その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

死ぬほど泣いても生きていた

2008-11-15 03:02:05 | その名も、たぁちゃん。
前回の予告を変更して、僕の大好きな「失恋」の歌について書いてみます。



"死ぬほど泣いても生きていた"


これは、黒田有紀の「cry」という歌の中のひとフレーズである。作詞作曲は飛鳥涼(ASKA)で、失恋をうたっている。


"死ぬほど泣いても生きていた"


ホラーかSFものか忘れたけれど、映画の宣伝文句で「生きて脱出するのは、死んでも無理っ!!」というようなのがあって、非常にうまいなぁと感じたことがある。いわゆるパラドックス表現である。
「死んでも無理っていうか、死んだら、生きて出れないやん!」というツッコミなわけである。

「死ぬほど泣いても生きていた」も、「死ぬほど泣いたっていうけど…、あんた生きてるやん!」という逆説。


僕が感じるのは、その逆説的な表現の向こうには、もっと大きなことを伝えているような気がする。

それは、失恋してものすごく落ち込むと、人はつい「死にたい」と口にしてしまう。でも「死にたい」といいながら、悲しみの今を生きている。そして乗り越える。

結局、失恋なんて死ぬようなことじゃない、大したことないと言っているような気がする。


失恋傷心真っ只中の僕ですが、生きてます。この歌の主人公のように「この日この時の気持ち どんなだったか覚えておこう」と思う。これが人生で最後の失恋と信じて…。


「cry」歌:黒田有紀(作詞作曲:ASKA)
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=38297

「cry」ASKAのソロコンサートより