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板東のドイツを尋ねる (徳島県鳴門市) その3  ドイツ橋~ドイツ館

2017-10-31 23:44:48 | 美術館・博物館・資料館
大麻比古神社の案内図

前回からの続きです。

大麻比古神社からメガネ橋とドイツ橋を目指します。本殿の裏にある散策道をテクテクと歩いて行くとすぐにメガネ橋に到着

メガネ橋

ドイツ橋

池に架かる小さな橋がメガネ橋、さらに遊歩道を進んでいくと少し大きなドイツ橋があります。
メガネ橋とイツ橋は第一次世界大戦当時に捕虜として板東で生活していたドイツ兵が造った橋、10の橋を造ったが現存するのはこの二つの橋だけです。

捕虜として暮らしていたドイツ兵達は地元の住民とも交流があり、ドイツに土木技術で橋を造ったり、バターやチーズの製法を伝えたり演奏会などをして地元の発展にも大きく寄与しました。

次はドイツ館に行ってみましょう。

ドイツ橋から神社の境内へ戻り、社務所の裏手から駐車場を抜けると県道に出ます。県道をそのまま下って行くとドイツ館に到着。

ドイツ館

アジア初のベートーヴェン交響曲第九の演奏

鳴門市ドイツ館は板東不慮収容所でのドイツ兵達暮らしや地域住民との交流に関する史料が展示してあります。ドイツ兵捕虜が演奏会でベートーヴェンの交響曲第九番を演奏したのですが、これがアジア初のベートーヴェン交響曲第九の演奏と言われています。

俘虜収容所のバラッケ

併設されている道の駅道の駅第九の里には当時板東俘虜収容所で実際に使われていた兵舎を移築して、物産館として使っています。

ばんどうドイツ橋

近くを通る高松自動車道にはドイツ橋を模したばんどうドイツ橋が架けられています。

他にも近隣には俘虜収容所の跡に作られたドイツ村公園やドイツ兵捕虜の慰霊碑などの史跡が点在しています。

板東俘虜収容所に関する史跡マップ

blogramによるブログ分析


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1 コメント

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Unknown (智太郎)
2017-11-03 14:50:10
鳴門市ドイツ館は、大正時代の大正6年~大正9年(1917年~1920年)に利用されていた建物ですね。100年前の建物が今でも利用され日本の土建業界もドイツ館の維持管理等、素晴らしいですね。
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