慶喜

心意気
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『重力と魂』『VRでの対外離脱体験』『小児期の虐待』『同行二人』

2024年08月06日 | 医療
🌸魂はさまよう4

⛳心と身体の同一性を担保するのは「重力」
 ☆「めまいは重力入力の乱れによって起きる」現象
 *めまいで、体外離脱感や離人症症状が出るということは
 *重力の錨が解かれるだけで、自分自身の身体の中に魂が宿っている
 *心身の統一感が簡単に解かれてしまうことを示している
 *重力が、身体と魂をつなぎとめる存在である
 ☆重力は本当に心を身体につなぎとめる錨であるかの実験
 *めまい患者さんと、なんともない健康人とで実験が行なわれた
 *参加者には、おでこに指などで書く「b」や「d」を識別するなどの
 *神経心理学的課題が出された
 *「b」文字と「d」は、お互いが左右に反転している形態をしている
 ☆結論は、めまい症群と健康群とで特に差はなかった

VRでの体外離脱体験
 ☆脳外科医オラフ・ブランケ氏のグループ
 *バ―チャルリアリティ(VR)による体外離脱体験を報告している
 *被験者の背中に触覚を刺激する装置を着け
 *同時に被験者の後頭部から背中を撮影し
 *その映像を被験者に装着させたメガネに流す
 *自分の背部を少し離れた場所から見ているように感じさせながら
 *リアルタイムで背中の触覚装置を作動させると
 *体外離脱体験が誘発できたのだという
 ☆脳を開いて電気刺激するセッティングではなく
 *VRちょっと見せる、トリックで感覚を混乱させるだけでも
 *体外離脱体験は誘発できることが示された
 ☆VRによって体外離脱体験を人工的に経験させてみると
 *人間が当然持つべき、死への恐怖が和らいだという報告がある
  *死への恐怖が和らぐことのメリットは、もちろんある
 ☆死は誰しも逃れることができず
 *突き詰めれば恐怖に押しつぶされそうにさえなる
 *人は大方の時間、別のことを考えて気を紛らしたり
 *まるっきり忘れたりしてなんとかやり過ごしている
 ☆がんやALSなどの病気が宣告された方は
 *差し迫る死に向き合わぎるを得ず
 *当然だが死への恐怖を克服できないことも想定できる
 *そういった場合に、VRによる死への恐怖の緩和は救いとなりえる

体外離脱体験にはアフターケアが必要
 ☆皆が一様に例外なく死への恐怖を失うこととなるのであれば
 *洗脳に悪用されるおそれもある
 ☆世界中のカルト教団
 *感覚遮断や薬物使用による体外離脱体験を、入信や服従など
 *人の心を簡単に支配できる手段として用いてきた歴史がある
 *体外離脱体験類似の離人感を伴うめまい症では
 *自己評価の低下や不安などの性格変化があるという研究もある
 *自己評価の低下や自信喪失を人工的になき起こし
 *心の隙間に入り込みやすくしている可能性もあるのだ
 ☆商業目的で気軽に体外離脱体験が提供される場合
 *数分の娯楽を終えた後、途方もない幸福感の中
 *全人格がまっさらにリセットされてしまい
 *根源的な恐怖もなければ、 
 *ハングリー精神や批判精神などもなくなってしまう場合
 *より好ましくない将来を導く可能性も想定できる
 *軽はずみな薬物使用によって、体外離脱体験するのと同じだ
 ☆体外離脱体験後のアフターケアの問題
 *体外離脱体験は、「私自身」という心を
 *一度捨て置くことと表裏一体である
 *良い意味では自己への執着から逃れた人間になれるかもしれない
 *悪い意味では自己不在となり自己同一性の喪失、自暴自棄になるかも

⛳四国のお遍路さんは「同行二人」なのか
 ☆臨死体験では8割以上が体外離脱体験を経験するという報告もある
 *臨死体験での体外離脱体験の頻度を上げる要因として
 *小児期の虐待経験が挙げられている
 ☆虐待経験は、自己肯定感をとでつもなく下げてしまう
 *肉体的・精神的に痛めつけられ、生死に関わる状況の中で
 *自分の「心」を守る手段が解離症、体外離脱体験だとすると
 *のちの自己肯定感の低下は、体外離脱して自分を一度捨てたからかも
 ☆虐待や災害などに直面すると、脳は恐ろしい窮地を抜けて
 *その本体をなんとか生き延びさせようとする力を発動させる
 ☆四国のお遍路では、最も険しい山間部で「同行二人」の感覚
 *二人とは自分とそれから弘法大師である
 *お大師様が寄り添って見守ってくれているような感覚に包まれ
 *人間は自分自身で生きるのではなく
 *大いなる慈愛で生かされている小さな存在であることを体得する
 *この経験こそがお遍路の一つの目的でもある
 ☆窮地にある人間を生かそうとする力の大本
 *物質的な脳の機能なのか、人智を超えた大いなる慈愛の手なのか
 *医学を放り出して、慈愛の方に駆け出したくなるような瞬間である
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
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⛳出典、『死の医学』







『重力と魂』『VRでの対外離脱体験』『小児期の虐待』『同行二人』
(ネットより画像引用)

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