毎日新聞 10月29日 夕刊 4面 ニュース インサイド より
日野原重明氏のこのインタビューを読んで、
僕はひどく疲れてしまった。
理性では、氏の説く非暴力主義はよく分かる。
誰もが痛い思いをしたくないし、
普通の感性ならば、積極的に人に痛い思いをさせたくも無い。
ただ、何か不幸な出来事を発端に、暴力と報復の連鎖が始まり、
それが国家間の規模となると戦争となる。
その状態を称して「恨み . . . 本文を読む
藤田和日郎の長編第2作。少年サンデーコミックス。
この作者の場合、2作目といえどそれぞれが超長編であり、
その長丁場を維持する作画力、ストーリーの構成力には定評がある。
長編1作目の「うしおととら」は、1990年~1996年という、
もう10年以上前の作品ながら、今読み返しても全く古さを感じさせない。
全編に流れる作者の熱い思い(へこたれるな、逆境でこそ笑い、立ち上がれ!)は、
少年漫 . . . 本文を読む