ようこそ
昨夜は、風呂上りに久しぶりに妻に、兵庫医科大学病院での最後の 「悪性胸膜中皮腫」 の手術痕の写真を撮ってもらった。 それと言うのも私の右脇腹のお腹側の傷跡は少し見えるのだが、脇腹から背中にかけては鏡を使わないと自分では見えないためだ。 あれから一年半が経過するが、入院中に一度だけ看護師さんに撮影してもらった事があり、 「闘病日記 人生晴れたり曇ったり」 の冊子やブログに掲載したが、それ以来自分では見た事がなかった。
見た事が無かったと言うより、見たくなかったと言う方が正しいのかも知れない。 昨夜は、何となく自分で見てみたいと思った。 体調が良い事もあり、傷跡もほとんど消えているのではないかと思ったからだ。
二度目の手術痕も、お腹のへそ当たりからお尻までの傷跡が有るのだが、ほとんど見えない位に薄くなっているので、脇腹も同じように薄くなっていると思ったからだ。 ただ、二度目の手術からは、すでに三年が経過しているので時間の経過は違うが、確かに傷跡は薄くはなっているが、期待したほどでは無かった。
右上半身と両足の甲の前半分は、相変わらず麻痺しているが、手術痕が痛む事は全くないので、久しぶりに見てみようと思った次第だ。
写真の縦の赤くなっている手術痕は、当初は病名が確定せずに肺の生体検査をする為に三回目の手術をした傷跡だ。 四回目の中皮腫の手術は、この手術の半年後に行われた。
大体は、二回目の手術痕と同じくらいの長さであるが、もう少し時間が経過すれば、もっと薄くなるのではと期待している。
別に裸になる訳でも無いし、プールや大浴場に入る訳でも無いので、どうでも良いのではあるのだが・・・
しかし、あまり気持ちの良いものでは無いし、出来れば薄くなの事を願うばかりである。 肋骨を取っているいるせいか、左右で胸の大きさが違い、手術した右胸の方が大きく膨らんでいる。腫れているようにも感じるが、確かに左右が同じにバランスしていない。 まぁ気にする程の事ではないのだが・・・・
また、ストーマを取り外したお腹の写真も貼り付けたが、お腹に穴を開けて出てきている赤いのが、人工的に腸を切り取って作った膀胱だが、尿道を兼ねているので、ここから尿を排出する。
ストーマを交換する時は、お腹に張り付けてある台座を剥がして、特殊な泡で糊をふき取るのだが、必ずその度にこの腸の赤い所から出血がある。 妻は怖がるが、神経が無いので私本人は、痛くもかゆくも無い。 今夜は、このストーマの交換日である。三日に一度妻に交換してもらっている
365日の24時間張り付けているので、交換時は皮膚を休める為にも一時間ほど掛けて交換するのだが、写真のように、赤い腸の周りはカビが生えたように固く、足の裏のかかとの様になっている。自分でも気持ち悪いが、私は逃げる事も治す事も出来ない。 これから暑くなると、この部分にかゆみが発生する。汗もかくので、糊で張り付けてあるストーマの台座が外れる事があり、ズボンやシャツを濡らした事も一度や二度ではない。悲しい事だが、これが私の現実である。 常にストーマの予備をポケットに入れて持ち歩く。もちろん会社と家には、在庫しているのだが
こんな身体だが、日常生活に困る事はほとんどない。元気いっぱいに回復している。 幸か不幸か色々な体験をした。 一時は死ぬかも知れないと口には出さないが、誰しも思ったと思うが、現実にはこうして元気に日々仕事をしながら生活して居る。 ありがたい事である
では又ね
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