今日は町教研
教科ごとに分かれて先生達が研修をするのだが
我が理科部会はホンモノの「虫屋」の先生を迎えてお勉強
標本を見たり、作り方を習ったり・・・
その後、地元に特徴的な昆虫ということで
ハマベゾウムシの観察に行った
ハマベゾウムシは2ミリ程の小さな小さなゾウムシ
浜辺に打ち上げられたアマモを食草としている
「アマモ」は海藻ではなく海草つまり被子植物である
別名が「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ」
日本一長い植物名だそうだ
またの名を「藻塩草」
こぬ人をまつほの浦の夕なぎに 焼くやもしほの身もこがれつつ
の「もしほ」であり、アマモはそれだけありふれた海草である
が、浜辺に打ち上げられなければゾウムシの口に入らないので
人工の浜辺ばかりになっている今
ハマベゾウムシは各地で絶滅の危機に瀕しているのだそうだ
我が町の「浦の浜」でも白い砂に入れ替えるときに
絶滅させてしまう所だったが
識者の忠告によって古い砂を残しておくことで
絶滅を逃れたのだそうだ
さて浜辺の砂山の裾を皆で掘ってみる
けっこう見つかるハマベゾウムシ
死んでいるのかと思ったが
手にとってしばらくすると
もぞもぞと動き出す
小さくて小さくて貴重な虫だという感覚は沸かない
同じ砂から出て来た蛹のようなものだが
ハマベゾウムシの蛹かどうかは分からない
というかほとんど何も調べられていないとのことだ
・・・夏休みの自由研究におすすめ