「愚昧ちゃん、最近のブログおもろないわ!」
「ダメですか」
「まず第一に、覇気がない」
「覇気」
「せやな、読んでもらおうってのが伝わってこん。義務でブログ書いとんか」
「そんな、真面目に書いてますよ!」
「おざなりやん」
「」
「前は笑かそ思うて書いとったやん。いろいろ趣向を凝らして。実際のところおもろなかったけどな」
「」
「まぁ頑張りや!」
「それで2番目は」
「弐番目ってなんやねん」
「さっき、『最初に』言うたやないですか」
「一も2もないこれが全てや!」
「ほんま、漢数字とアラビア数字混在してるし、エエ加減なアドバイスですね」
「それでエエねん」
男は思った
確かに大阪赴任時には、オフ会にもしばしば参加してたし
おもろかった、おもろなかったって頻繁に耳にしてたし
そもそも大阪で生きていくには、おもろさを追求せねばって風土だったし
そうだ、今日はハードボイルド調に挑戦しよう
男は思った
ハードボイルド調
確かにそんな言葉には聞き覚えがある
しかぁ~し、ハードボイルド調がどんな芸風だったか
思い出せないお年頃
いや、これは違う
「ウサギ先輩、今日はよろしくお願いします!」
「これはウサギ先輩シリーズではないか」
これも違う
男は思った これがハードボイルド調の書き出しであることは間違いない
男は思った
あれ(大阪活動時代)からseveral years
ここで男は思った
several years
男の受けた教育からは7~8年のイメージ
だがnativeと話すと奴らが感じるのは3~5年
a fewよりちょっと多い(長い)と感じるらしい
男は思った
なんと教育的なブログだろう
男は思った
芸風が思い出せないと前書きがどんどん長くなってしまうではないか
いや、ふと思い出した
飲み食いネタがしょぼいときに、前振りを長くしていたことを
男は横断歩道を歩きだした
目指すお店はこの先
ガラガラガラと引き戸を開け
男は中指を・・・
いや間違えてもそんなことをしてはいけない
人差し指を立て
「一人なんじゃけどのぉ!」
指示されたカウンター席に陣取り
「刺身のほろ酔いセットを生で!」
フロア係のバイトさんがいつもと違う
其の辺りのチェックを怠ってはハードボイルドとは云えない
ん
ここは香るエールの筈
ジョッキがいつもと違う
其の辺りのチェックを怠ってはハードボイルドとは云えない
男は、ここの品書きの必要な部分に関しては頭に叩き込んでいる
来店の度に品書きを手に取ったりはしないが
諸兄の為に過去の画像を再掲する
ほら、香るエールって書いてある
流石に、普通のプレモルと香るエールは口に含めば判るのがハードボイルドである
そして、この日のビールは
香るエールかもしれない
どこまでも、ハードボイルドなチキンである
さて、刺身のほろ酔い
先程の品書きにあるように、
ドリンク
その日の1品
刺身の盛り合わせである
届けられた刺し盛をみて男は徐に箸を進める
ハードボイルドにピントは要らない
たたきと分かれ
今日も好い奴だしてくれるぜ
華鳩を常温で願い出る
ここは冷酒がないのが唯一の難点だ
男は店主の気を感じた
「俺の後ろに立つな」
思いっきり背中向けてるやん
男は思った
こいつは刺客ではない
店主は揚場の前に立っていた
店主からフロアのお姉さんに手渡された一品が男の元に届く
「本日の一品の鱧の天麩羅です!」
男は思った
ほろ酔いセットなるもの
客が飛びつくようなお得なセットだってのは分かる
ドリンク、刺し盛、そして鱧の天ぷら迄ついて1280円ってやり過ぎではないか
鱧には梅肉が合う
男は黒霧をロックで願い出る
ここには3種の日本酒がある
華鳩は県名ではなく音戸って地名で書かれている地元(広島)リスペクト
金陵は讃岐うどんのお店だけに頷ける
もう一つは土佐鶴
男は思った
解らん
以前はこの3種から2種類を選んで飲んでいた
最近では、日本酒1杯に焼酎ロック1杯に代えていた
理由は
特にない
単なる気まぐれだ
〆の一品とのご対麺
冷や冷や
毎度のことだが
この出汁が好きだと思った
個人的にはもう少し腰が欲しいとは思うが
男は夜の町に姿を消して行った
ぁ、写真ではまだ明るいが西日本の夏の陽は長い
過去の訪問記録
お店の情報は個人の備忘録として掲載しています。訪問時とは所在地、営業時間、定休日等変更になっていたり、そもそも誤った内容を記載しているかもしれません。最新の情報はお店のHPなどでご確認ください。
『乃きや』
広島県広島市南区的場町1-7-24
・広電電車 的場町 徒歩0分
営業時間:【月~土】11:00~21:00、【日曜日】11:00~20:00
定休日:不定休
「ダメですか」
「まず第一に、覇気がない」
「覇気」
「せやな、読んでもらおうってのが伝わってこん。義務でブログ書いとんか」
「そんな、真面目に書いてますよ!」
「おざなりやん」
「」
「前は笑かそ思うて書いとったやん。いろいろ趣向を凝らして。実際のところおもろなかったけどな」
