日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●秀まろさんからの「切望」だったので、気になって、対義語類の辞典のようなものがないかどうか、アビスタで調べた。類義語辞典はいくつかあったけど、対義語辞典はナイわ・・・やはり、対義語って少ないのかも。・・・逆に言えば、過去問や問題集をやっておけば、<対義語>は点が取りやすいってことですね(^^)
●凖1級配当漢字で、以前から気になっていた、マイナーな「音」「訓」読みについて・・・一応全部調べた・・・。意外と面白い熟語なんかも発見した。ついでに、漢検漢字辞典(第2版)もちょっと見てみた・・・凖1クラスの漢字でも、すべての意味を載せているわけではないことが分かった。
●<syuusyuu模擬試験問題>の補足・・・第10回までの「(1)音読み問題」でちょっと補足しておいた方が良いと思うものを下記しました。学習の参考にしてください。*第10回あたりからは(継続公開中の「熟語の読み(音・訓」が間に合わないので、公開前のものもあり)、ネット等で調べても出ていないものもあるかも知れないので、念のため、補足するものです。・・・もちろん、出ているものもあります。
<第2回>
3.双甄の指す所、陵壑を避けず ・・・「双甄」:「両翼」の意味。「左右の翼をもって左右の甄となす」とあるところから。当ブログ所載。
12.風潭を求め偃仰す・・・「風潭」:風のふきわたるふち。池もある盆地のようなところの峠の風の通り道。当ブログ所載。
13.彝よ、よき音で吹け・・・「彝」は西から来る風。 (参考)*西の風神を「彝」 という。当ブログ所載。
<第4回>
13.過不及已甚の行に非ず・・・「已甚」:程度が過ぎていること。当ブログ所載。
<第5回>
2.何れの処にか感亨無からん・・・「感亨」:神意に通じること。当ブログ所載。
11.嫖姚校尉として驍名を馳す・・・「嫖姚」:①身ごなしが軽くすばやいさま ②漢代の将軍、霍去病(カクキョヘイ)のこと。
12.嵌竇潜みて瀬を洩らす・・・「嵌竇」=あな。「遠川、曲がりて流れを通じ、嵌竇潜みて瀬を洩らす」(杜甫・万丈潭) 当ブログ所載。
17.学びて行わざる、之を名づけて掫囊と曰う・・・「掫囊」:ふくろの口をとじる→蘊蓄を外に漏らさないこと→学問はあっても実行しないこと。
<第6回>(以下、全部、当ブログ所載)
1.南に嘉魚有り 烝然として汕汕す・・・「汕汕」:(詩経)魚の泳ぐさま
2.四驪 済済たり 轡(ヒ)を垂るること濔濔たり・・・「濔濔」:(詩経)衆多なさま、柔らかなさま
6.その着物は暈繝に染めている・・・「暈繝」:ぼかし染めたもの、くまどりまじえるもの
7.すくもむしのような形をした鼻のことを「曷鼻」という・・・字通:仰鼻、大漢和:すくもむしのような形をした鼻
9.国の政柄を執る宰相のことを枋国という:「枋国」・・・この「枋」は「柄」に通ず、ということで発音も解答のとおり。漢検にはなし。
10.徳は大人を枳維し、大人は卿を枳維し、卿は大夫を枳維す・・・「枳維」:上下がつながって蔽いかけること、ふせぐ、まもる意。
11.諸々、搏攫柢噬の獣、その歯角爪牙を用いるや・・・ 「柢噬」:うちあい、かみあう。
<第7回>
1.九山、栞旅す・・・「栞旅」:木を伐って道を通じ、山の祭を行う。(史記) 当ブログ所載。
4.祟悪起る・・・「祟悪」:たたりのこと。
5.3月上巳、禊飲す・・・「禊飲」:3月上巳のみそぎの酒盛り
10.罅漏を補苴する・・・「補苴」:つくろう、補う
11.歓喜抃舞、竭歓す・・・「竭歓」:よろこびを尽くす
