漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-②に向けての学習状況  その7 (脩、脯、膊)(燔、胙、膰)

2015年07月19日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●広辞苑再々再々整理・・・現在、「ハ・バ行」まで見直し完了。あとちょっとだあ・・・👋
●音訓整理・・・現在、2699字中、1863番目の「臠」の字まで進行・・・大漢和でいえば第9巻目に突入~👋
●新規取組・・・鴎外歴史文学全集の「渋江抽斎」と、第4巻に納められている「寿阿弥の手紙」ほか6作品をざっと読了・・・「渋江抽斎」は過去問や問題集でも一部出題されている著作ですね・・・ま、受検対策として読んだという点では少しは為になったので面白かったです・・・そのうち、文章題か熟語集でも作って公開してみたいと思ってます。
●漢検・漢字辞典・・・手つかず(^^;)
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●広辞苑から・・・
 <故事成語類>
 ①フキ(不 軌)をはかる・・・謀叛を企てる、叛逆
 ②負薪のシ( 資 ) ・・・自ら薪を負うほどの卑しい生まれつき *「負薪の憂」とは違います。
 ③フタイ(不 退)の土 ・・・極楽浄土のこと。「フタイの浄土」とも云う。
 <同義語>
 ①ツイヒ(追 賁)=追善 ・・・死後に供養してその功徳を飾ること。「ツイヒ」の「ヒ」は「かざる」意。
 ②ツウカン(通 款)=内通 ・・・「カン」をつうずること
 ③トウドウ(磴 道)=石級 ・・・石段の道
●音訓整理から・・・前から気になっていた、同じ訓読みの漢字での意味の違い・・・
 ①「ほじし(脩、脯、膊)」 について
  「脩」=肉を裂いて薑(はじかみ、しょうが)や桂などの味をつけて乾燥させた乾し肉
  「脯」=薄く析(さ)いて味をつけない乾し肉
  「膊」=肉を打ちたたいて物につけ、乾かしたもの
  *マイナーな話で恐縮です・・・それぞれ、他の訓読みの方が重要かもしれません(^^;)
 ②「ひもろぎ(燔、胙、膰)」について
  「燔」=火熟の祭肉
  「膰」=同上
  「胙」=(火熟とは説明なし)神に供える肉(および米・餅など)の供物
  *これもマイナー。こちらは①ほどの明確な違いは無いようでした👋
  (注)日本の「神籬(ひもろぎ)」とは大きく意味が異なります。神籬(ひもろぎ)=神道において神社や神棚以外の場所において祭を行う場合、神を迎えるための憑代となるもの。

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熟語の読み・一字訓読 (その157)

2015年07月19日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その157)です。
<燎:リョウ、や(く)、かがりび、のび、まつ(り)>
・や(く):燎原=野原をやく、燎髪=髪をやく=容易なことのたとえ
・かがりび:燎火・燎炬=かがり火
・のび:燎野=野やき、野火、
・まつ(り):燎祭=柴をやいて天地山川を祭る 、燎壇=祭天の壇
<燠:イク、オウ、あたた(かい)、あつ(い)、おき>
・あたた(かい):燠燠(イクイク)=あたたかいさま、燠寒(イクカン)=暖かさと寒さ、寒暖、寒温 、燠歳=燠年:暖かい年、燠沐(イクモク)=暄潤、あたたかいこと=温暖 *沐=潤沢という意味
・あつ(い):燠暑(イクショ)=蒸暑、むしあつい、 燠疾(イクシツ)=熱病
・おき:(無し)
<燧:スイ、ひうち、のろし>
・ひうち:燧石(スイセキ)、鑽燧(サンスイ)=木や石など をきりもみして、火をおこすこと *「鑽燧改火=鑽燧して火を改む」〔論語・陽貨〕
・のろし:燧火(スイカ)
*燧人(スイジン)=古代中国の伝説上の帝王。民衆に火の技術と食物の調理法を教えたという。
<燻:クン、ふす(べる)、くす(ぶる)、くす(べる)、いぶ(す)、くゆ(らす)、や(く)>
・ふす(べる):燻製=煙でふすべる、燻貨=燻製の食料品
・くす(ぶる):燻黒=黒くくすぶる
・くす(べる):燻死=①くすべ殺す 燻耳=①耳をくすべる 燻橘(クンキツ)=火でくすべた蜜柑、燻鼠=鼠をくすべ殺す
・いぶ(す):燻蚊(子)=蚊をいぶす 、燻穴=いぶした煙を穴の中に居れる、穴の中をいぶす
・くゆ(らす):燻蒸=木の立ち上ること、燻香=香をくゆらせる
・や(く) :燻耳=②耳をやく。燻炙=燻灼=燻焼=あぶる・やく。燻焚=香をたく(やく)。燻火=庭で煎餅を焼く(正月7日の行事―荊楚歳時記―)
 *燻死=②窒息して死ぬ  *燻灼=火が盛んに燃えること・威力が盛んなこと 燻衣=衣に香をたく 燻赫=勢いのさかんなさま  *「燻」:火気が盛んなさま の意あり。
<燼:ジン、もえさ(し)、もえのこ(り)、のこ(り)>・もえさ(し)、もえのこ(り)、のこ(り):灰燼、燼灰、余燼、焚燼、煤燼、燼余(餘)=①もえのこり・もえさし 
・その他:燼余(餘)=②生きのこり=災餘 燼骨=火葬に附した遺骨 燼滅=燃えてなくなる・滅びる・絶える
<燹:セン、のび、へいか >
・のび :(野火) 「残燹」(字通)が該当するか・・・適当な熟語なし・・・
・へいか:兵燹=兵乱によっておこる火事=烽燹
(参考)燹(ほそけ)=野火が燃え広がるのに対しこちらから火を放って延焼を防ぐこと。別名→火退、逆焼、向かい火、さかやき。歴史民俗用語。*大漢和にも「燹:むかい焼く(逆焼)」とある。

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コメント (2)
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