旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

20240630 北海道夏編⑬ 望岳台散策パート6 美瑛町

2024-06-30 06:30:01 | 旅鴉の唄


6月30日(日) 晴れ時々曇り

この日は元来、週間予報ではあまり天気が良くないはずだったためか、望岳台への
車の数は、昨日よりは控えめだった。日差しは強烈で、焼けつくような暑さだ。

昨日と同じ現場へ。今日は滞在中、ずっと私一人きりだった。昨日よりも高い
パフォーマンスを期待していたのに、周囲も含めほぼシ~ンと静まり返っている。
これが昨日だったら、今日もう一回来ようとは思わなかったはずだ。

昨日一番撮影できたナキウサギは、一瞬走っただけで採食せず、「日向ぼっこ君」
が何度か撮影に応じてくれなかったら、まったく空振りに終わるところだった。

唯一気をはいたのがシマリスで、昨日とほぼ同じ時刻に、ほぼ同じ場所に現れ、
巣穴にしているらしい箇所に出入りした。食べ物を巣穴に運び込んで子育てして
いるようではなく、この行動が何を意味しているのか私には理解しかねるが、
遠征先から時々巣穴の様子を確かめに戻っているのではなかろうか?

撮影者(=私)に驚いたのは一瞬で、あとはマイペースで毛づくろいなどを散々
したあげく、元来たほうへ去っていった。今回撮影機会が少なく、減るペースの
鈍い記録メディアも、シマリスの撮影連写で、一気に残数が心許なくなった。
一区切りついたら交換しようと思ったタイミングで出てくるのが日向ぼっこ君だ。
相変わらず岩の上で動かないので、「ちょっと待っといてや~」とくぎを刺して、
大慌てでメディアを交換して現場へ戻ったところ、さすがに彼もそこまで暇獣
ではないらしい、すでに姿を消していた。


   

気温が上昇、少し靄っている大雪山。この時点でまだ、北海洋さんが山上にいる
はずなのだが。

帰路、道端で陣取っているおじさんがいたので話し掛けると、「シマリスを
狙っている」という。こんな場所でわざわざシマリス?と訝しく思いはしたが、
まあ話を合わせておいた。というのも、この地点は、数年前キタキツネの巣
(子ギツネたち)を見かけたところだからだ。

この方が真実を話さなかった可能性があっても、「嘘つき」とか「意地悪」と
咎めたりはしない。どこの馬の骨ともわからない奴(=私)から情報が洩れると、
今時SNS等で拡散される可能性があるので、それでわんさか人が押し寄せると、
キツネにも撮影者にも困ったことになるのだ。この方のとった対応は、極めて
真っ当なふるまいだったと思われる。

しかし、気にはなるなあ、今度わざわざ遠回りしてでも様子を見に行ってみよう。
   


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 20240629 北海道夏編⑫ 望岳... | トップ | 旅にしあれば(2024.06-2)~... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

旅鴉の唄」カテゴリの最新記事