19.粤若、漢の丕基成れり・・・「粤若」:=曰若(←発音も同じ。) 「ここに・・・」という、発語の辞。
<第8回>
7.戦陣にて篩鑼を為す・・・「篩鑼」:銅鑼(どら)の一種。銅鑼を撃つこと・乱打すること。
11.王済は剔嬲して休むを得ず・・・「剔嬲」:当ブログ所載。(世説新語)世話をひっきりなしにすること。
12.隣国を遏糴で困窮させる ・・・「遏糴」:穀物の購入をやめること
13.儀礼の際は、食後、酌酳す・・・「酌酳」:儀礼の際、食後に酒で口をすすぐこと
14.日月、爽蹉す・・・「爽蹉」:「たがう」意。
<第9回>
1.其の馬、蹻蹻たり・・・「蹻蹻」:強いさま、盛んなさま
2.小人、蹻蹻たり ・・・「蹻蹻」:小人が志を得て、驕るさま。
3.七日火食せず、藜羹、糂せず・・・「糂」:孔子の有名な「陳蔡の厄」の中の文・・・飢えに苦しめられた孔子たち。
4.七日火食せず、藜羹、糝せず・・・「糝」:「糂」の古字
7.巉嶮を聿越する・・・「聿越」:すばやく越える
16.鵜の群れが翅楞楞と飛んでいる・・・「翅楞楞」:分飛するさま
<第10回>
8.書を籀読する・・・「籀読」:=通読
11.隣国を闡并し領土を広げる・・・「闡并」:併呑して領土を広めること
12.秉籙し天位につく・・・「秉籙」:「籙を秉り、枢を握る」・・・天子の位につくこと。天下に臨む意。
13.飴で捏ねて作った餃餌を食す・・・「餃餌」:蒸した肉まんじゅう。屑米の粉を飴に和してつくったもち。
14.「粤宛」は婉娩とほぼ同義である・・・「粤宛」:よくしたがう(字通)、良く従って逆らわない(大漢和)
15.魚釣用に緡綸を購う・・・「緡綸」:つり糸=釣緡
16.つかの間の憖暇を得る・・・「憖暇」:=閑暇。「憖」は、この熟語では「しばらく」の意。
👍👍👍 🐑 👍👍👍
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●秀まろさんからの「切望」だったので、気になって、対義語類の辞典のようなものがないかどうか、アビスタで調べた。類義語辞典はいくつかあったけど、対義語辞典はナイわ・・・やはり、対義語って少ないのかも。・・・逆に言えば、過去問や問題集をやっておけば、<対義語>は点が取りやすいってことですね(^^)
●凖1級配当漢字で、以前から気になっていた、マイナーな「音」「訓」読みについて・・・一応全部調べた・・・。意外と面白い熟語なんかも発見した。ついでに、漢検漢字辞典(第2版)もちょっと見てみた・・・凖1クラスの漢字でも、すべての意味を載せているわけではないことが分かった。
●<syuusyuu模擬試験問題>の補足・・・第10回までの「(1)音読み問題」でちょっと補足しておいた方が良いと思うものを下記しました。学習の参考にしてください。*第10回あたりからは(継続公開中の「熟語の読み(音・訓」が間に合わないので、公開前のものもあり)、ネット等で調べても出ていないものもあるかも知れないので、念のため、補足するものです。・・・もちろん、出ているものもあります。
<第2回>
3.双甄の指す所、陵壑を避けず ・・・「双甄」:「両翼」の意味。「左右の翼をもって左右の甄となす」とあるところから。当ブログ所載。
12.風潭を求め偃仰す・・・「風潭」:風のふきわたるふち。池もある盆地のようなところの峠の風の通り道。当ブログ所載。
13.彝よ、よき音で吹け・・・「彝」は西から来る風。 (参考)*西の風神を「彝」 という。当ブログ所載。
<第4回>
13.過不及已甚の行に非ず・・・「已甚」:程度が過ぎていること。当ブログ所載。
<第5回>
2.何れの処にか感亨無からん・・・「感亨」:神意に通じること。当ブログ所載。
