活字の海で、アップップ

目の前を通り過ぎる膨大な量の活字の中から、心に引っかかった言葉をチョイス。
その他、音楽編、自然編も有り。

11月25日 佐渡レッスン(クラスG/H/合唱団)

2007-11-25 21:55:36 | 一万人の第九(音楽の海)
参加してきました。佐渡レッスン!

今日は、妻の所属する合唱団の発表会が午後にあるため、妻は参加できず。
必然的に、子供二人(=ソプラノ二人)も参加できず。
ということで、午後に予定されていたキッズレッスンもお休み。

妻は、午前10時半にはゲネプロで出かけてしまうため、
子供の面倒も見ないといけないので、当初一家全滅か、と思われたが、
妻の実家からおかあさんが来てくれることになり、僕一人での参加となった次第。


10時レッスン開始に向けて、9時40分くらいには会場である生涯学習センターに
入ったが、既に結構な人が入っている。

既にバスパートも、ざっと目視で8列程は出来ている感じ。
これでは、いつもの定位置の最前列テノールとの境目(つまり先生のまん前)は
無理!と、すごすごと最後尾につこうとしたが、案内係サンがテノールとの隙間
にも座って下さ~いという声のおかげで、首尾よく定位置を確保できた!

場所の確保の後、入場時にもらった黒いものの、家族の分の入手に行くが、
持っていなくてもリハーサルの時にお渡ししますから、と言われて一安心。

 ※ ぷちこさんのブログに倣って、ここでは内容は書きません

ついでに設けられていた販売ブースをチェックしていて、ピンバッチを発見!
おお、これがまさぽんさんのブログで言われていたピンバッチか!と、
思わず僕も購入してしまった。

体育館座りで待つことしばし。
時間になり、花月先生、清原先生、福田先生が登壇。

今日は花月先生、スーツをパリッと着こなしてて、細身によく似合っている。
清原先生は、僕が一番始めにレッスンを受けた先生で、お懐かしゅうございますと、
一人座席からテレパシーを送るが、無論のことスルーされる

「今日は1分間で発声練習を仕上げます」という花月先生の練習の後、
いよいよ佐渡先生の登壇。

昨年、豊中市民会館で行った時には、有元先生が引っ張りまくって漸く登場!
という感があったが、今回は時間の関係か、さくっと登場された。

佐渡レッスンでは、最初から終わりまでとにかく流してみた感じ。
途中、先生がどうしても気になるところはコメントや反復練習を挟みながらも、
最後まで駆け抜けたぞ!というところかな。

我らの出来栄えに、不満や焦りも相当あったに相違なく、

「夏から今日まで忍耐強く教えてこられた諸先生…」

という表現には、思わず笑ってしまったが、実のところ笑っている場合などでは
無いのである。

この期に及んで、まだこんな完成度でどうするよ、自分!?と焦りが募る

こりゃ、明日からの一週間は、通勤電車の中ではヘッドフォン聞きながら
楽譜と首っ引きだな。

今日の先生のレッスンでよく印象に残ったのは、

「歌詞にしてもリズムにしても、ベートーベンが伝えたかったことを、しっかりと
 意識して歌おう」

ということ。

例えば、有名なMの部分。
前奏といえるフレーズが、僅か2小節しかないのはどういう意味か?
当時の音楽としてはきわめて異例なこの構成を選択したベートーベンが、
Mの出だしをどのように決めてほしいという思いを込めて作曲したのかを
考えれば、♪Freudeの出だしがもっと爆発的な歓喜に満ちる筈だ!という
話には、深く納得してしまった。


僕的に楽しかったのは、411の♪Laufet,Bruder,eure Bahn,の男性パートに
よるコーラスの部分。

「ここは毎年恒例でやっているんですが…」という話と共に、
先生が舞台から降りてきてインタビューの開始。

「おいくつですか?」との問いに、「46歳です」と答えると、
「おお、同い年ではないですかぁ!」と、握手を求められ、ラッキー。
先生の手は、とても大きく、暖かかった。

その後、肩を組んでの大合唱。
僕の横に入っていただけたが、先生がデカイ(失礼!)し、反対隣の方も
大きめだったので、俺は捕獲された宇宙人グレイかい!?と一人突っ込みしながらも
世界的な指揮者の先生と肩を組んで歌うという幸せを、しばし味わうことが出来た。


最後に、佐渡先生のお言葉で、とても印象に残ったものを一つ。

「僕は、今回、全ての楽器、全てのパートにいたるまで、指揮を出すつもりです」

この言葉に込められた”熱”を、どう伝えたらいいのだろうか?
間違っても、全てに口出しして、自分の統率下、理想の音楽を演奏する、という
ような単純な意味ではない。
参加する全ての人々とBruderになるんだ、そしてその繋がりを世界に広げていくんだ、
という先生の熱いメッセージを、確かに僕たちは聞いたのだ。

本番まで後一週間。その思いにどこまで答えることが出来るのか。

今言えることは、

当日は、これまでに教わった全ての先生方の教えを体現したい、
総監督の全身から伝わるメッセージをしっかりと受け止め、歌い切りたい。
そして、悔いなく気持ちよく大阪城ホールを出たい。

Freude!!

(写真は、大阪梅田生涯学習センター前の練習場を表す看板。
 もう今年もこれで見納めか、と思うと、思わず撮ってしまった)

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2 コメント

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コメント、ありがとうございました (MOLTA)
2007-11-29 23:38:12
いらっしゃいませ。ようこそです。

そうですね。
健康あっての第九ですからね。

お互い健康には留意して、参加の最高記録更新を狙いたいものですね!
#って、いったい何歳なんでしょう?

それでは、土曜日、大阪城ホールのどこかでお会いしましょう!
返信する
先日はありがとうございました! (南八尾電車区)
2007-11-29 17:23:31
 MOLTAさん、こんばんは。
 先日はコメントをありがとうございました!


 私自身は豊中での佐渡練となったわけですが、佐渡先生、今年は「第九」指揮で何やら色々言及していたようには記憶しているのですが、具体的に何を言ったかを思い出せずにいましたが・・・

>「僕は、今回、全ての楽器、全てのパートにいたるまで、指揮を出すつもりです」
 そうでしたね、確かそのようなことを佐渡先生は話していたような気がしてきました。

 で、私が印象に残ったのは、佐渡先生による年齢インタビューで、8歳の女の子(だったと思います)と共に78歳のおじいちゃんも合唱参加しているのがわかったこと。
 脳梗塞で倒れて半身不随の身となってしまった私の父親の更に4歳年上のおじいちゃんが矍鑠として合唱に参加してる・・・健康面も含めて、あのおじいちゃんを見習わなければ、ふと考えてしまいました。


 佐渡先生が常々口にしている「本番は1回限り」という言葉、私自身も肝に銘じて、悔いのないステージとなるよう努めていきたいです。


 お互い頑張りましょう!
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