独り言

日本の原風景、花、自然など、自分で撮った写真の加工作品、街道歩きなどを中心に公開しています。

キース・ジャレット 「at the Blue Note」

2008-10-31 09:25:05 | 音楽
ジャズピアニストのキース・ジャレットがお決まりのゲイリー・ピーコック、ジャック・ディジョネットとのトリオで発表したライブ盤です。
編集盤もあるようですが、何と言っても6枚組コンプリート盤が最高です。

どの曲もサラッと聴くと同じような普通のピアノトリオで、同じようなテンポなので飽きてしまいそうですが、そこはキース・ジャレット。
実にバラエティーに富んでいます。
何がバラエティーかと聞かれてもよくわからないんですが、とにかく同じような音であっても違うのです。
平均的な7、8分の長さの曲より、20分以上演奏している「Autumn Leaves」や「Desert Sun」なんかは、本当にのめり込んでしまいそうなくらいに美しいです。

それと誰もが最初は耳障りであろう、キース・ジャレットの酔っ払ったおっさん風の鼻歌もふんだんに聴くことができます。
この「鼻歌」こそキース・ジャレットの全てではないかと思える今日この頃です。

カルメン・マキ&OZ 「閉ざされた街」

2008-10-26 09:07:16 | 音楽
カルメン・マキといえば、私と同年代以上の人は「時には母のない子のように」を歌ってたフォークシンガーを思い出すでしょう。
ここで紹介するカルメン・マキは、勿論そのフォークシンガーと同一人物なんですが、OZというバンドを従えてフォークではなく本格的ロックシンガーとして活躍していたカルメン・マキです。
私は日本のロックバンドはあまり詳しく無いのですが、女性ロックボーカリストでは屈指のパワーの持ち主ではないでしょうか。

私が通っていた高校のそばに、たまに「カルメン・マキ&OZ」と側面に大きく描かれたトレーラーが停まってました。
なにかバンドと関係ある場所だったのか、たまたまトレーラーの駐車場だったのかは不明ですが、なんとなく得した気分になりました。

カルメン・マキは日本人離れしたパワフルな声をしてますが、最もそれが現れたのが「閉ざされた街」だと思います。
スローテンポなヘビーなサウンドをバックに、カルメン・マキの迫力満点なボーカルがかぶさります。
いかにも当時のヘビーロックバンドが好みそうな音ですね。