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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

阿倍仲麻呂

2015年12月15日 | 古代史
<この記事は漢検1級とほとんど関係ありません・・・最初はちょっと関連していますが・・・>

●ブログ開設当初から作成しておいたカテゴリー「古代史」に書き込みを開始しています。
●私事の単なるメモ帳のようなものですので、興味のない方はスルーしてください。
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●有名なようでいて、その実際・実態がよくわかっていない阿倍仲麻呂・・・研究中です。
・図書館(アビスタ)で、以前、「阿倍仲麻呂 最初の国際文化人・千三百年の事績」(高木 勲(著) レーヴック )を読んだけど、イマイチ、わかりづらいというか、結局よくわからなかった(^^;)
・今回、「阿倍仲麻呂のことが書いてある書物、さがして」って、司書の人に頼んで、その場で調べてもらったら、
 ①「長安の月 阿倍仲麻呂伝」(大原 正義(著) 関西書院)
 ②「翔べ 麒麟」(辻原 登)
 てのがあった・・・②なんて、自分で図書検索しても出てこなかった(ーー)よかった。
・でも、この②、有名なのかな、著者は芥川賞作家なんだあ・・・ぜ~んぜん、知らんかった(^^;)それも、だいぶ前、1990年受賞、本作は1998年ごろだから、20~30年前なんだ・・・まったくこの種の世界からは遠ざかった世界に身を置いていたので知らんかった・・・こういうの、無知蒙昧な輩というのか(・_・;)
●まずは、②の小説をよんで、架空とはいえ、時代背景を大まかに把握して感情移入をしてから、また、①の図書と「阿倍仲麻呂 最初の国際文化人・千三百年の事績」の再度の読みを行ってみたい。
●「翔べ 麒麟」は現在、読んでる最中だけど、さすが、芥川賞作家、文章に厚みはあるし、面白いわ。(阿倍仲麻呂への理解や視線はちょっと私と違うけど・・・ま、架空の話、小説だから、まったく許せる)。しかし、この本は、中国・唐王朝のころ(あの玄宗、楊貴妃の時代)を描いており、ところどころに漢字の世界でも役立つ内容や語句などが書いてあって、それだけでも楽しめている。
●読了したら、「漢字」関連の話か「読書」カテゴリーで紹介しようと思う。

しかし、「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも」・・・この、超有名な一句、仲麻呂(中国名:朝衡)が望郷の念を中国大陸にいるときに詠ったものとされているらしいけど・・・おかしくないですかあ?
 疑問①:大陸にいて、ふりさいて見るということは仲麻呂はどっち向いて詠ったんでしょう・・・西の方、ペルシャ方面でもみて詠ったの?(^^)
 疑問②:「天の原」と「春日」「三笠の山」の位置関係が不明瞭・・・春日、三笠の山って、(定説のように)ホントに、奈良の春日・三笠山なのか
・・・と、古田武彦さんに気触れている私は、もうかなり以前から疑問をかかえたままでいるのです。

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漢検1級 27-③に向けて その73 鬘 鬚

2015年12月15日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

<漢検1級 27-③に向けて その73 >
●syuusyuu模擬試験問題(27ー③用)・・・第3作はほぼ完了。第4作目を作成中。今回は夏の特訓と違い、極力、出題範囲を意識して出題していますので、前20作とは趣を異にしていることと思いますが、いかがでしょうか。・・・そういえば、漢検漢字辞典第2版からの出題っていつからなんだろう・・・相変わらず出題範囲・時期のことはよくわかっていない者ですが(^^;)、第2版の中からも出題はしています、念の為。・・・高得点を狙う方は、問題を先取りして第2版までマスターしようとしているでしょうし、出たあと「新出だあ~」と騒ぐよりは、前倒しで「ヘンっ、やっと出たか」ぐらいの感想にしたいものだリンリン(^^)・・・
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
<鬘:バン、マン、かつら、かずら>
・第2版に音訓すべてあり。掲載熟語は、「華鬘(ケマン)」「玉鬘(たまかずら)」。
・この「鬘」は、音では「マン」で読まれる場合が多いようですねえ・・・音を調べたら、これは各辞典で異なっていてややこしいけど。
 大字源:バン(漢音)、マン(呉音)
 漢字源:バン(漢音)、マン(慣用音)、メン(呉音)
 だって・・・。
 こういうの、こ、ま、る・・・。
<鬚:シュ、ス、あごひげ、ひげ>
・こちらは、大字源・漢字源ともに、「シュ」(漢音)、「ス」(呉音)・・・「ス」音での熟語なし(見当らず)。
・こういうところにも「鬘」と「鬚」の字のどちらが古いかがわかるような・・・当然、呉音使いの「鬘」の方が古い字なんでしょうね・・・勝手な想像ですが・・・。
・熟語・・・たくさんあります。
 鬚髯(シュゼン)、虎鬚(コシュ)、鬚塵(シュジン)、鬚頬(シュキョウ)、鬚貌(シュボウ)=ひげづら、鬚髪(シュハツ)・・・
・鬚鬣(シュリョウ):(これは“たてがみ”ではなくて)長鬚(チョウシュ)=長いひげのこと。 *以前、「鬣」には“たてがみ”以外にも現行の読みには無い意味がたくさんあることを紹介しました👍
・鬚眉(シュビ)=男子・・・こんな類義語は出ないとは思いますが(^^)
 漢字源:男子のこと。昔は女子はまゆを剃ったので、ヒゲとマユがあったのは男子のみであったことから。
 大字源:男子のこと。昔、男子の美しさはヒゲとマユにあると考えられたことによる。
 ・・・両辞典で、ちょっとニュアンスが違う所も(こういうところは別に困らないので)、なんとなく面白いですね(^^)

👍👍👍 🐑 👍👍👍
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