独り言

日本の原風景、花、自然など、自分で撮った写真の加工作品、街道歩きなどを中心に公開しています。

ゆく年くる年

2005-12-31 08:18:19 | 日常
今年もわが家は大きな事件事故も無く、大晦日となりました。(かと言って躍進も無かったのですが)

私が子供の頃と比べるとたんたんと大晦日・お正月が過ぎていきます。
「お正月には凧あげて~」じゃないですがお正月にはお正月らしい遊びをして、お節料理とお餅を食べるのが定番でした。
全く無くなったわけではないですが、やはりその様な慣習が薄れてきた家庭がほとんどではないでしょうか。

まぁ、兎にも角にもあと少しで今年も終わります。
いろいろとありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年最後の写真素材アップしました。

2005-12-30 09:00:27 | 写真素材作ってます。
今年作った素材を振り返ってみると清流や湖などの風景素材が多かったと思います。
やはりあちこち行って四季折々の写真を撮るのは気分が良いものです。
来年も良い素材をどんどんアップしたいですね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入院して感じたこと(19)

2005-12-27 09:20:11 | 日常
さて、次なる目標は1日も早く傷口の痛みを無くすことです。
それと肝臓の手術をすると傷口をかばうために前かがみになると言われてますが、そうならないようにリハビリすることです。

帰宅してからも真面目に歩きました。
初めは50メートル程度しか歩けず、外に出た途端にピリピリっとした痛みがありました。
同じように家の中でも歩いているのですが、家の中ではさほどでも無いのに何故だか外だとすぐに痛くなるのです。
やはり外だと自然といろんなとこに力が入るんでしょうか。

そして外で歩くとすぐに傷口に向かって上下の肉がきゅーっと引っ張られるんです。
前かがみになるとこの痛みは和らぐのですが、きっとこれに負けたら最も避けたい「前かがみ」になってしまうと思い、無理にでも引っ張って歩くようにしてました。
ギューッと胸を張るように引っ張るので、傷口がパカッと開きそうですが病院で聞いた「絶対に大丈夫です。」との言葉を信じて引っ張り続けました。

ちょうど硬くなった体をストレッチして柔らかくしている感じです。
その甲斐あってかなんとか「前かがみ」姿勢だけは免れたようです。

日に日に歩く距離も伸びて一度に2キロ以上歩くこともしばしばでした。
自転車散歩も良く行きましたが、想像以上に振動が傷に響きました。

そんなこんなで、私は以前と同じように会社に行き、休みの日にはあちこち出歩く生活を取り戻してます。
この入院は私にとって本当に良い経験でした。
また入院してみたいです。
あはっ、これは嘘です。

ではこれて「入院して感じたこと」を終わりにします。
ありがとうございました。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入院して感じたこと(18)

2005-12-26 00:58:34 | 日常
手術後の経過はいたって良好で、日に日に良くなっていくのが分かりました。
これだけバッサリと切ったのに術後9日で退院できることになりました。
肝臓の手術の場合、手術自体は大変なんですが術後は楽なんだそうです。

出来るだけ動いた方が良いこともあり、毎日病院に来てくれた妻と病院の喫茶室に行ってコーヒーを飲むのが日課となってました。
けっこうこれが楽しみで、病室の窓から妻がまだ来ないかなぁと見てたりしたものです。

取り除かれた腫瘍が何だったかは、結果が出る前に退院してしまうため退院後に自宅近くの病院で聞くことになりました。
ただその病院に行く前に、会社に提出するためにもらった診断書に結果が書いてあったのでその時点で分かりました。
結局良性であったとのこと。
良かった良かった。
手術前はここまでやるんだから良性だったらバカらしいなとか思ったりしましたが、やはり今となっては良性で良かったと思います。

退院するにあたり、一番心配だったのが布団での寝起きが出来るかどうかでした。
病院のベッドは上半身部分がリモコンで起き上がるタイプだったので楽でしたが、果たして布団だったら一人で起き上がれるか不安でした。
腹筋がほとんど使えない状態なので、腕の力だけで上体をおこさねばなりませんでした。
しかし、やればできるもんですね。
低い台を利用したり体制を変えたりしながら、ちゃんと起き上がれました。



