kakki'sだらだら日記

エアロビクスの事、競技の事も含め日々の出来事をダラダラと書いていきます。

ホワイトデーにまつわらない話

2006-03-03 01:04:23 | あほ話
この季節はホント溜まらんですな。
花粉症っすよ。もう毎日ちり紙(「ちりし」って読んでね)が手放せません。
目は痒いし、鼻水は出るし、くしゃみなんか朝は何連発か分からないほど、
打ち上がります。先日、買い物してたら近くにいた子連れの若奥様がくしゃみ、
ほんで私がくしゃみ、若奥様がくしゃみ、ほんで私がくしゃみ、と
まさに連想ゲーム「壇さん、大和田さん、壇さん」な世界でした。

話は変わりますが、もうすぐホワイトデーですね。
ホワイトデーと言えば飴=キャンデーです。そこで今回は飴についてレクチャー
しますのでメモのご準備を。

私が専門学校に通っていた頃に海洋実習ってのがありましてウィンドサーフィン
とかね、色々やるんですけど、メインは遠泳
海洋実習は3日間あって、毎日遠泳の練習、そして最終日は遠泳の本番


ま、練習では大体3kmくらいかな。本番は5kmの遠泳です。
男女大体30人くらいいたので4列になって浜を出発して顔を浸けない平泳ぎで
往復して浜に戻ってくる。列のサイドにはサーフボードをボート代わりにした
先生やスタッフが監視。刑務所か自衛隊かって感じですよ、まさに。
それも女子刑務所ではなく、府中刑務所の服役囚です。

そんな看守達の仕事のひとつは「餌やり」。途中の休憩ポイントで私達服役囚に
エネルギー源になる飴玉をくれる仕事です。休憩っつっても立ち泳ぎですが。
それでも休憩ポイントに来ると全員が飴玉をくれるスタッフのサーフボートに
一挙に服役囚が群がるわけです。
まさに鯉にでもなった気分です。鯉服役囚です。
そんなにしてまで手に入れたい飴玉は「氷雨(こおりあめ)」。
そう、味もそっけもない氷雨。これを手に入れたら即、口に入れてモゴモゴ
しながら再び列に戻り、岸を目指して泳ぎだすわけです。これ食べると結構
力が出るんですよね。糖分の威力って凄いなって初めて思いました。

そんな練習が二日間あってようやく疲労もピークな最終日5kmの遠泳本番です。
やっぱり5kmは長いんですよ。早く休憩ポイントにならないかなぁって
頭はそればかりです。
ようやく休憩ポイントにさしかかり、いつもより威力を増した鯉服役囚達が
一斉にボートに群がります。そこで「わぁ~」と嬌声が上がりました。
なんと、本番用に奮発して飴玉が「黄金糖
我先にと手を伸ばし掴んだ瞬間、頭をよぎる嫌な予感・・・今までは裸の氷雨。
貰って即お口にポン!しかし喜び勇んで手に入れた黄金糖は包んであるぞ。

平泳ぎをしながら両手で包みを開けろと?
もう溺れないように必死で急いで包みを剥ぐわけです。そうすると当然
「あ~落ちたぁ(泣)!!」
タイタニックでディカプリオ扮するジャックが海に沈んで行くシーンさながらに、
ゆらゆらと海に吸い込まれていく黄金糖・・・。

アチコチで落胆の声が聞こえます。もう殆ど悲鳴です。
そこいらの合格発表よりも落胆の色は濃い感じです。
でも惜しい!全然人生左右しない!

・・・今日はラップで締めてみました。