goo blog サービス終了のお知らせ 

あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

愛知の街道を行く シリーズ1「鳴海宿」-3-

2024-02-27 07:20:46 | 取材・旅行

2024年2月24日(土)、栄中日文化センター主催、「愛知の街道を行く シリーズ1」(2024年1~5月)「鳴海宿」へ行ってきました。 講師は、七種英康先生です。その様子を、数回にわたって紹介します。

街道シリーズは宮宿に続いての2回目です。宮宿については 「宮宿」-1- をご覧ください。

今回のルートです。前回のゴール「桜」駅から右下の有松駅までオレンジ色の線を歩きました。

この画像の出典は前回同様 Network2010https://network2010.org/article/451 

今回は、塩付街道 です。

塩付街道とは? https://www.city.nagoya.jp/minami/page/0000001541.html から引用します。


 星崎7ヵ村といわれた山崎・戸部・笠寺・本地・南野・荒井・牛毛の各村の塩浜(ほぼ現在のJR東海道本線沿い)では、塩の生産が盛んで「前浜塩(星崎の浜の塩)」としてよく知られていました。慶長13年(1608年)頃、約100ヘクタールの塩浜がありましたが、江戸後期には新田開発や瀬戸内海の塩におされ、戸部・笠寺・本地の3ヵ村で17ヘクタールに減少しました。各村の塩浜で生産された塩は一度、村の塩倉に集められ、富部神社あたりから桜(東宝寺西から鳥栖神明社西)、新屋敷、中根を経て遠く信州塩尻まで、馬の背に乗せられて送られました。この道を塩付街道といいます。


そう、簡単に言えば、塩が採れる尾張から、内陸の甲斐・塩尻(この地名が物語っています)まで、塩を馬の背に載せて運んだのです。

そのルートです。このルートをさらにたどると、山口街道、瀬戸街道、途中で交差する飯田街道で美濃や諏訪まで運ばれたのでしょう。

下の図では、「汐路」と言う地名が見られます。

また、「塩付通り」と言う地名も見られます。

この後は拡大しています。

さらに進むと上汐田という地名もあります。

おそらく、名古屋工科高校周辺は、塩田が広がっていたことでしょう。

星崎という地名も、もともとは「干崎」だったのでは?

『尾張名所図会』(風媒社)より。 画像出典 https://yamap.com/activities/7521898/article#image-101756115

塩を作っていることがわかります。

 

今回歩いたところを見てみましょう。

各村の塩浜で生産された塩は一度、村の塩倉に集められ富部神社の域内の倉庫に集められました。

そのことがこの図からわかります。

上のT地路あたりから北側(東海道を見た様子です)。

塩付街道です。

道標です。

①の道標です。「是より北 よびつぎ」

➁の手前にある秋葉社?です。地元の人が守っている、こうした小さな祠に興味があります。

➁の笠寺西門交差点です。

塩を運んだ痕跡は全国各地に見られます。探してみましょう。

次回はこの先から・・・・


動画で見てみましょう。

No.115 名古屋の歴史とおすすめスポット 塩付街道 瑞穂区、南区編

名古屋の歴史とおすすめスポット No.113 塩付街道 昭和区本編

明日に続きます。「鳴海宿」-4- へ


「鳴海宿」ラインナップ

「鳴海宿」-1- 「鳴海宿」-2- 「鳴海宿」-3- 「鳴海宿」-4- 「鳴海宿」-5- 「鳴海宿」-6- 「鳴海宿」-7- 「鳴海宿」-8- 「鳴海宿」-9- 「鳴海宿」-10-


このブログでの他のシリーズは・・・
ベトナム・ホーチミン みてある記 -1-  タイ・バンコク 見てある記-1-  シェムリアップみてある記 -1-  香港に来ています  台湾レポート-1-  平成25年度北方四島交流訪問事業 -古釜布湾-   さわやか中欧 見てある記 -1-   美濃 見てある記 -1-  みちのく三陸海岸 見てある記-1- 新城FWに参加しました-1- 碧南FWへ行ってきました -1- 安城へ行ってきました1 -本證寺- 「勝鬘寺と大久保氏ゆかりの上和田城址」(岡崎市)-1- 北陸探訪 -1- 剱神社 近江FW  長久手FWへ行ってきました -1- 遠州FW -1- 小牧FW -1- 末森城周辺FW-1- 「宮宿」-1- 大野城・大草城-1- 「鳴海宿」-1- 富士周辺五名城と諏訪の旅-1-  犬山城周辺 -1-  近江FWⅡ 安祥城周辺-1- 「有松宿」-1- 堀川七橋めぐり-1- 松平郷周辺FW -1- 桑名城 -1- 「池鯉鮒宿」-1-

社楽の会」HP:中国ODAみてある記 韓国研修その2 ブリスベン


コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。