小鳥日和

シジュウカラF(F夫)の探鳥備忘録

7/17(日)高速SAのイワツバメ(番外編)

2016-07-28 | 野鳥 山梨・静岡・東海探鳥地

静岡(妻の実家)へ移動中

高速のサービスエリア(SA)で休憩していた時のこと

サービスエリアの構造物を利用している鳥がいました。

それは、ツバメです。

ほとんどがイワツバメでした。

ツバメ同様、至近距離で観察できるのが驚きでした。

しかも、すごく可愛い!

サービスエリアの方も親切ですね。

巣の下に樹脂の板を敷いてくれていました。(フンもそうですが、ヒナも安心ですね。)

 

 

イワツバメは本来は山や海岸の断崖に集団で巣を作りますが、最近では都市化が進んでいるんですね。

再認識しました。

 

それにしても可愛いです!


7/3(日)コアジサシ観察会

2016-07-04 | 野鳥 東京探鳥地

NPO法人 リトルターン・プロジェクト主催の「コアジサシ観察会」に参加させていただきました。

この日の東京は35℃以上の猛暑日でしたが、60名以上の参加者がありました。

水再生センターの施設屋上でコアジサシが営巣しています。

ここは普段は立入禁止の場所となっています。

抱卵しているコアジサシ

2001年にコアジサシの繁殖が確認、この時巣立ったヒナはわずかに5羽だったそうです。

しかし、今では約2000羽がここで営巣しているそうです。

手前がパイプシェルター、後方がレンガシェルター

カラスなどの捕食者や強い日差しからヒナを守ってくれます。

コチドリ、シロチドリ、ヒバリがパイプシェルターで営巣することがあるそうです。

デコイ

コアジサシが子育てする環境をつくるためデコイを配置します。

デコイと並んで営巣

(拡大)

お腹の下に「タマゴ」が2つ見えます。

ホバリングして小魚を狙っています!

カタクチイワシ、ボラ、アユが餌です。 

ここがコアジサシの餌場です。

水道局の周辺環境、羽田空港に隣接しています。

モータースポーツや潮干狩りのボート等も制限が無いため自由に入ってきます。

 

 

■最後に・・・

カラスや野良猫の襲撃、大雨で巣が水びたしになったり、草がたくさん生えて卵が産みづらくなるなど、ヒナが巣立たなかった年もあったそうですが、2015年までに累計7,000羽以上(推定)のコアジサシが、水道局、リトルターン・プロジェクトのボランティアンの方々の努力のお蔭で巣立っています。

 

いつまでも、この場所が残っていてほしいと思います。

また、この場所の例にならってコアジサシのために屋上を利用するような公共施設やビルが増えてほしいと願うばかりです。

 

リトルターン・プロジェクトのスタッフの皆さん、お世話になりました。

ありがとうございました。

 

■参考

NPO法人 リトルターン・プロジェクトのWebサイト

http://www.littletern.net/index.html