猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

おおいに自画自賛をしよう

2006年12月28日 | Weblog
先日なくなった青島幸男さんが「自画自賛」するのは、大いに結構であるといっていた。
これには、まったく同感である。

自画自賛をするのは、はあくまでも自分の心の中でのことであり、決して人様に対してするものではない。

誰もが、心の底では無意識的に「自画自賛」していると思うのだが、そしてそういう気持ちになるのは、恥ずかしいことだと思っているのである。

昔から、優れた芸術家や経営者たちは、「自画自賛」する傾向が特に強い。
それどころか人に対して、おおぴらに「自画自賛」するのである。
つまり、「自画自賛」することで、自分を褒めテンションを挙げているのである。

だいたい、「自分には素晴らしい能力があるのだ」と思わなかったら、「いい仕事」は出来ないものである。
日本人は謙虚すぎていけない、多くの人は「自画自賛」など図々しいことは出来ないと思っているが、とんでもない間違いである。

人にはない、素晴らしい才能を持った自分を、愛おしいと思わなかったら「いい仕事」は出来ないはずだ。