念願の(大げさ~)海鮮丼も食べたし、
さて次はどうしよう。
市場から桑園までかなり歩きます。
地下鉄で移動しても良かったのです、
靴ずれ起こしてましたから。
でも、北海道大学へ行きたかった。
札幌駅から北に広がる大学、
桑園からもそんなに遠くないんです。
いや、一駅分あるからかなり歩くんですよ?
でも、交通機関へ回って、待って、乗って、
そこからさらに歩いてって…
一駅ぐらいだとかかる時間はそんなに変わらないんじゃないの?
歩こう!
というわけで、まずは桑園駅へ向かい、そこから高架下を抜けて北側に出て、
あとは線路沿いをてくてくてく。
靴ずれも痛いのにてくてくてく。
普段行かない土地を歩くと、
確実に違うと気づくのは街路樹などの植物です。
さすが北海道、東京ではまずみかけない
白樺がたくさん!
昔住んでた家には、
祖母が植えさせた白樺の木がありました。
その後転居をし、その間家を貸したら、
ある時期入居した住人が
切り倒して家具にしてしまったんです (>_
古川記念講堂とご対面を果たしました!
うーん、いいなあ、
近代的な建物もいいけど、
木造校舎を知ってる世代ですので、
学校というと何というか、
こーいう建物じゃないと校舎って感じしないんです。
ま、冬寒いし、床のワックスかけとか面倒なんですが
その面倒くささがいいんです。
で、クラーク像にご対面をし、
そろそろ足も限界に近かった私、
もう札幌へ移動しようか、
寒し、天気悪いし、
喫茶店で時間つぶそうかと思った時ですよ。
このあたりに、もう一つみたい建物があったわよね、と
思い出したのです。
北大をルートにくわえたのは、
その建物も見たかったから。
ろくに読めない地図アプリをみたら、
めちゃくちゃ近くにあるんです、
清華亭が!
これはもう行かねばならないでしょう!
道を清華亭へ取り、少してくてく。
しかしー、今回思ったんですが、
北海道って横断歩道が少ないですねえ!
信号と信号の間が長いから、
曲がり角間違うと向こう側にすごく渡りにくい。
また曲がるところを間違えた! と
大回りしながらやっと清華亭に到着!
古川記念講堂は、ちょっとぼろい? って感じがしたのですが、
清華亭は、手入れが行き届いていて印象はとても良かったです。
エントランスから庭は常駐してる警備員さんが
丁寧に箒で掃いているし、
古い建物にありがちな人気のなさからくる荒れた感じが
まったくありません。
まるで知り合いの伯父さんか叔母さんの家へ
訪問するような気分になりながら敷石を踏み、
警備員さんにご了解を頂いて
建物内に入りました。
そう、ここは一部の部屋を覗いて観覧自由なんです。
詳しい解説は、
こちらにおまかせするとして、
ちゃらっと軽く説明しますと、
尖塔を持ったあたりが洋風、縁側が続くあたりが和風の
和洋折衷の建物でして、
時の天皇陛下もお立ち寄りになったあたりから、
人が住む家ではなく来賓を迎える館なんですね。
玄関と洋室、和室までしか入れませんが、
見られない部分も気になる…
頼めば公開してくれるのかなあ…
今度訪ねる機会があって、
その時も警備員さんがいたら聞いてみよう。
洋室のシャンデリアの、天井の漆喰には
ききょうのレリーフが。
高い天井に
北国ですから窓は二重構造。
お隣の和室は庭に面した廊下付き。
室内は、床の間に違い棚等、
和室の客間のしつらえがされていました。
時を経て、手入れが行き届いた建築物って
どうして居心地がいいんだろう。
いつまでも居座ってしまいそうでしたので
失礼をば致しました。
玄関先には「自由にお持ち帰り下さい」の札の元に
まつぼっくりが。
手頃な大きさのを一つ持ち帰り、
しいちゃんのお土産にいたしました =^_^=
清華亭を出たあたりで
そろそろ…ホントに靴が痛くて限界状態だったのですが…
高架下を抜けて札幌駅近辺まで出ると、
道路の向こう側に赤煉瓦の建物が!
旧本庁の建物ですよ、
また今度にする?
ううん、目の前に見えるもん、
近くだもん。
行く!!!
そこからてくてく。
近くに見えてもなかなか遠く、
けど行きかけたんだから!
もう、今回の旅行はこんなのばっか!
けど、訪ねて良かったですよー。
先にも書きましたけど、
私、小学校は当時ですら古かった木造校舎だったんですね。
独特の匂いというか、木造建築の床や階段が軋む音や感覚が
どうやらすり込まれていたようなんですよ。
中に入って感じたのは
「なつかしーーーーい!!!」
この一言に尽きます。
新しいものも快適でいいんだけど、
使えるなら使おうよ、古い建物も! って
思いながら階段を上り、各展示スペースを巡りました。
で、ここで失敗したのは…
中に入った方ならわかると思うのですが
ここ、天井がめっちゃくちゃ高いんですよ。
2階と言っても団地の3階くらいの高さはあるんじゃないでしょうか。
階段も段数が多い。
踊り場がある階段もあるにはあるのですが、
入って左右に踊り場がない階段が2本はす向かいについてます。
雰囲気いいのは踊り場がない階段。
上りは正面階段を上り、
下りはこの踊り場がない階段を使いました。
階段落とししたら絶対死ぬよな、っていうこの段を降りた時、
多いに後悔しました。
そうです、すでに足は靴ずれて痛い。
段を降りる時って、擦れたところ直撃するんです。
痛い痛い、もう勘弁してー!
よろめきながら降りて行った私、
これ以上歩き回るのは限界だと判断し、
もう少し足を伸ばせば見られたであろう時計台も、
乗れたであろう路面電車も
あきらめることにしたのでございます。
まあ、時間的に列車の出発まで1時間と少し、
微妙に時間があるようでなかったし、
土地勘がないところだから
どれくらい時間がかかるか読めませんでした。
今度北海道へ行くときは、
今回巡れなかったところを見て回りたいと思ってます。
この項、もう少し続きます