猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

TOTO、INAXのウォッシュレットと日本文化

2007年03月29日 | Weblog
ウォッシュレットはすでに家庭にも普及し始めており、ホテルやレストラン、喫茶店でも一般的になってきている。
お尻を洗うだけでなく、乾かす、においを消すなど機能がついているものもあり、どんどん高度化してきている。
こういうきめ細かい技術は日本人ならでの発想である。
現に宇宙開発などの技術で、小型モーターや金属の磨き技術は、日本の中小企業の独壇場であると聞いている。
そういう文化の延長がウォッシュレットであると思う。

ところで、ウォッシュレットの使用が日常化すると、使わないでいると必要以上に不潔感が増してきて、どうにもならなくなってくるものである。
特に海外に行くと日本と違いウォッシュレットがないので、日本人としては実に不便を感じるとともに気持ちが落ち着かないのである。

文化の違いの産物であるウォッシュレットが、今後海外で簡単に普及するとは思えない。
一方では日本のウォッシュレットの機能はますます高度化してきているので、文化摩擦は大きくなってゆくのではないだろうか?
しかし、こういう文化摩擦は、実にくだらない「くさい」話であり、「こくさい(国際)問題」に発展しなければ幸いである。


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