小鳥日和

シジュウカラF(F夫)の探鳥備忘録

5/22,23長野・戸隠森林公園

2010-05-24 | 野鳥 信越探鳥地

3:30到着。遠くでヨタカの鳴き声を聞きながら夜明けを待ちます。まだ薄暗い中、朝一番のさえずりは、ホトトギス、カッコウ、アカハラでした。その後、アオジ、ヒガラ、コルリがさえずり、そして夜明けと共に一斉に鳥たちのさえずりが始まります。

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鏡池と戸隠山(1904m)

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植物園内のみずばしょうと木道

木道の両サイドの木々にはミソサザイ、ヒガラ、コガラのほかにキバシリやアカゲラが間近で見聞きできます。これにはいつも驚かされます。

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「20100522.wmv」をダウンロード (動画)

 

遠くでツツドリ、クロツグミ、マミジロのさえずりに混じり、すぐ近くでアオジがさえずっていました。

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かなりブレていますが・・・ニュウナイスズメです。この園内で「チュン・チュン」と鳴いているのは全てスズメではなく、ニュウナイスズメでした。

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コサメビタキ この鳥が一番よく見かけたのではないでしょうか。

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ミソサザイ 

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キビタキ

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キビタキ

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キビタキ

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キビタキ♀

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キビタキ♀

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ノジコ (鏡池へ向かう途中の路にて)

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鏡池の向こう岸に留まったところでさえずっていましたカッコウ

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鏡池のオシドリ

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コルリ

 

「20100522koru.wmv」をダウンロード  (動画)

 

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カタクリ

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ミズバショウ

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ニリンソウ

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ミズバショウ以外にも様々な春の花がさいていました。もっと植物の知識があれば、もっと楽しめたのでしょうが・・・

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「20100522akahara.wmv」をダウンロード  (動画)

 

ペンション前でさえずっていたアカハラ

長野支部のSさん、同行いただいた皆様、ほんとうにお世話になりました。

ありがとうございました。

  

[確認した鳥]

カイツブリ、カルガモ、キンクロハジロ、キジバト、アオバト、コゲラ、アカゲラ、ウグイス、センダイムシクイ、サンショウクイ、コサメビタキ、コルリ、キクイタダキ、コクムドリ、キセキレイ、セグロセキレイ、カッコウ、ツツドリ、ホトトギス、アオジ、クロジ、ノジコ、アカハラ、クロツグミ、マミジロ、ニュウナイスズメ、エナガ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラ、ゴジュウカラ、キバシリ、キビタキ、オオルリ、ミソサザイ、カワラヒワ、ホオジロ、イカル、アカショウビン、ヒヨドリ、カケス、ツバメ、イワツバメ、トビ、ノスリ、ハシブトガラス

 

(おまけ)

今回は時間の都合で訪れていませんが、随神門と奥社までの参道風景

この参道にはオオルリやミソサザイ。奥社から山頂までの道沿には、ジュウイチやカヤクグリ、ルリビタキを見ることができるそうです。 

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※上記2枚は去年の画像です。


5/16(日)谷津干潟

2010-05-19 | 野鳥 千葉探鳥地

9:00過ぎ三番瀬より谷津干潟へ移動。

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セイタカシギ

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セイタカシギ

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子育て中はカラスやカモをも追い払うセイタカシギ

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谷津干潟には淡水池と干潟(海水)があり、淡水を好む鳥がやってきます。今ここにはセイタカシギ親子以外にもカイツブリ親子(家族)、バン家族もいました。また、この日、今シーズンでは初めてでもあるオオヨシキリがさえずっていました。

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観察窓から見た景色

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谷津干潟自然観察センター(玄関)

http://www.yatsuhigata.jp/index.html 

上記の観察センターのHPでは、毎日観察された鳥(フィールドノート)も掲示されていたりと、色々と情報が載っています。

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チュウシャクシギ 1羽だけがこの干潟にいました。

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オオヨシキリ

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オナガ

関西より西には居ない鳥です。 よく見るととてもキレイな鳥ですね。小さな群れ(家族)単位で行動しています。この日も暑いためか水浴びを楽しんでいました。

 

【確認できた鳥】
セイタカシギ、キアシシギ、キョウジョシギ、ハマシギ、トウネン、チュウシャクシギ、コアジサシ、ユリカモメ、カルガモ、カイツブリ、バン、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カワウ、ハクセキレイ、オオヨシキリ、セッカ、メジロ、ヒヨドリ、ムクドリ、キジバト、スズメ、ハシブトガラス

 


5/16(日)三番瀬

2010-05-19 | 野鳥 千葉探鳥地

3月から続いている春のシギチの渡りの変化について、三番瀬散策へ行って来ました。

到着は6:00、5:00に満潮でこれから12:00にかけて干潮に向かっていく中での観察です。

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はじめに目に付いたのはキョウジョシギ(夏羽)でした。1つの群れで100羽以上いたと思います。4下旬にはほとんど見られなかったキョウジョシギがたくさんいました。

