@じゃんだらりん

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本当にあった陸自鉄道部隊/著・伊藤東作

2008-09-14 | 【読書】ミリタリー
最近鉄道関連のWebを見てまわってます。そこで知った本。

副題に「知られざる第101建設隊の活躍」とあるように装甲列車などではなく、施設建設と輸送が主任務の隊だったようである。

近代戦において、迅速かつ大量の輸送を可能とする鉄道は必要不可欠。かの満州事変の際に、現地に一万人ほどしかいなかった関東軍が三十万と言われた軍閥勢力を駆逐できたのは、整備されていた鉄道網を縦横に使いこなしたからだという。

では現在日本はどうか、もちろん現在の陸自にはない。しかし一時期は実在した。その設立理由は「国鉄のストライキ対策」。当時の国鉄労組は、まっかっかでしたからねえ・・・

その後、クルマ社会の到来と道路網整備に伴い廃止されてしまった鉄道部隊だが、その使用車両がSL(蒸気機関車)というところが興味深い話。

燃料の石油を輸入に頼る車両では、いざ有事となったとき動けない可能性がある。だが国産の石炭で可動するSLならその心配はない。

今の原油高時代に、陸自もローギアードの車両で高速道路を走ってる場合じゃない。JRといわず、地方の私鉄に協力を仰ぎ、補助金を渡してSLを各路線で復活させるってはどうだ?

赤字ローカル線にとっては収入UPになるし、新たな観光資源になるかもしれない。


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