゴジラ映画としてよくできていたと思います。

最近の庵野は形態変化にはまっているのか、新エヴァでもそうですがそのあたりに既存の印象を覆してくれる面白さがあります。

シンゴジラにはアニメ的な演出やカット割りが各所に見られBGMにもエヴァのものを使い、せりふ回しも庵野節が聞いており、
なおかつ畏怖の存在としてのゴジラの演出は損なわない、久しぶりに邦画で熱いいい作品がみれました。

この映画はネタバレご法度だと思うので多くは書けませんが、とりあえず庵野作品が好きなら見るべきだと思います。

デッドプール。

2016-06-16 19:15:57 | 感想
マーベル作品の新ヒーローデッドプールを見てきました。

予告ではゲスで下ネタ全開のアンチヒーローという感じで、ハリウッドレベルのCGで内容はB級を期待したのですが、
思ったよりもしっかりヒーローとした出自と理由をもっていて中途半端な印象でした。

秘密組織の人体実験で超能力を得た代償に顔が変形してしまいそれを気にしてヒロインに会えなくなり、
治すために組織のボスを追うという物語で、
理由はこじんまりしてますが復讐劇としての理由がちゃんとありヒーローしています。

俺はヒーローになりたくないとアンチヒーローを宣言し、下ネタや言葉の悪さが出てきますが、
アクションシーンはかっこいいです。

そこはギャップとしてよかったですがやはりゲスさが足りなかったかと思います。

過去編がしっかりと描写されていたので、そこをカットして、変態仮面みたいな出自のほうがおもしろかったと思います。

最近B級映画ばかりみていたからかハリウッドのそういうネタが抑えめな感じがして物足りなさを感じてしまいました、
B級映画は罵詈雑言に薬発言、下ネタなどなど普通に会話に入ってきて、
日常会話で何言ってんだこいつらみたいな面白さがあるんですがそれに慣れてしまったようです。

あとは映画のパロがいくつかあったみたいですがほとんどわかりませんでした、
作中で言っていた第四の壁っていうのは、メタ発言のことのようで、
アベンジャーズにも出演予定みたいですが作中ではXMENが出てきたり版権がどちらにあるのか謎です、

このアベンジャーズ勢かXMEN勢かで現在ヒーロー映画は二分されています。

ヒーロー映画は作ればある程度売れるのかして昔から版権でごちゃごちゃしていて、
そのあおりをもろに受けているのがスパイダーマンシリーズですが、
また新しくシリーズを作り直すみたいで、スパイダーマン自体は特に好きなヒーローの一人ですが、
さすがに三回も誕生シーンからやられるとあきそうです、面白ければ問題ないですが、
とりあえずまたベンおじさんが死ぬのは織り込み済みです。

キャプテンアメリカ・シビルウォー。

2016-05-09 23:48:06 | 感想
シビルウォーを見てきました。

アベンジャーズシリーズフェイズ3一作目ということで、
今回はアベンジャーズ内で仲違いする話でしたが、
その理由がヒーローの戦いに巻き込まれた一般市民達を思い、
政府の管理下におかれるか否かという内容で。

最近のヒーロー物にある、正義の味方としての葛藤を何作もしてきたアベンジャーズシリーズで今やるかという感じでした。

ストーリー展開もわざとそうしているかと思えるほど突飛で、
実際終わってみるまで実はわざとでしたというオチかと思っていたのにそのまま終わったので面食らいました。

一応アントマンとスパイダーマンも出てきますが、ああいう扱いならでなくてもいいかなと思えました、
まぁストーリー的には凡の一言ですが、アクションシーンの魅せ方がやはりかっこいいです、

とくに盾と強靭の肉体だけで戦うキャプテンアメリカの戦い方が毎回凝っていて好きです。

ただキャラ的にはアイアンマンが好きだったのに、アベンジャーズシリーズが進むに連れてトニーの嫌な部分だけが増長されていくようで、
みていていやなキャラになってきました。

これからも新しいキャラクターや新たなスパイダーマンや既存のキャラの続編などなど何作品か予定があるみたいで、
好きなシリーズではあるし、フェイズ3の始めなので今後に期待です。