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キョウジョシギ(♂)

雄雌の判定は難しく、雌の方が「赤褐色が淡く、全体に色が鈍い」とされています。

幼鳥は冬羽(頭部がほとんど黒褐色になり、背中も赤褐色の羽が無くなり黒っぽい)に似ていて、他のシギと同様に肩羽や雨覆の羽縁の白色があります。

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キョウジョシギ(♀)

「キョウジョシギ1.AVI」をダウンロード (動画)

「キョウジョシg2.AVI」をダウンロード   (動画)

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キョウジョシギの群れ

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潮が引くのを防波堤で待っているシギチ達(オオソリハシシギ、ダイゼン、ハマシギ、キョウジョシギ、オバシギ、ミユビシギ、トウネンなど)とコアジサシ

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ダイゼン(夏羽)

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オオソリハシシギ(夏羽♀)

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オオソリハシシギ(夏羽♂)

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潮が引かないうちから採餌するオオソリハシシギ

前回(4/18)同様に数は多かったです。3月下旬から5月中旬まで三番瀬ではコンスタントに見ることができるようです。

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ダイサギ 休息中でしょうか。

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オバシギ(夏羽)

3月下旬には確認できず、4月下旬をピークに5月中旬には5羽以下といった状況。先月末にはコオバシギもいました。

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キアシシギ

3月下旬には未確認、4月下旬もに1~2羽程度でしたが、5月に入り数多く目に付くようになりました。(キアシシギは渡りの時期が遅いのでしょうね)

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ミユビシギ(夏羽)

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トウネン(夏羽) ミユビシギ(夏羽)と似ていますが、大きさが違います。

3月下旬にはほとんど確認できず、4月下旬がピーク。5月中旬でもシギの中では数は多い。

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(左)ハマシギ、(右)メダイチドリ

メダイチドリは3月下旬にはほとんど確認できず、4月下旬がピーク。トウネン同様に5月中旬でもシギの中では数は多い。

また、4月中~下旬には1000羽以上の群れをつくるハマシギですが、今はピークの8割減の状況。

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干潟の賑わい

5月中旬の現在では、ミヤコドリ、ホウロクシギ、ダイシャクシギは見ることができなくなり、シロチドリ、コチドリ、チュウシャクシギも1,2羽確認したのみと数がかなり減りました。4/18にたくさんいたミユビシギも7~8割減といったところでしょうか。

また4/中旬には10種類以上いたカモ科、カイツブリ科も見あたらず、残すはスズガモが約20数羽程でした。

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潮が引いた後の波紋(波模様)

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干潟の上のシギチの足跡

小さな身体でオーストラリアなど南半球から旅をして、シベリアやアラスカへ行くシギチ達。なんという生命力なのでしょうね。干潟は小鳥達(シギチ)にとって、餌の補給や休息のための重要な場所なので、いつまでもこのままで、残しておきたいですね。

 

【確認できた鳥】
キアシシギ、キョウジョシギ、オオソリハシシギ、ダイゼン、オバシギ、メダイチドリ、ミユビシギ、ハマシギ、トウネン、コチドリ、シロチドリ、チュウシャクシギ、コアジサシ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ユリカモメ、スズガモ、ダイサギ、アオサギ、カワウ、ハクセキレイ、セッカ、ヒバリ、スズメ


5/4(祝)神奈川/丹沢

2010-05-08 | 野鳥 神奈川探鳥地

神奈川支部/高麗山(こまたん)企画の探鳥会へ同行させていただきました。目的は丹沢山(1200m以上のブナ林)でのアオバト観察です。

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標高500mの林道口から鳥や自然を観察しながら、2~3時間かけて目的地へ向かいます。

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新緑の中のオオルリ さえずりは谷中に響きわたっていました。

「oruri5.mp3」をダウンロード (オオルリのさえずり①)

「oruri6.mp3」をダウンロード  (オオルリのさえずり②)

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オオルリ

「oruri23.mp3」をダウンロード (オオルリのさえずり③/データ量大きい)

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沢沿いの路では、ミソサザイやコルリ、キセキレイがきれいにさえずってくれていました。

「koruri1.mp3」をダウンロード  (コルリのさえずり)

 

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キセキレイ

「kisekirei1.mp3」をダウンロード  (キセキレイのさえずり)

 

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「miso1.mp3」をダウンロード  (ミソサザイのさえずり)

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ミソサザイ

 

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標高900m付近 ここから更に丹沢山頂へ向けて1200m付近まで登ります。

 

