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●熟語の読み・一字訓読(その81)です。
<宦:カン、つかさ、つか(える)>
・つかさ :宦途=仕官のみち、宦事、群宦・・・ほか多数
・つか(える):宦意=仕えたい心、宦術=出仕する法・・・
・その他:いわゆる「宦官(カンガン)、しもべ・・・」等、他の意味も多々あり。
<宸:シン、のき>
・のき:宸宇(シンウ)=のき、やね
・その他:(ごてん、そら、建物の聖所、神聖な場所、天子の居所などの意。「宸」の熟語の多くは天子のことに冠して用いる語が多い。この「宸」の用法は六朝期以降の用法・・・):宸翰、宸筆、宸襟・・・等々。*「六朝(リクチョウ)」:中国で、後漢の滅亡後、隋の統一まで建業(現在の南京)に都した呉・東晋・宋・斉・梁・陳の6王朝のこと。
<冦:コウ、あだ、かたき>
・あだ、かたき:冦讐(コウシュウ)、冦仇(コウキュウ)、冦敵・・・
・その他(とる、かすめる、そこなう、害する等の意あり):冦害、冦虐、冦賊、冦盗、冦兵、冦掠(コウリャク)・・・
<窹:ゴ、さ(める)、さと(る)> *「寐:ビ、ね(る)」
・さ(める):窹寐(ゴビ)=ねてもさめても。窹覚=さめる、窹思=さめて思う=窹懐、窹言=さめて言う
・さと(る):窹合=なるほどとさとる、窹然=さとる
<寞:バク、マク、さび(しい)、しず(か)>
・さび(しい)、しず(か):寞寂=寂寞、寞然、寞寞、寞落=落寞、・・・
<寥:リョウ、さび(しい)、しず(か)>
・さび(しい):寥寂、寥落=さびしいさま・落ちぶれたさま、寥寥=寂寞・・・
・しず(か) :寥闃(リョウゲキ)=さびしくて静か、寥邃(リョウスイ)=静かで奥深い・・・
・その他(むなしい、そら の意あり):寥廓(リョウカク)=広大でむなしい、大空・・・
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●熟語の読み・一字訓読(その82)です。
<寰:カン *訓なし>
・寰宇=寰海=世界・天下、寰瀛(カンエイ)=仙人のいるところ、寰球=地球・世界、寰中=世界中・畿内の中、寰甸(カンデン)=天子の封畿、寰内・・・*「寰」:①天子が直轄した領地 ②あめのした(宇内) ③区域・地域 ④ちまた・うきよ ⑤宮殿を取り巻いた垣 (以上、大漢和)
<尸:シ、しかばね、かばね、かたしろ、つかさど(る)>
・しかばね、かばね:(史魚)尸諫、尸骸=屍骸、尸山=しかばねの山、尸車=棺車
・かたしろ:尸官・尸位=かたしろ、かたしろのように何もしない者=曠職、「尸位素餐」、尸祝=かたしろとかんなぎ *「庖人、庖を治めずと雖も、尸祝、樽俎を越えて之に代わらず・・・越俎代庖・・・」
・つかさど(る):尸臣=司る臣、尸盟=盟誓を司る
<屏:ヘイ、ビョウ、かき、ついたて、しりぞ(く)、しりぞ(ける)、おお(う)>
・かき:屏緑(ヘイリョク)=生け垣、藩屏(ハンペイ)、蕃屏、牆屏、門屏
・ついたて:屏障(ヘイショウ)=屏風(ビョウブ・ヘイフウ)と障子、屏風=衝立、屏幃=とばりの内、室内
・しりぞ(く):屏居(ヘイキョ)=世を退き隠居する=屏隠
・しりぞ(ける):屏語(ヘイゴ)=人払いして密語する、屏斥、屏去=除く
・おお(う):屏蔽(ヘイヘイ)=かばう、屏面=顔をかくす(おおう)、屏掩(ヘイエン)=おおいかくす
<屠:ト、ほふ(る)、さ(く)>
・ほふ(る):屠城=城中を全滅する、、屠牛、屠狗・・・
・さ(く) :屠割(トカツ)=して肉を割く=屠裂、屠肉=肉をさく
・その他:屠肆=屠販=肉屋、屠沽(トコ)=酒肉をうる、屠蘇(トソ)=正月の薬酒
<屓:キ、ひいき> *贔(ヒ、ヒイ)
・ひいき:贔屓(ヒイキ、ひいき)・・・字通によれば邦語。
・その他(「屓」に「さかん」、「贔」に「いかる」等の意あり):屓護(キゴ)=庇護、屓贔(キヒ)=強くて力がある(大漢和)、有力(字通)
(参考1)「贔」のその他の熟語:贔屓(ヒキ)=①力を用いるさま・つとめるさま(大漢和)、怒って力をふりしぼる(字通) ②大きい亀(一説に、雄の大鼈とも。) ③目をかけてひきたてる・ひいき・援引、贔怒(ヒド)=怒る・勢いのさかんなこと、贔逆(ヒギャク)=反逆
(参考2)贔屓(ヒキ)とは、中国の伝説上の生物で、竜が生んだ九匹の子(竜生九子(リュウセイキュウシ)の一。「負屓(フキ)」という説もあり。石碑を載せる台石を大亀の形にしたものとして見かけられる。この台石を「亀趺(キフ)」という。ついでに・・・、この竜生九子の一に、「饕餮(トウテツ)」というのもある。