「」
「まぁ頑張りや!」
「それで2番目は」
「弐番目ってなんやねん」
「さっき、『最初に』言うたやないですか」
「一も2もないこれが全てや!」
「ほんま、漢数字とアラビア数字混在してるし、エエ加減なアドバイスですね」
「それでエエねん」
男は思った
確かに大阪赴任時には、オフ会にもしばしば参加してたし
おもろかった、おもろなかったって頻繁に耳にしてたし
そもそも大阪で生きていくには、おもろさを追求せねばって風土だったし
そうだ、今日はハードボイルド調に挑戦しよう
男は思った
ハードボイルド調
確かにそんな言葉には聞き覚えがある
しかぁ~し、ハードボイルド調がどんな芸風だったか
思い出せないお年頃
いや、これは違う
「ウサギ先輩、今日はよろしくお願いします!」
「これはウサギ先輩シリーズではないか」
これも違う
男は思った これがハードボイルド調の書き出しであることは間違いない
男は思った
あれ(大阪活動時代)からseveral years
ここで男は思った
several years
男の受けた教育からは7~8年のイメージ
だがnativeと話すと奴らが感じるのは3~5年
a fewよりちょっと多い(長い)と感じるらしい
男は思った
なんと教育的なブログだろう
男は思った
芸風が思い出せないと前書きがどんどん長くなってしまうではないか
いや、ふと思い出した
飲み食いネタがしょぼいときに、前振りを長くしていたことを
男は横断歩道を歩きだした
目指すお店はこの先
ガラガラガラと引き戸を開け
男は中指を・・・
いや間違えてもそんなことをしてはいけない
人差し指を立て
「一人なんじゃけどのぉ!」
指示されたカウンター席に陣取り
「刺身のほろ酔いセットを生で!」
フロア係のバイトさんがいつもと違う
其の辺りのチェックを怠ってはハードボイルドとは云えない
ん
ここは香るエールの筈
ジョッキがいつもと違う
其の辺りのチェックを怠ってはハードボイルドとは云えない
男は、ここの品書きの必要な部分に関しては頭に叩き込んでいる
来店の度に品書きを手に取ったりはしないが
諸兄の為に過去の画像を再掲する
ほら、香るエールって書いてある
流石に、普通のプレモルと香るエールは口に含めば判るのがハードボイルドである
そして、この日のビールは
香るエールかもしれない
どこまでも、ハードボイルドなチキンである
さて、刺身のほろ酔い
先程の品書きにあるように、
ドリンク
その日の1品
刺身の盛り合わせである
届けられた刺し盛をみて男は徐に箸を進める
ハードボイルドにピントは要らない
たたきと分かれ
今日も好い奴だしてくれるぜ
華鳩を常温で願い出る
ここは冷酒がないのが唯一の難点だ
男は店主の気を感じた
「俺の後ろに立つな」
思いっきり背中向けてるやん
男は思った
こいつは刺客ではない
店主は揚場の前に立っていた
店主からフロアのお姉さんに手渡された一品が男の元に届く
「本日の一品の鱧の天麩羅です!」
男は思った
ほろ酔いセットなるもの
客が飛びつくようなお得なセットだってのは分かる
ドリンク、刺し盛、そして鱧の天ぷら迄ついて1280円ってやり過ぎではないか
鱧には梅肉が合う
男は黒霧をロックで願い出る
ここには3種の日本酒がある
華鳩は県名ではなく音戸って地名で書かれている地元(広島)リスペクト
金陵は讃岐うどんのお店だけに頷ける
もう一つは土佐鶴
男は思った
解らん
以前はこの3種から2種類を選んで飲んでいた
最近では、日本酒1杯に焼酎ロック1杯に代えていた
理由は
特にない
単なる気まぐれだ
〆の一品とのご対麺
冷や冷や
毎度のことだが
この出汁が好きだと思った
個人的にはもう少し腰が欲しいとは思うが
男は夜の町に姿を消して行った
ぁ、写真ではまだ明るいが西日本の夏の陽は長い
過去の訪問記録
- 2022年6月:ほろ酔いセット その参
- 2022年7月:ほろ酔いセット その弐
- 2022年7月:定期巡回中
- 2022年8月:テーブル席でもほろ酔いセット
- 2022年10月:刺身のセット
- 2023年2月:やはり刺身のセット
- 2023年3月:天ぷらのセット
- 2023年4月:黒霧あるよ
- 2023年5月:鯛兜
- 2023年6月:小鰯天ぷら
お店の情報は個人の備忘録として掲載しています。訪問時とは所在地、営業時間、定休日等変更になっていたり、そもそも誤った内容を記載しているかもしれません。最新の情報はお店のHPなどでご確認ください。
『乃きや』
広島県広島市南区的場町1-7-24
・広電電車 的場町 徒歩0分
営業時間:【月~土】11:00~21:00、【日曜日】11:00~20:00
定休日:不定休
20230721
若村麻由美さんファンなら、CM降板理由が理由だけに土佐鶴はやめるのではないかと・・・
私も土佐鶴のポスター持ってます(笑)。