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ゴジュウカラ

「50kara.mp3」をダウンロード  (ゴジュウカラのさえずり)

 

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アオバト

「DSCN0342.AVI」をダウンロード  (ブナの芽を食べているアオバト動画)

冬期はどんぐりを食べる(丸呑み)が、春から秋までの時期は樹木や草の実・果実・種子などが主食である。そのため、ミネラルをとるため海水吸飲が必要とされている。(大機が有名)この命がけで海水を飲みにくる行動については、まだまだ謎が多く「こまたん」はこのアオバトのふしぎについて、一つ一つ観察し研究されています。

「aobato1.mp3」をダウンロード  (”アー アオー アオー” アオバトのさえずり)

 

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樹齢が数百年以上とみられるカツラの大木

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お世話になった探鳥会の皆さん

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クマタカ 帰路の途中、上空を飛んでいました。

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ウワミズザクラ

多種の野鳥や色鮮やかな木々と丹沢の大自然を堪能することができました。 こまたんの皆さん、本当にありがとうございました。

[確認した鳥]

キジバト、アオバト、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、ツツドリ、ウグイス、センダイムシクイ、ヤブサメ、エゾムシクイ(声)、コルリ(声)、キクイタダキ、キセキレイ、カワガラス、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラ、ゴジュウカラ、オオルリ、キビタキ、ミソサザイ、クロツグミ(声)、アカハラ(声)、トラツグミ(声)、シロハラ、ビンズイ、ホオジロ、メジロ、エナガ、ヒヨドリ、カケス、ツバメ、トビ、クマタカ、オオタカ、ハシボソガラス


5/1(土)奥多摩散策(2)

2010-05-03 | 野鳥 東京探鳥地

再び奥多摩散策へ

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今日は日差しがだいぶ春らしくなってきました。

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前回は0℃でしたが、今日の気温は3℃。少し標高が高いせいか冷えます。

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オオルリ (インドシナ半島やフィリピンなどから夏鳥として4月下旬に日本に渡来)

到着してすぐにさえずりが聞こえ、その後のべ10羽近いのオオルリを確認することができました。今年も多くの夏鳥が帰ってきてくれ安心しました。

「oruri1.mp3」をダウンロード  (←オオルリさえずり)

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オオルリ

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センダイムシクイ (マレー半島など東南アジアから夏鳥として渡来)

「sendai1.mp3」をダウンロード  (←センダイムシクイさえずり)

”チヨチヨビーッ(焼酎一杯ぐぃーっ!)”センダイムシクイのさえずりは独特ですね。この日、夏鳥では一番数多く確認。その他、エゾムシクイ、も確認できました。ヤブサメもあちこちでさえずっていました。

「ezomushikui.mp3」をダウンロード (←エゾムシクイさえずり)

「yabusame.mp3」をダウンロード  (←ヤブサメさえずり) 

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コガラ (留鳥/一年中一定の地域内に定住して生活する鳥。コガラは北海道以外では低山帯上部から亜高山帯に住んでいる)

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「kogara1.mp3」をダウンロード  (←コガラさえずり)

やさしい声でさえずります。

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「あずまや」休憩所。しかしここで既に標高1080mです。この季節の早朝、あちこちからさえずりが聞こえます。遠くでクロツグミたツツドリ、近くからミソサザイ、ムシクイ類、カラ類が鳴いています。

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コマドリ (中国南部から夏鳥として渡来)

日本三鳴鳥とはウグイス、オオルリ、コマドリを指しますが、コマドリはその代表格。ほんとうにこの鳥はいい声でさえずります。

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「komadori1.wmv」をダウンロード (動画)

「komadori2.AVI」をダウンロード  (動画)

 

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山頂からの風景(富士山)

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ミソサザイ (留鳥/渓流付近、亜高山帯の良く茂った薄暗い樹林に住む)

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「misosazai.AVI」をダウンロード  (動画)

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ハシリドコロ

沢のあちこちで咲いていましたが、食べると幻覚症状をおこす毒草です。

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キビタキ (フィリピン、インドシナ半島、ポルネオ島から夏鳥として渡来)

こちらもオオルリ、コマドリ同様にさえずりがとてもキレイです。

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キビタキ

「kibitaki.mp3」をダウンロード  (←キビタキさえずり)

「DSCN7128.AVI」をダウンロード  (去年撮った動画)

 

[確認した鳥]

キジバト、アオバト(声)、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、ウグイス、センダイムシクイ、ヤブサメ、エゾムシクイ(声)、キクイタダキ、キセキレイ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラ、ゴジュウカラ、キバシリ(声)、オオルリ、キビタキ、ミソサザイ、コマドリ、クロツグミ(声)、アカハラ(声)、ルリビタキ、ホオジロ、ヒヨドリ、カケス、ツバメ、トビ、ハシボソガラス