小鳥日和

シジュウカラF(F夫)の探鳥備忘録

9/19-20(日)乗鞍・白樺峠

2020-09-20 | 野鳥 信越探鳥地

初日は乗鞍へ

イワヒバリ

ホシガラス

 

カヤクグリ

 

5年ぶりに「タカ渡り」へ行ってきました。

現地の天気ですが晴天。

タカが飛んでくる方向(北陸方面や東北方面)が雨模様です。

頭上にタカ柱・・・この日は何度もタカ柱を見ることができました。

ハチクマ

ハチクマ

サシバ

サシバ

 

広場には、信州ワシタカ渡り研究グループの方々が建てた小屋が3軒、簡易トイレもあり、トラブルにならない様に管理してくれています。小屋の中には、タカの飛来数を表したグラフやガイドが貼ってあり、この資料はとても参考になります。

■この日の結果

サシバ : 2000羽、ハチクマ : 800羽、総計約3000羽

 

タカ以外にも周囲で色々な野鳥が見られます。

 

■研究グループの方と話した内容(下記は過去資料より抜粋)

①サシバ/ハチクマの渡りルートについて

・ハチクマは春ルートと秋ルートが違う

・サシバの秋のルートは南西諸島へ南下するが、春は南西諸島を北上するものと、大陸ルートと2種類ある。これも気候や風向きで最適ルート(安全)を考慮して選択しているものと考えられる。

②白樺峠の場所について

北アルプスを越えられないタカは迂回ルートをとります。その端が白樺峠で新潟・山形・長野北部方面のタカが集結するポイントである。

③白樺峠のタカの行き先は?

白樺峠を通過したタカは伊良湖方面には行かない。伊良湖方面を渡るタカは幼鳥が多く50%が幼鳥。しかし、成鳥になると最短ルートで飛ぶため白樺峠(内陸)を渡ると考えられる。

 

[周辺で観察できた鳥]
サシバ、ハチクマ、ハイタカ、ツミ、ノスリ、オオタカ、トビ、アマツバメ、ハリオアマツバメ、イワツバメ、コガラ、ヒガラ、コガラ、ゴジュウカラ、アカゲラ、コゲラ、カケス、ウグイス、キクイタダキ、メジロ