学校には山のように
コンクール応募要項が送られてくる
企業だったり
自治体だったり
お役所だったり
何か事業をやる時にはとりあえず
小学生作品コンクールを開こうということになるらしい
その全てに対応するのは不可能なので
ほとんどスルーすることになるのだが
義理と人情で断れないものだけでも
かなりの数になってしまう
それを学年に振り分けて対応しているのだが
その一つに「鮭の絵コンクール(仮)」がある
これを描くのは2年生の役目になっているのだが
実物を見て描くのと見ないで描くのとでは
絵の持つ力が明らかに変わってくる
そこで地域の魚屋さんに頼んで
鮭を見せてもらいにいってきた
「持ち上げてみていいよ」と言われても
2年生の力ではけっこうきびしい
ウエイトリフティングの世界である
ま
頭上まで上げろとは言っていないのだが・・・
たくさんの鮭を用意してくれていた魚屋さんに感謝
全部雄のサケである
川を登るとき雄サケには赤い横縞の婚姻色が現れる
雌サケの婚姻色は黒い縦縞だ
ここに雌サケは居ない
雌のサケは卵を取るために別ルートへと廻っている
そんなわけで
これから2年生は
男だけで川を登るという
むさくるしい絵を描くのだった (^o^)
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