2016 冬アニメ その3。

2016-02-16 19:00:26 | 感想
次に最後まで見るのが決定してる作品。
・Dimension W


待ちに待った岩原裕二作品の初アニメ化!
いばらの王?あれは設定を活かしたオマージュ作品です。

制作は、スタジオ3Hzという所でプロダクションIGから独立した新設スタジオの様です。

正直、冴えない彼女の育て方、龍ヶ嬢七々々の埋蔵金の亀井幹太監督で期待できてなかったのですが、
意外や意外、岩原裕二キャラの特徴も演出も世界観も表現できていファンとして文句のない造りになってます。

どうやら亀井幹太監督はこちら路線のほうが良い味が出せるようです。

梅津演出のOPもかっこよく、岩原作品の世界観を活かせるスタッフが集まっているという印象。

ハードボイルドなキョーマと純粋無垢なミラという王道コンビ、
感情表現豊富なアンドロイドという事で微妙に棒読みっぽい演技も良い感じで見ていて楽しいです。

・僕だけがいない街


これまた原作の再現度が凄く高い、あのテンポの良いミステリー感と謎が謎を呼ぶ誰が犯人かという緊迫感が良く出ている。

レターボックスにしたのとか、盛り上げてくる絶妙なBGMとか、1話ずつの構成のための引きのいいラストとか、
上手いことTVアニメに落とし込んであると思います。

唯一キャラデザが丸目のなのが気になりますが、世界観の再現度が高いので問題ないです、
悟が声優じゃないのも、此の人ならありかと思います、違和感なく見れてます。

展開はもう知っているので初見の様には見れませんが、それでもアニメの情報量の多さから漫画を読んでいた時のようなハラハラ感は味わえてます。
一度目の加代を救えたと思ってからのすかしにまた落胆しました。

アニメ化が決定した時、原作が1話から伏線散りばめられたよくねってある構成のため完結してから丁寧に作って欲しいと言いましたが、
何と原作が来月で完結らしいので、どうやらアニメと原作完結時期を合わせに来たみたいです、

僕の経験上こういう作品は、スタッフ愛に恵まれている事が多い、四月は君の嘘しかり、鋼の錬金術師しかり。
そしてそういうアニメは原作の世界観を理解しよく出来た造りになっている、今作も例に漏れてはいない。

現状作品の構成、演出は最高ですが、1クールに纏まるのかが心配です、
悟が一度失敗して現代でも逮捕で完全に行き詰った所からがまた面白くなっていくので、このまま丁寧なテンポでやっていってもらいたいです。

アニメが終われば藤原竜也主演の実写映画もあって、そちらも楽しみです。

・昭和元禄落語心中



間違いなく今期一番の作品。

上方落語をテーマにした作品で、とにかく落語に対する拘りが感じられる。

一話に50分尺を使い、内10分延々落語のシーンが続く部分がある。

最初は不安だった主人公が、客の笑いに当てられ段々と熱を帯び、汗をかき、汗が滲む着物と湯気立つ身体、
不安そうだった表情や動き喋り方が段々と変わっていく、そのこだわりに震えました。

演技幅の広い石田彰さんをメインの落語家にあてて、他にも関智一さんや山寺宏一さんなどなど実力十分な面々の心地良い演技、落語が聞けて、
落語という珍しいテーマもあって非常に引き込まれる作品です。

制作スタジオディーンということで、この素晴らしき世界に祝福を!もあってスタジオディーンの見方がかわりました。

2016 冬アニメ その2。

2016-02-13 11:38:17 | 感想
次は最後まで見れそうな作品。

・この素晴らしい世界に祝福を!


意外に面白い。

1話で女神がクズで主人公が腹いせのためにファンタジー世界に一緒に連れて行くという流れが良くて見始めましたが、
テンポの良さは失速せずにいい雰囲気が出てます。

ヒロインたちが曲者ばかりでボケ担当、主人公がそれに振り回されるツッコミ担当で役割分担がちゃんとされていて、
なおかつファンタジーでの日常生活もの?として一貫しているのでぶれていないので見やすい。

