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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-③に向けて その86 圻 垠

2015年12月27日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
手賀沼公園入口辺の四阿・・・
<漢検1級 27-③に向けて その86 >
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
*今回は相当ややこしい漢字・・・「圻」「垠」「沂」の字・・・3つの漢字それぞれが関連している問題があるので。
<圻:キ、さかい、きし>
・第2版、音訓すべてあり。意味の説明で、
 ①王城の周囲1000里四方の地
 ②きし、さかい、へり 「圻岸」 (← 読みナシ。現行読みなら「キガン」で良いでしょう・・・。)
 ③はて、かぎり 類:垠(ギン)
とある。
・字通は「圻:キ、ギン」で、すべて「キ」読みの熟語・・・「圻界」=境界、圻郊=郊野、圻田=王領地、圻内=王畿の内、圻埒(キラツ)=辺界・・・
・大漢和・大字源・漢字源では「キン、ギン」読みで、
 「ギン」の意味分けで「はて、かぎり =垠」(大字源)。漢字源では、さらに「ギン」の意味の中に「さかい」という意味も含めている。
 で、「はて、かぎり」とか「さかい」という意味での熟語として「無(ムギン)」「界(ギンカイ)」が載っている。
 *厳密には、大漢和・大字源には「さかい」という意味・説明が見当たらないので、「さかい」に対応する熟語の音が何かは不詳・・・。
・要するに、云いたいのは、漢検のいう③の意味の「はて、かぎり 類:垠(ギン)」・・・これはこれで良いとして、この意味に対応する「圻」は(現行音にはないが)、「ギン」と読むと説明すべきなんではないかということ。「類:垠(ギン)」でもあるし、各辞典を見る限り、どうも「圻(ギン)」と読むんじゃないかと思える。
<垠:ギン、かぎり、さかい、きし>
・第2版、音訓すべてあり。音熟語の掲載なし。意味の説明で、
 ①かぎり、さかい、はて 類:圻(キ)!!
 ②きし、ほとり 類:沂(ギ)!!
・①の「圻(キ)」は、上記の説明のとおり、「圻(ギン)*ただし現行音にはない」とすべきではないか。
・②の「沂(ギ)」・・・これは以下のとおり、「沂(ギン)」とすべきではないか。
 *大字源・漢字源ともほぼ以下の内容・・・参考:「沂」の現行読み=ギ、ギン、キ、ふち、ほとり
  「ギン、ゴン(呉音)」=ア.きし、ほとり イ.器物のへり、凹凸 ウ.昔の楽器の名
  「キ、、ゲ(呉音)」=川の名、山名、・・・「沂水(ギスイ)」とか・・・。
 *上記のように、音による意味分けがあるようなので、「きし、ほとり」に対応する「沂」は「ギン」と思われる。
 (注)「沂」の場合は漢検辞典で「ギ」音のところに掲載しているから「・・・類:沂(ギ)」としちゃってるだけなのかも知れないが、それにしてもちょっと不親切というか、全然、意味をなさない記述になってしまっているような気がする。

・・・わかりますか?言いたいこと・・・。ややこしすぎてわからん?・・・そうかもシンナイ(^^;)

👍👍👍 🐑 👍👍👍




  
コメント
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