猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

マスコミは高齢者に不安を掻き立てている

2008年01月01日 | Weblog
明けましておめでとうございます。

自分の性格からいって、いつも不安を抱えていなければ気がすまないというところがあります。
しかし、これからの人生はいらぬ不安は持たないことだと思います。
今日の新聞を見ていると、今年は経済にしても政治にしても大変な年になるだろうという記事が多く見られました。
マスコミや評論家の予測は、いつも悲観的です。
それにしては、悪くなってきたということあはありませんでした。
なんだか、自分の性格と同じような気がして可笑しくなりました。

個人の生き方で考えてみると、将来起こるかどうかわからないようなことを悩んでいたら、ストレスが溜まるばかりで、命が幾つあっても足りません。
高齢者は病気になったらどうしようかとか、老後の生活は大丈夫かとか、天災事変がきたらどうしようとか、を考えているはずです。

病気になるかどうかわからないのに、おびえていたらきりがありません。
生命保険会社が莫大な広告費を出して宣伝するのも、かなり儲かるからなのです。
つまり、病気とか死の確率は極めて少ないというわけです。
それに、かなりの人が不安を感じて入っているのです。

老後の生活は、定年退職者がこれまでに貯めてきた貯金と退職金そして年金があれば何とかなるのです。(具体的にはこのブログで既に書きました)

マスコミや評論家の言うことにつられて、将来を悲観的に見て不安を持たないことです。
それこそ、ストレスがたまって早死にしてしまいます。
これでは本末転倒ではないでしょうか?