例えばここに恋愛要素とか、攻略要素が出てくるとギャグがうすまってテンポも悪くなると思います。

カットでの主役とは別に野次とか周りのキャラが動いているのが細かくて画面も賑やかで見ていて楽しい作品です。
女神のダメガミっぷりが良いです。

流石の金崎貴臣監督です、これはゾンビですが?の様に、ギャグとキャラクターの仕草とかの掘り下げが上手い。

・ブブキブランキ


1話が良かったその2、サンジゲン制作のオリジナル3DCGアニメ。

3DCGも大分技術力が上がってきて見れるようになってきました。
それでも2Dに比べて仕草や表情の細かさやケレン味っぷりと一緒ぐらいになっている事はありませんが。

多分そこは2Dの強みであってどれだけ3Dが真似ようとも一緒になる事はないだろうと思いますが、
それでも顔芸は大分頑張っていると思います。

子どもたちを主役に据え悪い奴らが大人とジュブナイル的要素が強く、
子ども達のブブキは派手で奇抜なのに対し、大人たちの実践的で無骨とわかりやすい対比になっています。

最初は能力バトルものかと思ったら、まさかのブブキがロボットのパーツで主人公はそれを操る能力とロボット要素もありました。
しかもそれが肩乗りで、ずんぐりむっくりで鉄人28号みたいと思いました。

母親や妹の所在、EDから見るにレオコも主役級の扱いがありそうで、今後の展開が気になる所です。

1話の母親との繋がりである希望の象徴の王舞が骨だけになっているラストカットは良かったです。

・無彩限のファントム・ワールド


昔から京アニは作画の良さを使ったフェチズム的なエロ表現は散見できましたが、
甘ブリあたりからコメディでそれを前面に出してくるようになった気がします。

直接的なエロ、胸がはだけるとかパンツが見えるとかでなく、
胸の揺れとか質感表現とキャラの動きで色気を出してくる辺り京アニの拘りを感じます。

問題は相変わらず作画が良くて物語が微妙な所です、今回はコメディなのでそこまで気になりませんが。

2016 冬アニメ その1。

2016-02-12 06:56:58 | 感想
冬アニメも中盤に差し掛かっていますが今更ながら序盤の感想まとめです。

先ずは様子見作品。

・少女たちは荒野を目指す


アニメ放送後に発売予定のゲームの販促用で、
本編は二部編成らしくそれの一部のみアニメで放送するようです。

内容はパソゲーを学生たちで作るというテーマで、冴えない彼女の育て方を連想しましたが、
こちらはそれよりキャラデザや設定がリアルよりな作りになってます。

今のところトントン拍子で話は進み一気に仲間が集まってみたら殆ど主人公の身内というのは展開上良いですが、
ヒロインが本気で商業として成功させたいわりに独りよがりで周りを巻き込んでいるのに自分の信念をひた隠しにし、
そのヒロインと対立するキャラを出すことで何かしら進展があるかとおもいきや妙な展開でおざなりになってしまった。

本気で商業を目指すなら楽しむべきではないっていうテーマで口論するなら、
今作のメインテーマでもあるので何かしらの決着を見せてくれないとこの作品がどうしたいのかわからない。

冴えない彼女の育て方でもそうでしたが何故無意味な口論シーンを入れるのだろうか、

口論といえば、上前を取っ払って自分の真理に近い所を言葉にしているからこそ譲れず対立するわけで、
お互いにそれをさらけ出し合ってその後に理解を深めるそういう展開にこそふさわしいと思うわけです。

だからこそ口論が済んだ後に視聴者がポカーンとするのはいけないと思うわけで、
一応心理描写に重きを置いていると信じてもう少し見てみようと思います。

・蒼の彼方のフォーリズム

オリジナルの競技を通してヒロインたちが成長していくスポ根ものという感じでしょうか。

主人公が昔有名な選手で今は辞めてコーチ役だったり、作品内で強めのキャラと戦う事になって、ヒロインが初めてなのにセンスのある所を見せるとか、
1話の流れがワルキューレロマンツェとかぶりますが、まぁヒロインたちを軸にして主人公が関わってくるならそういう設定になっていくのだろうか。

今のところ、主人公がコーチとして優秀みたいになってますがオリジナルの競技だけに凄さがわかりづらいのと、試合に華を感じないです。

1話の構成は冬アニメの中でも良いほうで、序盤の子どもころの思い出に繋がって主人公のセンスがかいま見える所や、
笑顔で自己紹介で1話が終わる所が印象的でした。


・ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜

学校生活にある奇妙な事をミステリー風に拡げ解決していくという話なのかと思ったら、
吹奏楽部のメンバーを集めるためにメンバーに関わるミステリーを解決していくという感じで、とりあえず吹奏楽部の方はついでっぽいですが、
それでミステリー部分が良いかというと微妙な感じ。