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●熟語の読み・一字訓読(その81)です。
<宦:カン、つかさ、つか(える)>
・つかさ :宦途=仕官のみち、宦事、群宦・・・ほか多数
・つか(える):宦意=仕えたい心、宦術=出仕する法・・・
・その他:いわゆる「宦官(カンガン)、しもべ・・・」等、他の意味も多々あり。
<宸:シン、のき>
・のき:宸宇(シンウ)=のき、やね
・その他:(ごてん、そら、建物の聖所、神聖な場所、天子の居所などの意。「宸」の熟語の多くは天子のことに冠して用いる語が多い。この「宸」の用法は六朝期以降の用法・・・):宸翰、宸筆、宸襟・・・等々。*「六朝(リクチョウ)」:中国で、後漢の滅亡後、隋の統一まで建業(現在の南京)に都した呉・東晋・宋・斉・梁・陳の6王朝のこと。
<冦:コウ、あだ、かたき>
・あだ、かたき:冦讐(コウシュウ)、冦仇(コウキュウ)、冦敵・・・
・その他(とる、かすめる、そこなう、害する等の意あり):冦害、冦虐、冦賊、冦盗、冦兵、冦掠(コウリャク)・・・
<窹:ゴ、さ(める)、さと(る)> *「寐:ビ、ね(る)」
・さ(める):窹寐(ゴビ)=ねてもさめても。窹覚=さめる、窹思=さめて思う=窹懐、窹言=さめて言う
・さと(る):窹合=なるほどとさとる、窹然=さとる
<寞:バク、マク、さび(しい)、しず(か)>
・さび(しい)、しず(か):寞寂=寂寞、寞然、寞寞、寞落=落寞、・・・
<寥:リョウ、さび(しい)、しず(か)>
・さび(しい):寥寂、寥落=さびしいさま・落ちぶれたさま、寥寥=寂寞・・・
・しず(か) :寥闃(リョウゲキ)=さびしくて静か、寥邃(リョウスイ)=静かで奥深い・・・
・その他(むなしい、そら の意あり):寥廓(リョウカク)=広大でむなしい、大空・・・
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●熟語の読み・一字訓読(その82)です。
<寰:カン *訓なし>
・寰宇=寰海=世界・天下、寰瀛(カンエイ)=仙人のいるところ、寰球=地球・世界、寰中=世界中・畿内の中、寰甸(カンデン)=天子の封畿、寰内・・・*「寰」:①天子が直轄した領地 ②あめのした(宇内) ③区域・地域 ④ちまた・うきよ ⑤宮殿を取り巻いた垣 (以上、大漢和)
<尸:シ、しかばね、かばね、かたしろ、つかさど(る)>
・しかばね、かばね:(史魚)尸諫、尸骸=屍骸、尸山=しかばねの山、尸車=棺車
・かたしろ:尸官・尸位=かたしろ、かたしろのように何もしない者=曠職、「尸位素餐」、尸祝=かたしろとかんなぎ *「庖人、庖を治めずと雖も、尸祝、樽俎を越えて之に代わらず・・・越俎代庖・・・」
・つかさど(る):尸臣=司る臣、尸盟=盟誓を司る
<屏:ヘイ、ビョウ、かき、ついたて、しりぞ(く)、しりぞ(ける)、おお(う)>
・かき:屏緑(ヘイリョク)=生け垣、藩屏(ハンペイ)、蕃屏、牆屏、門屏
・ついたて:屏障(ヘイショウ)=屏風(ビョウブ・ヘイフウ)と障子、屏風=衝立、屏幃=とばりの内、室内
・しりぞ(く):屏居(ヘイキョ)=世を退き隠居する=屏隠
・しりぞ(ける):屏語(ヘイゴ)=人払いして密語する、屏斥、屏去=除く
・おお(う):屏蔽(ヘイヘイ)=かばう、屏面=顔をかくす(おおう)、屏掩(ヘイエン)=おおいかくす
<屠:ト、ほふ(る)、さ(く)>
・ほふ(る):屠城=城中を全滅する、、屠牛、屠狗・・・
・さ(く) :屠割(トカツ)=して肉を割く=屠裂、屠肉=肉をさく
・その他:屠肆=屠販=肉屋、屠沽(トコ)=酒肉をうる、屠蘇(トソ)=正月の薬酒
<屓:キ、ひいき> *贔(ヒ、ヒイ)
・ひいき:贔屓(ヒイキ、ひいき)・・・字通によれば邦語。
・その他(「屓」に「さかん」、「贔」に「いかる」等の意あり):屓護(キゴ)=庇護、屓贔(キヒ)=強くて力がある(大漢和)、有力(字通)
(参考1)「贔」のその他の熟語:贔屓(ヒキ)=①力を用いるさま・つとめるさま(大漢和)、怒って力をふりしぼる(字通) ②大きい亀(一説に、雄の大鼈とも。) ③目をかけてひきたてる・ひいき・援引、贔怒(ヒド)=怒る・勢いのさかんなこと、贔逆(ヒギャク)=反逆
(参考2)贔屓(ヒキ)とは、中国の伝説上の生物で、竜が生んだ九匹の子(竜生九子(リュウセイキュウシ)の一。「負屓(フキ)」という説もあり。石碑を載せる台石を大亀の形にしたものとして見かけられる。この台石を「亀趺(キフ)」という。ついでに・・・、この竜生九子の一に、「饕餮(トウテツ)」というのもある。
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