



●「小心翼々」は、こまかく気をくばって行いをつつしむこと。日本では、一般に、気の小さいこと、びくびくすることの形容として使われていますが、これは誤用だそうです(^^)
●「小心」とは「細心」という意味。
●出典は、詩経・烝民の中の詩の中から・・・周の宣王を輔佐した宰相・仲山甫(チュウザンポ)の徳をたたえた詩とのこと・・・
「仲山甫の徳たる 柔嘉(じゅうか)にして維(こ)れ則(のり)あり、 儀を令 (よ)く し色を令(よ)くし、 小心翼翼たり 古訓 是れ式(のっと)り 威儀 是れ力(つと)む 、天子是れしたがい 明命もてしかしむ 」
(仲山甫の徳は、なごやかで節度がある。容儀はうるわしく、細心につつしんで、古の聖賢の教えにのっとり、威儀をゆるがせにしない。天子もそれ に従って良い政治を世に布いた) ・・・平凡社「中国の故事と名言500選」より・・・
*明命:君主の命令 *詩の中のゴチック字はすべて対象内の音・訓読みです(^^)
●序でに、「翼翼」とは、盛んなこと、すこやかなこと、よくととのうことなど、さまざまな形容に用いられているそうですが、ここでは、うやうやしいことの形容だそうです。
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