ハルに天才設定があればいいけど特に無いしそれであれは万能すぎで面白みが無いです。
後は男なのに男の先生が好きとかあからさまなインパクト重視の設定とか。

最初の方はまだ良かったですが、マンション全体が貯金箱の話は荒唐無稽過ぎてひどかったです。

ピーエーワークス制作だけあって作画は安定しているし仕草も良いですが、吹奏楽部なのでキャラクターの数が多く、
なおかつ部員集めのために新キャラ主体の謎解きになるため他のキャラが中々出てこないのでキャラクターに愛着が湧かないのが難点です。
チカのアホ加減は可愛いですが。

・アクティヴレイド -機動強襲室第八係-

最初に特殊課の説明が入ったり、周りから煙たがられる特殊課とか、
ノリが昔のアニメみたいで谷口悟朗監督、荒川稔久脚本ということで、安心して見れます。

ゴミ屋と言われる特殊課の面々の日常と、近未来の情勢、現代のいじりを混ぜている感じが、
パトレイバーに似ていて面白いです。

ミニオンズ。

2016-02-06 09:27:33 | 感想
ミニオンズが面白くて、一気にシリーズを見てしまいました。

ミニオンズは元もと怪盗グルーシリーズに登場するマスコットなのですが、本編でそちらのほうが映えているので主役として抜擢された様です。

実際怪盗グルーを見ていてもミニオンズを見たくなるしミニオンズが出てきた方が面白いです。

残念なところは芸能人が声を当てている所で、特にグルーとミニオン危機一髪のヒロインがひどいです、
ミニオン危機一髪の敵とか三女とかやはり女優俳優に比べると粗が目立って集中出来ないので字幕がおすすめです。

洋画は字幕派なんですが、3Dアニメに関しては吹き替えの方を推してます、
しかし3Dアニメは子ども向けで子どもは気にしないだろうという考えなのか、
ネームバリュー主体で役にもあってない演技を出来てない芸能人を当てる事が多々あり、
僕の場合それだけで見る気がなくなります。

怪盗グルーはそれが駄目でしたが、ミニオンズは主役陣をプロで固めているので吹き替えでも楽しめましたし、
ミニオンズの設定を掘り下げ、ミニオンズを主役に据え、吹き替えも安定して見れるので面白かったです。

パディントン。

2016-02-03 21:31:52 | 感想
結構面白かったです、是非続編を見たい作品でした。

何故ああいうハートフルなコメディ物って、意外に心にささる名台詞をいれてくるのか、
笑って泣けるあの感じはドクタードリトルに似ています。

ストーリー展開は王道で、無垢なパディントンが有名になってそれを狙う悪役居てそれを倒して大団円というものですが。

コメディの部分が結構面白く、それでいて構図とか構成も凝っていて面白かったです。

最初に、パディントンが家族と出会った時に、後ろのお店の名前のLOST&FOUNDというネオン看板のFOUNDが光ったのはいい演出でした。
そのシーンのお店の明かりが漏れてパディントンだけに光があたって周りが暗めになっているのとか、
チワワを抱いてエスカレーターを降りるパディントンとか、所々一枚絵の様な良い構図が目につきました。

序盤で、母親の挿絵のヒーローが思いつかないとか、下水道に入りたくないという長女とか、ずっと付きまとう鳩と食べないママレードサンドとか、
色々な伏線を最初はギャグで最後には締めや正念場に持ってくるのとか構成がしっかりしているなと思いました。

笑いと感動の幅がちょうどよくて、劇場だったので我慢しながら見てたんですがお父さんが女装して針をチクチク刺されたあとグサッとのシーンの、
一旦間を開けてからのグサッで我慢しきれませんでした。

かと思ったら、長女の独白シーンで、初めての場所に不安だったのという長女に、わかるよその気持ちというパディントンとか泣ける。

この作品の良さは王道の展開の中にあるギャグとハートフルな台詞にあると思いますが、
なにより無垢なのに紳士的なパディントンが非常に良いキャラクターでした。

ちゃんと礼儀をわきまえ、敬語で話し、誰にでも優しく接する、でも人間の文化が分からずてんやわんやしてしまう無垢な所もある、
そのギャップに愛着がわきました。

この前見たミニオンズも、プランクトンからボスにひっついて鞍替えしながら進化していったというオープニングから始まって、
始終不思議な生物のでも意外に良いお尻のミニオンズに笑いましたがが、マスコットの的なキャラクターが右往左往する話は面白いと思いました。

