シャーロックホームズを出て第三ビルに向かう。
閉店時刻まではまだ大丈夫そうだ。
うだまに急ぐ。
ほぼ同時に入った若いアベックが笑かす笑かす(^◇^)
「讃岐うどんじゃないうどんある?」
「はぁ?」
と店長。
「せやさかい、讃岐うどん見たいなのじゃ奴ある」
「うちは大阪うどんですよ」
「あ~えかった。讃岐うどん嫌いやねん」
このお店、讃岐うどんとは謳っていないが世間一般的には本場を超えた讃岐うどんと言われているのだが・・・
「とり天うどんも肉うどんも食べたいけど、両方は無理や」
「何がお勧めなん?」
店長に尋ねる二人。
「どれもオススメですけど、とり天は夜だけのメニューですから」
「ほうなん、でも、肉うどん旨そうやなぁ」
「せやろ、肉うどん食べなあかん」
写真があるわけではなく、文字だけのメニューで共感する二人。
「でも、とり天も食べたいなぁ」
「トッピングでとり天追加も出来ますよ」
と店長。
「駄目や、そんなに食べられへん」
「じゃぁ、とり天と肉うどんと一つずつにされてはどうですか?」
と店長。
「いやや、一緒のもん食べるさかいに」
「せやな、肉うどんにしょうな」
「この、汁うどんとかぶっかけとか何なん?」
「それはお汁の種類が違って・・・」
「どっちがお勧めなん!」
「そりゃあ、私だったらぶっかけにしますけど」
「じゃぁ、私はぶっかけ」
「俺は汁にするわ」
「同じにしてもおもろないもんね」
なんや、同じにするんじゃなかったんかい。
「でも、やっぱりとり天も食べたいなぁ」
俺が食べとるんのぞき込むんじゃない!
「やっぱ、とり天にしょうか」
「いやや、肉うどんでええわ」
「そこまで云われるんでしたら、トッピングのとり天を一つだけ付けましょうか?」
「話が分かる店長さんやな、この店にして良かったわ。」
(中略)
中腰になって、
「あれ見てみぃ、焼肉や、焼き肉やで!」
「ほんまや、すごいなぁ」
「お待たせいたしました」
「わぁ、焼肉が別のさらに乗っ取る肉うどんや」
「せやけど、これどうやって食べるん?」
「お好きなように食べて頂いて結構ですが・・・」
「どばーっと入れるんやな」
「その前に、まずはうどんだけを味わってください。」
「せやな、焼肉いれたら味変わるもんな。一口食べたら、どばーっと入れるんやな」
「少しずつ入れて味が変わって行くのを楽しんで頂いても構いませんし、全部入れられるときは焼肉のたれも一緒に入れてください。」
「どばーっと入れるんやな。でも、焼肉もうどんに入れる前に味わんといかんな。」
「いろんな楽しみ方が出来るように別皿にしてありますから、お好きなようにお召し上がりください。」
「せやな、ちょっと食べたら、どばーっと入れるんやな」
多分、この後も延々と続いたのでしょうが私は食べ終わってしまいましたがな^^;
ちなみに、文中の写真は私のとり天うどん(^ー^)ノ