続く

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入院して感じたこと(17)

2005-12-25 10:56:55 | 日常
ここで看護士さんについて少し。
入院してて本当にお世話になるのが看護士さんです。
こんなことまでやるんだと思うことも度々です。

例えばほぼ毎日大きな半透明のペットボトルのような物にオシッコをためるのですが、それの管理は看護士さんの仕事でした。
また手術後にはお風呂に入れないので体を拭いてくれたり、頭洗うの手伝ってくれたりと、いくら仕事だからってなかなか出来ないですよね。

婦長さんを筆頭に研修生のような人まで心の底から「ありがとうございました。」とお礼を言いたいです。
若い男性が入院中、看護士さんを気に入って退院後に結婚、なんて話を良く聞きますが、分かる気がします。
医者に対する感謝の気持ちも当然ありますが、看護士さんのとは質が違うんです。
いずれにせよ感じの良いお医者さんと看護士さんに恵まれました。

ついでに病院の食事についても少しばかり。
思ってたよりは良かったです。
かなりまずいのを覚悟してたのが良かったのかも知れません。
入院中一番美味しかったのは、手術後しばらく点滴だけだったのが、そろそろ良いだろうとのことで出してくれた重湯です。
いやぁー、重湯ってこんなに美味いもんかと感激したものです。
でも次に出た時はやっぱりただの重湯でした。
不思議ですよね。
同じ食べ物なのに、その時の食べる人の状態で感じ方がこんなに違うなんて。



続く

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入院して感じたこと(16)

2005-12-24 09:24:10 | 日常
最近は切り口を針で縫うのではなく、ホッチキスの針のようなものて、ガシャッ、ガシャッってとめるようです。
パッと見はホッチキスそのものです。

数日後、そのホッチキスを取ることになりました。
若い医者と練習生のような2人が来ました。
その練習生らしき人は、まだホッチキス抜きをやったことが無いらしいです。
抜き取る道具は正にホッチキスそのものといった感じの簡単な道具です。

最初に若い先生が見本を見せました。
チクッ、チクッとするのですが耐えられないことは無いです。
興味あったので抜くとこを見てました。自分のお腹に刺さってるホッチキスをグニョっといった感じで抜くのは実に不思議な光景でした。

そして練習生にバトンタッチ。
若い先生にコツを聞きながら初挑戦。
2個目くらいまでは上手く抜けたのですが、何故か徐々に下手になっていきました。
おっかなびっくり抜いているので、かえってお腹の皮膚に引っかかるのです。

8個目あたりでついに完全に引っかかったまま取れなくなってしましました。
「イタタタタタ。」と私。
見かねた若い先生が変わって抜き取りました。
「完全に引っかかっちゃいましたね。」と先生。
「あははは。」とりあえず笑ってみる私。



続く
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入院して感じたこと(15)

2005-12-23 09:08:56 | 日常
次の目標は退院です。
幸い傷口が化膿したり腸閉塞になったりの合併症はありませんでした。

手術後は出来るだけ歩いて、血行を良くし回復を早めるのがこの病院の方針でした。
ただ寝てる時でもほとんど動けないのに、手術翌日から歩く訓練を始めたのには驚きました。
点滴をぶら下げているキャスター付きのスタンドにつかまりながら、よたよたと立ち上がりました。「本当にこんなので歩けるんですか?」と聞くと、「大丈夫、大丈夫。」と看護士さん。
やっとの思いで立ち上がったと同時に、お見舞いに来てくれた姉が病室に入って来ました。
姉曰わく「真っ青な顔してたよ。」、だそうです。

手術が初めての私が一番心配したのは、無理すると傷口が開いちゃうんではないかと思ったのです。
その質問にも看護士さんは「絶対に大丈夫です。」とのこと。
不思議でしたが信じました。と言うか信じないとやってられませんから。

スタンドとか手すりにつかまりながら20メートル程度歩きました。

その後は何もやることが無いこともあり、真面目に歩きました。
病院内をぐるぐると歩き回るのですが、日に日に楽になるのが分かりました。


続く

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入院して感じたこと(14)

