春風にこかすな雛のかごの衆
先師がこの句を評して、
「伊賀の俳人たちが、作為のない無邪気な句を詠んでいるのは、たいそう
心をひかれるね」
といわれた。
丈草が言うには、
「伊賀の俳人たちの俳風が、作為がなく無邪気なのを、先師はまるで知らぬ
顔をされているが、じつはそれは、先師がそのように指導をなさったから
なのだ」
と。
我楽多のなかのあれこれ秋日和 季 己
先師がこの句を評して、
「伊賀の俳人たちが、作為のない無邪気な句を詠んでいるのは、たいそう
心をひかれるね」
といわれた。
丈草が言うには、
「伊賀の俳人たちの俳風が、作為がなく無邪気なのを、先師はまるで知らぬ
顔をされているが、じつはそれは、先師がそのように指導をなさったから
なのだ」
と。
我楽多のなかのあれこれ秋日和 季 己