猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

人生の後半は聴き役にまわるというのは?

2011年03月07日 | Weblog

人間だれしも「誰かに話を聴いてもらいたい」ものだ。

そうでなかったら、ストレスがたまってしまい、社会が成り立たなくなると思う。

事実、対話を聴いていると、どちらかが話の主導権を自分の方が取って、自分のペースで話そうとしている。

そして、主導権を取ったものだけが、ストレスを解放できる。

世の中の人間の半数がストレスを解放できないでいるということになる。

そこで、「70歳を過ぎたら、聴き役にまわる」ことを提唱したい。

これまでお世話になった社会に「お返し」をするというのもいいだろう。

人生の酸いも甘いも体験した者が聴き役に回れば、

ストレスが少なくなって世の中も、平和になるのではないだろうか?

例えば、日本の自殺者は世界一多くて、毎年3万人の命が失われているが、

こういうものも少なくなってくるはずだ。

そのために年寄りと若者の交流の場を作って行きたいものだ。