11.嫖姚校尉として驍名を馳す・・・「嫖姚」:①身ごなしが軽くすばやいさま ②漢代の将軍、霍去病(カクキョヘイ)のこと。
12.嵌竇潜みて瀬を洩らす・・・「嵌竇」=あな。「遠川、曲がりて流れを通じ、嵌竇潜みて瀬を洩らす」(杜甫・万丈潭) 当ブログ所載。
17.学びて行わざる、之を名づけて掫囊と曰う・・・「掫囊」:ふくろの口をとじる→蘊蓄を外に漏らさないこと→学問はあっても実行しないこと。
<第6回>(以下、全部、当ブログ所載)
1.南に嘉魚有り 烝然として汕汕す・・・「汕汕」:(詩経)魚の泳ぐさま
2.四驪 済済たり 轡(ヒ)を垂るること濔濔たり・・・「濔濔」:(詩経)衆多なさま、柔らかなさま
6.その着物は暈繝に染めている・・・「暈繝」:ぼかし染めたもの、くまどりまじえるもの
7.すくもむしのような形をした鼻のことを「曷鼻」という・・・字通:仰鼻、大漢和:すくもむしのような形をした鼻
9.国の政柄を執る宰相のことを枋国という:「枋国」・・・この「枋」は「柄」に通ず、ということで発音も解答のとおり。漢検にはなし。
10.徳は大人を枳維し、大人は卿を枳維し、卿は大夫を枳維す・・・「枳維」:上下がつながって蔽いかけること、ふせぐ、まもる意。
11.諸々、搏攫柢噬の獣、その歯角爪牙を用いるや・・・ 「柢噬」:うちあい、かみあう。
<第7回>
1.九山、栞旅す・・・「栞旅」:木を伐って道を通じ、山の祭を行う。(史記) 当ブログ所載。
4.祟悪起る・・・「祟悪」:たたりのこと。
5.3月上巳、禊飲す・・・「禊飲」:3月上巳のみそぎの酒盛り
10.罅漏を補苴する・・・「補苴」:つくろう、補う
11.歓喜抃舞、竭歓す・・・「竭歓」:よろこびを尽くす
19.粤若、漢の丕基成れり・・・「粤若」:=曰若(←発音も同じ。) 「ここに・・・」という、発語の辞。
<第8回>
7.戦陣にて篩鑼を為す・・・「篩鑼」:銅鑼(どら)の一種。銅鑼を撃つこと・乱打すること。
11.王済は剔嬲して休むを得ず・・・「剔嬲」:当ブログ所載。(世説新語)世話をひっきりなしにすること。
12.隣国を遏糴で困窮させる ・・・「遏糴」:穀物の購入をやめること
13.儀礼の際は、食後、酌酳す・・・「酌酳」:儀礼の際、食後に酒で口をすすぐこと
14.日月、爽蹉す・・・「爽蹉」:「たがう」意。
<第9回>
1.其の馬、蹻蹻たり・・・「蹻蹻」:強いさま、盛んなさま
2.小人、蹻蹻たり ・・・「蹻蹻」:小人が志を得て、驕るさま。
3.七日火食せず、藜羹、糂せず・・・「糂」:孔子の有名な「陳蔡の厄」の中の文・・・飢えに苦しめられた孔子たち。
4.七日火食せず、藜羹、糝せず・・・「糝」:「糂」の古字
7.巉嶮を聿越する・・・「聿越」:すばやく越える
16.鵜の群れが翅楞楞と飛んでいる・・・「翅楞楞」:分飛するさま
<第10回>
8.書を籀読する・・・「籀読」:=通読
11.隣国を闡并し領土を広げる・・・「闡并」:併呑して領土を広めること
12.秉籙し天位につく・・・「秉籙」:「籙を秉り、枢を握る」・・・天子の位につくこと。天下に臨む意。
13.飴で捏ねて作った餃餌を食す・・・「餃餌」:蒸した肉まんじゅう。屑米の粉を飴に和してつくったもち。
14.「粤宛」は婉娩とほぼ同義である・・・「粤宛」:よくしたがう(字通)、良く従って逆らわない(大漢和)
15.魚釣用に緡綸を購う・・・「緡綸」:つり糸=釣緡
16.つかの間の憖暇を得る・・・「憖暇」:=閑暇。「憖」は、この熟語では「しばらく」の意。
👍👍👍 🐑 👍👍👍
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます