ノルウェーとドイツ出身のミュージシャンが集まって結成されたバンドです。
元シアター・オヴ・トラジディーのリヴ・クリスティンが、夫であるアレクサンダー・クルルのバンドに加入してリーヴス・アイズが誕生したとのことです。
ゴシックメタルやシンフォニックメタルが基本ですが、リヴ・クリスティンの祖国ノルウェーの音楽も大きな要素となっており、北欧的旋律も曲によってはかなり出てきます。
と、まぁ、紹介はさて置き、このバンドの最大の興味はリヴ・クリスティンの歌声と表情です。
歌声はシアター・オブ・トラジディ時代よりも素直に歌っていて、その分ストレートに上手さが伝わってきます。
あの有名な「スカボロ・フェア」をシンフォニック・メタルな演奏をバックにエンジェリック・ヴォイスを聴かせまくるリヴ・クリスティンは、やっぱり最高です。
ただひとつ残念なことが・・・。
PV見るとシアター・オブ・トラジディ時代に比べ、大人になったなぁと思います。
あのゴシック色プンプンさせていた頃から一変して、「大御所シンガー」の雰囲気が漂ってます。私個人的には以前の方が魅力的だとは思うのですが。
代表曲「My Destiny」
動画ではないですが「Scarborough Fair」
CDショップでビョークのアルバムジャケットを見てたら、何故かニナ・ハーゲンを思い出しました。
ニナ・ハーゲンとは旧東ドイツ出身の女性シンガーです。
シンガーと言えばシンガーなんですが、私のイメージではアーティスト、表現者と言った方がピッタリきます。
また、ジャンルはパンクになっていることが多いようですけど、パンクに押し込んでおくのはもったいないくらい、枠にはまりきらない個性があります。
最近はどうしているのでしょうか。
私が知っているのは20年以上前に「エクスタシー・ドライブ」などを過激に歌っている頃です。
ある時はシャウトしまくり、またある時はオペラティックに、時には百面相の大道芸人のように。
何しろ普通では無いことを売りにしていたのは確かです。
歌唱力はかなりのもので、この手の女性シンガーでニナ・ハーゲン以上の実力者はあまりいないのではないでしょうか。
その懐かしい「エクスタシー・ドライブ」の動画をどうぞ。