2005-12-22 10:30:35 | 日常
手術が終わって最初に目が覚めた時、見えたのが助教授の顔でした。
多分、私は「首の骨をボキボキいわせたい。」とか分けのわからないことを言った気がします。
首の骨をボキボキ鳴らすのは私の癖で、無性にやりたかったような気がするのです。
またまたすぐに寝てしまったので言ってないかも知れません。

これは妻に聞いた話ですが、手術は予定より時間がかかったそうです。
病院内で終わるのを待っていた妻は、予定時間までは落ち着いていたそうですが、なかなか出て来ないのでかなり焦ったそうです。
心臓が口から飛び出しそうだったらしいです。

兎にも角にも手術は成功して、良性だか悪性だか分からない腫瘍は取り除かれました。
ちなみに切り除かれた肝臓を見た妻は、すごく綺麗な肝臓で肉屋で売られているレバーと同じような色をしてて美味しそうだったそうです。

手術したんだ、グサッと切ったんだと自覚したのは、完全に目が覚めてから看護士さんが傷口の近くをちょっと触った時です。

切り口がピリピリピリッ、ピリリリリリリリリッ、と鋭い痛みと言うか、肉を切られたと実感できる痛みを感じた時です。
いやぁー、すごかったですよ、あの鋭角的痛さは。
ズドーンとした痛みではないので耐えられるのですが、カミソリで切られたような感じはボキャブラリーが不足気味な私にはとても適切な言葉が見つけられません。


続く

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入院して感じたこと(13)

2005-12-21 08:49:21 | 日常
手術当日、昨夜はぐっすり寝れたし気分は上々とまではいかないまでも、いたって平常心でした。
ただ頭の片隅ではここまでやって良性腫瘍だったらバカらしいなと短絡的なことも考えたりもしてました。

浣腸してお腹の余計な物を全て出して、鼻から管を入れて準備完了。

キャスター付きのベッドに寝かせられて、そのままゴロゴロと手術室へ行きました。
手術室への途中、ベッドに寝かされた私をまわりの人がじろじろと見る視線を感じます。
けっこう注目浴びてるななんて、この期に及んでまだあほなこと考えたりしてました。

右に曲がったり左に曲がったりしながら手術室に着きました。
着いてからのことはあまり覚えていません。
ただ背中に麻酔をうつ時、太い針がぐさぐさぐさっとめり込むように刺さっていったことだけははっきり覚えています。
勿論、全身麻酔しているので痛くはないのですが、あの感触は「麻酔効いてなかったら痛いだろうな。」と分かるものでした。

そして上向きに寝かされて、誰かに「これで目を閉じたら、次起きた時はもう手術終わってますよ。」と言われたと思います。
なるほどと思いながら、意識的にゆっくり目を閉じました。
本当に次に気付いた時は手術終わってました。



続く

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入院して感じたこと(12)

2005-12-20 08:42:11 | 日常
入院から手術まで半月以上かかりました。
もっともその内の半分は自宅に戻ってました。
病院と自宅間は当初の予定通り自転車で行き来しました。
入院するのに10キロ以上のサイクリングしながら病院に通うなんて私だけだったりして。

こんなこともありました。
姪がお見舞いに来てくれるというので、車で駅まで迎えに行ってあげました。
入院のお見舞いに来たのに、その人が車で迎えに来るなんて何か変だなぁと言ってました。
ごもっともです。

さて、手術後の順調な回復のためにベッドでの起き上がり方の練習をしたり、手術に必要な物を買い揃えたりしました。
私にとって初めての手術がもうすぐです。
しかし、何か実感が無く他人事のように感じられました。

そもそも手術って、私が間違えないように緊張しながら何かをやるわけではなく、緊張しながらやるのは医者です。
私は麻酔されてただ寝てるだけなのです。
医者を信じるかどうかの問題でしょうが、この期に及んでじたばたしても仕方ありません。
病院側の言うことを素直に聞く優等生になりきってました。

続く

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする