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『儒教』『道教』『中国人=現世中心』『老荘思想』『道教=無』

2024年08月06日 | 宗教
🌸中国の宗教1

⛳「儒教と道教」思想なのか、宗教なのか
 ☆中国には、固有の宗教として儒教と道教が存在する
 *2つにかんしては、宗教であるかどうか判断が分かれてきた
 *儒教には孔子という開祖、道教にも老子という開祖がいる
 *孔子のことばは「論語」という聖典に記され
 *老子の教えは「道徳経」に記されている
 *道教では老子とともに荘子が創始者と見なされている
 ☆孔子や老子は紀元前6世紀、荘子は紀元前4世紀の人物
 *儒教と道教には開祖と聖典があり、宗教の十分な資格を備えている
 ☆宗教か否かの議論があるのは
 *教師や信者によって構成される教団
 *聖職者と言えるような専門の指導者が存在しないから
 ☆宗教よりも思想の系譜としてとらえられる傾向が強い
 *儒教や道教の信仰をもつということは
 *入信するための形式が必ずしも明確ではなく
 *その点でも宗教の範疇に含めるのが難しい

⛳中国人は現世を中心に考える傾向が強い
 ☆儒教
 *「天」の観念があって人間に対して強い影響を与える
 *絶対的な神といった存在は想定されていない
 *創造神話も存在するが
 *世界全体を無から作り上げる創造神の観念は欠けている
 ☆道教
 *陰陽五行説にもとづく宇宙観が説かれ
 *神仙(神通力)や鬼などの実在が想定されてはいるが
 *その主たる関心は現世利益の実現におかれている
 *現実を超越した世界への関心はやはり薄い
 ☆儒教も道教も哲学や思想、倫理としての側面が強く
 *一方では民間信仰的な側面が強い
 *宗教の本質をなすと考えられる超越性には乏しい
 *キリスト教や仏教に見られる聖と俗の分離もなく
 *ユダヤ教やイスラム教のような
 *神が定めた絶対的な法に従うという考え方も欠けている

⛳中国では、重要な概念が「道」である
 ☆「道」は、中国の宗教全般の基本となる考え方である
 *後にはインドから伝えられた仏教にも大きな影響を与えた
 *その点は、仏教が「仏道」と呼ばれていたところに示されている
 ☆道とは、天によって定められた
 *人が実践しなければならない生き方であり規範である
 ☆孔子は、人が道を実践するにあたって
 *仁、義、礼、智、信からなる「五常」を重視した
 *この五常すべてを実践できる人間が
 *儒教において理想とされる人格であり
 *何よりも為政者に求められる資質とされた
 *儒教、理性で説明できない神秘的な事柄、扱わないと宣言している
 ☆孔子没後の儒教においては、祖先祭祀を重視するなど
 *論語の教えとは必ずしも合致しない傾向が目立つようになった
 *又神秘主義的な要素もあわせもつようになっていった
 ☆道教においても道の観念があったが
 *道教における道は、儒教における規範的な意味合いは弱く
 *宇宙の究極的な本源、本質といった意味をもっている

⛳中国の現世中心主義の国民性
 ☆中国に仏教が取り入れられた時点で
 *中国では、儒教や道教といった体系性をもつ宗教思想が存在していた
 ☆仏教が説く教えの内容は老荘思想と似ていた
 *大乗仏教においては「空」の考え方が強調され
 *すべてを空として見ることが求められる
 *道教には、この空と似たものとして「無」の考え方があった
 *中国の人々は仏教の空を知る前に道教の無を知っていた
 *空を無として受け入れることができた
 ☆中国では、儒教・道教においても現世の価値は否定されず
 *いかに現世においてよりよい生を送るかに重点がおかれる
 ☆中国仏教はインド仏教に見られる現世否定の側面をそぎ落とし
 *現世に生きることに価値を見いだす教えへと変容を遂げた
 ☆死後の生まれ変わりについても
 *それを苦としてとらえるのではなく
 *浄土に生まれ変わることをめざす来世信仰へと転換していった

⛳現世中心主義の代表
 ☆6世紀に智顎により開かれた開かれた天台宗の教え
 *智顎は「法華経」を重視し釈迦の真実の教えとした
 *「法華経」は、すべての衆生の救済を強調する経典で
 *現世における救いの可能性を切り開くものであった
 ☆智顎は、瞑想の技法としての禅について
 *中国において禅宗が確立される基礎を作った
 *禅宗もまた、インドにはない中国独自の宗派である
 ☆来世信仰の代表浄土教
 *浄土教を開いたのは5世紀から6世紀にかけて活躍した曇鸞
 *阿弥陀仏の住まう西方極楽浄土に往生し、成仏することを説いた
 *浄土教の信仰がインドではなく中国で強調されるようになった
                        (敬称略)
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⛳出典、『世界の宗教がざっくりわかる』





『儒教』『道教』『中国人=現世中心』『老荘思想』『道教=無』
(ネットより画像引用)

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