駅に、降り立った瞬間。
感じたものは、標高1500mになろうとする地点故の冷気だった。
時は7月だというのに、ここでは吐息が白い。
構内にあるトイレで手を洗うと、まるで氷水のようだ。
ここは、黒部ダム。
正確には、扇沢駅から関西電力の運営する電動のトロリーバスに
乗って、黒部ダム駅へと着いたところである。
バスは、約15分をかけて両駅を結んでいる。
その通行ルートはそのほぼ全行程がトンネ . . . 本文を読む
柿に舌鼓を打った後、一行は清涼寺へと。
ここは、光源氏のモデルとも言われる源融(みなもととおる)の山荘跡を
そのルーツに持つ、長い歴史を持つお寺である。
その後、様々な流れを経て、清涼寺という今の名前になって以降は、
ご本尊も三国伝来の釈迦像となり、源融の影は薄くはなったが、
それでも阿弥陀堂の名前で敷地内に残っている源融所縁の建物は残って
いる。
ここに奉られている阿弥陀如来像は、源融の面 . . . 本文を読む
楽柿舎(らくししゃ)は、芭蕉の門人 向井去来の庵である。
芭蕉もここを訪ねて、滞在したこともあるという、元禄から続く由緒ある
庵である。
#ただし、現在の庵は明治の頃に再建されたものらしい。
入り口の笠と蓑は、ここに掛かっていると主(=去来)は在庵。無ければ
外出という目印として使われていたそうだ。
こうした暗黙の了解っていいよなあ、と思う。
今ならさしずめケータイで確認すれば、終わりで . . . 本文を読む
常寂光寺という変わった名前は、天台宗の教えによる極楽浄土の層に由来する。
お寺がある小倉山辺りの「幽雅閑寂」な雰囲気が、まるで浄土の上層階である
常寂光土に似ているから、というのが、その理由とされている。
また、その立地通り小倉百人一首でも有名であり、藤原忠平のかの有名な一句
「小倉山 峰のもみじ葉 こころあらば 今ひとたびの みゆき待たなむ」
も、この地を枕詞としている。
が、しかし… . . . 本文を読む
やがて一行は、野宮神社の参道へ。
有名な黒鳥居(木の皮を剥いていない、日本最古の鳥居だとか)をくぐって
境内へ。
こちらも、人波は相変わらず。
参詣するにも一苦労である。
本当は、御神殿にカメラを向けるのは不敬なのであろうが、まあ紅葉に
免じて勘弁していただくとする。
渡月橋から見た山々は、まだ青さを残していたが、こちらはすっかりと
いい色に染まってきている。
やっと順番が来て参拝 . . . 本文を読む
湯豆腐のお店「竹むら」を出たのが、ちょうど12時頃。
既に、嵐山のメインストリートは、人、ヒト、ひとである。
「竹むら」の前にも、待ち行列が相当な長さで伸びている。
その横を、少しほろ酔いでいい気分になりながら一行は通過。
人の波の流れをなんとか見極めながら、「竹むら」の看板前で記念撮影。
#個人情報保護のため、この写真は残念ながら非掲載です。
#以下の写真は、「竹むら」のHPより。
人並 . . . 本文を読む
この手記は、昨年11月に第1部のみ書き起こしてお蔵入りしていたものです。
秋のグループ旅行の企画を立てようとした時に、ふと思い出して引き出して
みたら、結構懐かしかったので、少し手入れの上でUPしちゃいます。
他の旅行記と合わせて、何とか書ききりますので、しばしのお付き合いの程を。
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23日の勤労感謝の . . . 本文を読む
今日の宿泊先は、クラブノアむぎから車で5分程の距離にある、砂美かたやま
という旅館です。
ショップからは距離も近く、かつ海に隣接しているので眺めも最高。
清潔感に溢れた、とてもよい宿です。
宿には、まだ全然明るい午後5時頃には入れました。
食事は7時を指定したので、入浴の後はログブックタイムに。
海中マップに通過ルートを書きながら、あれこれと話している最中に、
ハプニングが一つ発生。
細か . . . 本文を読む
クラブノアむぎさんの船は全て和船のため、エントリーは船べりから
バックロール、あるいはジャイアントで入ります。
どちらでもお好みですが、僕はお客様のエントリーをフォローした後に
その体制のまま水中に入ることの出来るジャイアントを多用しています。
お客様お二人とも、無事エントリー完了。
僕も追いかけて、アンカー下へ集合し、まずはOK確認を行います。
今日は天気がよいため、よく日が入って明るい水 . . . 本文を読む
クラブノアむぎは、なかなかよく整備されたダイビングショップです。
設備が整っていることもありますが、ショップの目の前が海で、
天気のよい日は一望の下に太平洋を眺めることが出来るロケが
魅力です。
ただし、目の前のビーチでは潜った事は有りません。
ショップのHPのダイビングポイントマップでも記載されていないので、
漁業権との兼ね合い等で、ここでは潜れないのかと思います。
ただし、スキン . . . 本文を読む