独り言

日本の原風景、花、自然など、自分で撮った写真の加工作品、街道歩きなどを中心に公開しています。

エルモア・ジェイムス(Elmore James)

2013-02-27 05:04:16 | 音楽

1918年生まれで1963年には亡くなってしまったアメリカのブルース・マンです。
特徴は何と言っても荒っぽくかき鳴らすボトルネック奏法で、エルモア・ジェイムスの代名詞となっています。
イントロからいきなり騒音と間違えてしまいそうなボトルネック奏法が印象的な「Dust My Broom」が圧倒的代表曲です。
「Dust My Broom」=「エルモア・ジェイムス」のイメージが強いですが、実はこの曲ロバート・ジョンソンの作品です。
ロバート・ジョンソンのヴァージョンは、アコースティック・ギターで歌われ、エルモアのそれとはかなり違った印象の曲です。

このかき鳴らすようなボトルネック奏法はハウンド・ドッグ・テイラーとか、私が最も好きなブルースマンであるJ・B・ハットーなどに引き継がれ、ブルースギターの定番パターンとなっています。
ロック界でも初期のフリートウッド・マックなどは、エルモアそっくりのアレンジで演奏してました。

「Dust My Broom 」

 


Esoteric

2013-02-26 05:30:03 | 音楽

Esotericはイギリスのフューネラル・ドゥーム・メタル・バンドです。
この手のバンドのお決まりとなっている、何を言っているのかさっぱりわからないグロウルを多用した、徹底して暗く、重いサウンドはフューネラル・ドゥームを知らない人は「なんだこの音楽は。」と感じてしまうと思われます。
しかし、同じジャンルの大御所バンドEvoken以上にヘビーで聴きやすい(?)サウンドで、ゴシック・メタルが好きな人であれば受け入れられそうです。

ドローンとした地を這うようなドゥームが延々と続くのは他のドゥーム・メタル・バンドと同じですが、Esotericはサウンドにメリハリがあって、メロディがなにしろ美しいのです。
これをメロディと言えるのかどうかはよくわかりませんが、各楽器のひとつひとつの音と地下からの叫び声といった感じのグロウルが重なり合って、本当に素晴らしい「音楽」となっています。

Youtubeより「Abandonment」 と 「Ignotum Per Ignotius」


H.I.M.

2013-02-24 07:32:05 | 音楽

ヴォーカルのヴィレ・ヴァロのユニセクシャルな色気が女性に人気なフィンランドのゴシック・メタルバンドです。
ゴシック・バンドの特徴とも言える「暗い」「地下」などのイメージはあまり感じられないため、ゴシック色のあるロック・バンドというところでしょうか。
自分達の音楽を「ラブ・メタル」とミーハー的に呼んでいることからも、日本で流行っているビジュアル系的なイメージを強く感じます。
外見を知ってしまうと、甘ったるそうな音楽と想像してしまいますが、実際は・・・、やっぱり甘いです。
ただ、メロディはなかなかかっこよい曲があり、演奏もそれなりにメタルしているので、たまに聴くのは充分面白いバンドです。

「Killing Loneliness」や「Wings of Butterfly」など、気楽に聴けるゴシック・メタルとしては名曲レベルだと思います。
フィンランドには、H.I.M.を含む様々なタイプの世界的メジャーなメタル・バンドが存在します。
ノルウェーと共にどうして北欧には素晴らしいバンドが育つんでしょうかね。

動画で「Killing Loneliness」と「Wings of Butterfly」


Sheryl Crow (シェリル・クロウ)

2013-02-22 06:02:52 | 音楽

アメリカ出身のカントリー&ウェスタン色が強いシンガーソングライターです。
90年代前半にデビューして、あっと言う間にスターとなり、すでに4千万枚以上のCDセールスを記録しているそうです。
またグラミー賞の常連でもあり、9回にわたって受賞しています。
面白いキャリアとして、87年のマイケル・ジャクソンのコンサート・ツアー「バッド」(BAD)で、コーラスを勤めていたとのこと。

アルバムではデビュー曲であり大ヒット曲でもある「All I Wanna Do」のような、カントリーっぽい、いかにも「アメリカ」な音作りがメインです。
ところが、レッド・ツェッペリンの大ファンであることも知られていて、ライブではツェッペリンのカヴァーなども歌っています。
ツェッペリンのヒット曲である「ロック&ロール」を歌っているライブ映像を見ましたが、それはもう何と言ったら良いのか、メチャクチャかっこよいです。
やや細身の体をくねらせながら美人なシェリル・クロウがシャウトする姿は、素晴らしいの一言です。

動画で代表曲の「All I Wanna Do」

ライブ映像でレッド・ツェッペリンの「Rock And Roll」


人間椅子

2013-02-20 06:27:23 | 音楽

「ビギン」や「たま」などと同じテレビの「いかすバンド天国」、通称「イカ天」というアマチュアバンド勝ち抜き番組から人気が出始めた青森県出身のバンドです。
イカ天の頃はベースの鈴木研一がネズミ男のような衣装を着て妖怪風の風貌でミーハー的人気を得ていました。
歌詞も当時としては小難しそうな言葉を羅列して「文芸ロック」なんて呼ばれてました。

そのイカ天ブームが去ってからは、私はしばらくは全く噂を聴きませんでした。
ところが数年前にネットで「ドゥーム」のキーワードで検索してたら人間椅子が表示され、「ん?、人間椅子?、ドゥーム?、人間椅子ってあの人間椅子?」なんて感じで人間椅子がまだ活躍していることを知りました。
さっそく、Youtubeでライブ映像を見ると、間違いなく20年前にイカ天に出ていた人間椅子です。
そして、アングラ的歌詞とサウンドは昔の延長線上にあり、確かにドゥームと言われればドゥームです。
ただヨーロッパ的なゴシック調ドゥームではなく、ブルースっぽいものですが、なかなかカッコ良く演奏してました。

イカ天初出場時のビデオ。曲は「陰獣 」

最近?のライブ映像。曲は「りんごの泪」。これもイカ天で演奏された曲です。