左門くんはサモナー。

2016-01-25 20:07:17 | 感想
左門くんはサモナー一巻を買いました。

1話だけ読んで最近のを何話か読んでいたのですが意外に面白い、
キャラクターの表情が豊かだし、セリフ回しも独特で良い。

特に主人公の天使ヶ原の聖人ぷりと周りをとりまく変人達がいいバランスになっていて、
ギャグ漫画特有のキャラクターが増えてきてから面白くなっていくパターンがうまく作用している。

一巻を読んでみるとどうやらキャラクターのこれからの立ち位置の変化に重きを置いているっぽくて、
天使ヶ原の行き過ぎな利他的行動の裏に見えるはっちゃけぷりとか自分の欲望を自覚させるために画策している左門というのが、
単純なギャグ漫画ではなく意外に精神面な設定も考えられているっぽいです。

そもそも左門くんはサモナーを買うに至ったのは、
最近ジャンプに読める作品が増えてきましたが毎週買うよりはコミックのがお得、そのラインが6作品なのですが、
それに気づいてから僕の中にジャンプコミックを買う枠が出来て、カガミガミが終わったので代わりに買いはじめたのでした。

ジャンプはアンケート主義で有名ですが、今の連載順からみるにコミック売上が良ければそれが免罪符になるようなので、
僕は将来性の見える作品はコミックで買い支える事にしました。

スターウォーズ エピソード7 フォースの覚醒。

2016-01-20 20:12:27 | 感想
スターウォーズの新エピソードを見てきました。

新作は実に10年ぶり、ただし監督はジョージ・ルーカスからJJエイブラムスに変わっています。

エピソード7は6の30年後の話で、新たなキャラクターたちをメインに据えた新たな章で、今回も三部作の様です。

で感想は、懐かしい気分になりました。

昔の映画を見ているような感覚、あえて4~6の頃に合わせてあるかなような質感にシリーズ恒例のカットの繋ぎや間、
そして正義と悪、相対する親子とわかりやすい構図、確かにこれはスターウォーズシリーズです。

話の展開としてはドンパチ→閑話→ドンパチの繰り返しでトントン拍子で進んでいって深みはないですがその辺りもスターウォーズなのかな。
まぁ正直に言って、僕は4~6を見ていないので初期シリーズを知らないんですが。

でも1~3はまだ面白かったしキャラクターもかっこよかったような気がしますが見ていた時の年齢もあるのだろうか。

スターウォーズっぽいのと、昔の映画の感じが出ているのは良いのですが、
肝心の内容は微妙な所が多くて、何も知らない主人公がジェダイの戦士になる修業をする所までで戦い方もわからない状態なのでライトセイバー戦が映えない、
帝国軍が弱すぎて味方勢の進行がさくさく行き過ぎ、そしてダースベイダー枠にあたるカイロレンにカリスマ性がなさすぎ。
最後のあのシーンがなかったら本当に何がしたいんだこのキャラってなってました。

1~3はダースモールもグリーヴァス将軍も敵がかっこよかったですが、最初から強い敵だったので、
今回は敵も成長して強敵になっていく感じにするのかな。

新規キャラクターを主軸にしていると言っても既存のキャラクターもストーリーに関わってきます。

中でもハリソン・フォード演じるハン・ソロとチューバッカは結構出てくるのですが肝心なこのキャラクターたちを覚えていないので懐かしさを感じませんでした、
C3POとR2D2には癒やされましたが。

何年おきに上映するのかわかりませんがそれまでに4~6を見ておこうかな。

2015 秋アニメ 感想。

2016-01-18 15:33:42 | 感想
・終物語



今回は老倉育という新キャラをメインにした”そだちリドル”と忍の過去の因縁とこれまでの物語シリーズの根本に迫る”しのぶメイル”の2つ、
最近は話が進んでいるのか進んでいないのかわからない展開に5話とか6話とかかけるし言葉遊びの面白みとかも殆どなくあまり見る意味を見出せなくなってきました。

そだちリドルは、阿良々木が何故ああいった性格になったのかというのを肉付けした形で良かったですが、
しのぶメイルは、何故怪奇現象が度々起こるのかという理由がわかった意外はあまり意味がなかった気がします。

と言ってもこれまでに50話以上見ているので完結まで見るつもりですが化物語から魅力がどんどん下落していっています。

・ノラガミ ARAGOTO



今回は一期で謎だった毘沙門との因縁の話である毘沙門編と恵比寿編の2つでした。

一期は人間である雪音が主軸のストーリーでしたが、二期は夜トが主軸のストーリーで、
過去の自分の断ち切る夜トの話という感じでした。

毎回引きがうまく、一話ごとの盛り上がりもあるしストーリー展開もわかりやすいので安心して見れる作品で、
終わり方がこれまた気になるので三期希望です。

・K - Return of Kings -



相変わらずカメラワークとエフェクトが凄いアニメです、後はおしゃれ感。

これだけでお腹いっぱいで、意外に練られてそうなストーリーとかその裏側とかに注視してませんでした、
なので終わってみると、石版の力を一般開放しようとしたけど壊されて力ごと消滅したよという話という感じ。

もう少し長いシリーズにするつもりかと思っていたのですが、
今回で猫の正体もわかり、いさなもアドルフも元に戻って、王権者も全員出てきて、能力も消えて、完全な終わりなのかな。

・落第騎士のキャバルリィ



久しぶりに面白かったラノベアニメでした。

硬派でぶれない主人公と一途なヒロインのコンビが好意的だったので他のキャラクターにも魅力を感じれました。

硬派エロという新たなジャンルを見出したりして笑ってましたが、やはりこのあたりの演出はさすが大沼監督です。

制作費はかけずともカット割りなどの演出で魅せれてくれる理想的な作品で、毎回戦闘は熱くて面白かったです。

・ワンパンマン



1話を見た時はこの作画でいけるのかと心配してましたが、マッドハウスの本気を久しぶりに見ました。

そもそも硬派なアクション作画はマッドハウスの十八番でしたがいかんせんピンきり感が激しく最近のマッドハウスに期待してませんでしたが、
何がここまで焚き付けたのか最高にマッドハウスは作品でした。

アクション作画は最高でストーリーもちゃんとヒーロー物の主人公の孤独感を出しつつわかりやすい作りなっている、

しかしジェノスがボロボロにされすぎです。
これはもう機械設定とか不死身設定のキャラの性なのですが、壊れても治るので、場面の脅威感を出すのにボロボロにされるものです。

C級やB級の一般人が出来る範囲のヒーロー性と、A級やS級のまさしくヒロイックなヒーロー性と、その間に何故か位置しているギャップが面白いサイタマ。

漫画ではただ作画が凄いだけという感じでしたが、その作画が凄いままにアニメになったら意外にキャラ達の立ち位置が面白くストーリーも楽しめました。


・影鰐



紙芝居的なアニメで異質でしたが短編で全話見てもTVアニメの6話分という事で見れました。

途中の色んな異形の生物が人間の生活圏に近づいてきているという辺りまでは恐怖感もありましたが、
終盤になるにつれその異形の生物達のルーツや主人公の過去、そしてあの厨二的なオチで普通になりました。

やはり正体不明の生物は、正体不明のままのが恐怖感があって面白いです。
正体は少しちらつかせる程度でリドルストーリーみたいにしても良かった気がします。


・すべてがFになる



原作小説の本格ミステリー、やはり面白い。

哲学的な部分や、ストーリーのオチに無理矢理感があって完璧な推理モノという感じではなく、
雰囲気を楽しむ色が強かったと思います。

10進数がどうのとかいわれてもピンと来ないです。

最近はドラマでもミステリーやサスペンスが増えているのでアニメもそういうのが増えくれると嬉しいです、
狂骨の夢アニメ化しないかな。


・Working!!!



夏アニメでしたが1クール空いての最終回です。

一期から五年、全40話と丁寧に後腐れのない大団円な締めで非常に良い作品でした。

こんなスタッフ愛に恵まれた作品の下地を創りだした平池監督の功績は大きいです。

変態変人が多くギャグ漫画のテイストを保ちつつ女性作家らしい恋愛描写もしっかり交え、まさしくラブコメ。

変人変態設定にもそれぞれそのキャラの生い立ちが考えられていて突飛な設定にも裏付けがあるのが良かったです。
それはそうなるわなと納得でした。