下根子桜時代の真実の宮澤賢治を知りたくて、賢治の周辺を彷徨う。
宮澤賢治の里より
『宮澤賢治と高瀬露』が検索にひっかからず
さて、前回の最後の方で、
実際に私が調べた限りでは、『同第11号』の現物が所蔵されている公的機関は金沢大学付属図書館だけである。そしてもちろん、同館は一般人が少なくとも気軽に行ける所ではない。したがって、市井の人が行ける公的な図書館等で『同第11号』を閲覧できる所はなく、おのずからそこに所収されている上田哲の論文
「宮沢賢治伝」の再検証㈡ ―〈悪女〉にされた高瀬露 ―
を見ることは現実的にはほぼ不可能と言える。言い換えれば、高瀬露は〈悪女〉はでないと主張するような著作が私たち一般読者にとっては実質的には隠されているとも言える。
そこで私は、上田哲との共著『宮澤賢治と高瀬露』
を平成27年に自費出版し、その第一部として、上田哲の上掲論文
「宮沢賢治伝」の再検証㈡ ―〈悪女〉にされた高瀬露 ―
(『七尾論叢 第11号』(吉田信一編集、七尾短期大学発行)所収)
をそこに転載させてもらった。
そして同書を岩手県内の一部の書店等で販売してもらい、インターネット上でも宣伝し、もちろん岩手県立図書館等にも寄贈した。これで少なくとも以前とは違って上掲の上田の論文を一般の方々にも読んでいただける機会を設けることができたし、さらにはその機会を増やせたと、ひとまず安堵したものだった。
ところがある時、岩手県立図書館の「蔵書検索・予約」でいくら検索を繰り返してみても、他の私の著書は検索できるが、この『宮澤賢治と高瀬露』だけ検索にひっかからないことを知った(2015年06月02日)。したがって、もちろん一般市民の場合は、上田の論文「「宮沢賢治伝」の再検証㈡ ―〈悪女〉にされた高瀬露―」は検索にひっかからないし、それが同館で閲覧できることにも気付かないし、まして『宮澤賢治と高瀬露』が所蔵されていることにも気付くはずもない。そこでその後、この件を拙ブログ〝宮澤賢治の里より〟上に幾つか<*1>投稿した。
するとそのせいもあってだろうか、2015年08月15日に『宮澤賢治と高瀬露』の検索が可能になっていたことに気付いた。そしてそのことを同ブログ上に投稿した。それが、以下のようなものである。
以前、〝やはり何かあるのかな〟で、
例えば、YAHOO! の初期画面の検索枠にて「岩手県立図書館」と入力して検索ボタンを押せば出てくる 《「岩手県立図書館」HP》において「蔵書検索・予約」ボタンを押し、その検索画面で
《1.実際に、「宮澤賢治と高瀬露」で検索してみると》
《2.次に「上田哲」で検索してみると》
《3.そして、「鈴木守」で検索してみると》
というように、いずれの場合も『宮澤賢治と高瀬露』が検索可能となっていた。
これで、上田哲の論文
「宮沢賢治伝」の再検証㈡ ―〈悪女〉にされた高瀬露 ―
が今までとは違って、読んでくれる人が現れることが期待できるようになった。
なお言い訳になってしまうが、このようなことが以前にあったので、今回もまたかと思い込んでしまった私は、先の〝えっ、またか、と思ったのだが私の誤解〟という投稿をした次第である。
<*1:【関連投稿】>
・『宮澤賢治と高瀬露』のなぜ?(2015年06月02日)
・『宮澤賢治と高瀬露』検索に奇妙なこと発生(2015年06月09日)
・速報:どういうわけか早速直っていました(2015年06月09日)
・やはり何かあるのかな(2015年07月11日)
・『宮澤賢治と高瀬露』検索可能となりました(2015年08月15日)
続きへ。
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”宮澤賢治の里より”のトップへ戻る。 この度、『本統の賢治と本当の露』(鈴木守著、ツーワンライフ出版、定価(本体価格1,500円+税))を出版いたしましたのでご案内申し上げます。
本書は、「仮説検証型研究」という手法によって、「羅須地人協会時代」を中心にして、この約10年間をかけて研究し続けてきたことをまとめたものです。
現在、岩手県内や東京の書店におきまして販売されおりますのでどうぞお買い求め下さい。
あるいは、葉書か電話にて、『本統の賢治と本当の露』を入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金分として1,620円(本体価格1,500円+税120円、送料無料)分の郵便切手をお送り下さい。
〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
電話 0198-24-9813
〈高瀬露悪女伝説〉を検証し、それを公にすることを妨げる何らかの不可解な力が働いているのではなかろうか
という不安を私は述べた。そしてその一つの具体例として上田哲の論文が載った『七尾論叢 第11号』(吉田信一編集、七尾短期大学発行、平成八年)の扱われ方を紹介した。実際に私が調べた限りでは、『同第11号』の現物が所蔵されている公的機関は金沢大学付属図書館だけである。そしてもちろん、同館は一般人が少なくとも気軽に行ける所ではない。したがって、市井の人が行ける公的な図書館等で『同第11号』を閲覧できる所はなく、おのずからそこに所収されている上田哲の論文
「宮沢賢治伝」の再検証㈡ ―〈悪女〉にされた高瀬露 ―
を見ることは現実的にはほぼ不可能と言える。言い換えれば、高瀬露は〈悪女〉はでないと主張するような著作が私たち一般読者にとっては実質的には隠されているとも言える。
そこで私は、上田哲との共著『宮澤賢治と高瀬露』
を平成27年に自費出版し、その第一部として、上田哲の上掲論文
「宮沢賢治伝」の再検証㈡ ―〈悪女〉にされた高瀬露 ―
(『七尾論叢 第11号』(吉田信一編集、七尾短期大学発行)所収)
をそこに転載させてもらった。
そして同書を岩手県内の一部の書店等で販売してもらい、インターネット上でも宣伝し、もちろん岩手県立図書館等にも寄贈した。これで少なくとも以前とは違って上掲の上田の論文を一般の方々にも読んでいただける機会を設けることができたし、さらにはその機会を増やせたと、ひとまず安堵したものだった。
ところがある時、岩手県立図書館の「蔵書検索・予約」でいくら検索を繰り返してみても、他の私の著書は検索できるが、この『宮澤賢治と高瀬露』だけ検索にひっかからないことを知った(2015年06月02日)。したがって、もちろん一般市民の場合は、上田の論文「「宮沢賢治伝」の再検証㈡ ―〈悪女〉にされた高瀬露―」は検索にひっかからないし、それが同館で閲覧できることにも気付かないし、まして『宮澤賢治と高瀬露』が所蔵されていることにも気付くはずもない。そこでその後、この件を拙ブログ〝宮澤賢治の里より〟上に幾つか<*1>投稿した。
するとそのせいもあってだろうか、2015年08月15日に『宮澤賢治と高瀬露』の検索が可能になっていたことに気付いた。そしてそのことを同ブログ上に投稿した。それが、以下のようなものである。
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嬉しいことがありましたのでご報告申し上げます。以前、〝やはり何かあるのかな〟で、
『宮澤賢治と高瀬露』や上田の論文「「宮沢賢治伝」の再検証㈡ ―〈悪女〉にされた高瀬露―」が所蔵されていないことになっていたり、検索にひっかからないようになっていたりするのははたしてたまたまなのだろうか。
とつい訝ってしまったのだが、この度暫くぶりにこのことに関する検索を再試してみたところ、その一部が解消していたからです。例えば、YAHOO! の初期画面の検索枠にて「岩手県立図書館」と入力して検索ボタンを押せば出てくる 《「岩手県立図書館」HP》において「蔵書検索・予約」ボタンを押し、その検索画面で
《1.実際に、「宮澤賢治と高瀬露」で検索してみると》
《2.次に「上田哲」で検索してみると》
《3.そして、「鈴木守」で検索してみると》
というように、いずれの場合も『宮澤賢治と高瀬露』が検索可能となっていた。
これで、上田哲の論文
「宮沢賢治伝」の再検証㈡ ―〈悪女〉にされた高瀬露 ―
が今までとは違って、読んでくれる人が現れることが期待できるようになった。
なお言い訳になってしまうが、このようなことが以前にあったので、今回もまたかと思い込んでしまった私は、先の〝えっ、またか、と思ったのだが私の誤解〟という投稿をした次第である。
<*1:【関連投稿】>
・『宮澤賢治と高瀬露』のなぜ?(2015年06月02日)
・『宮澤賢治と高瀬露』検索に奇妙なこと発生(2015年06月09日)
・速報:どういうわけか早速直っていました(2015年06月09日)
・やはり何かあるのかな(2015年07月11日)
・『宮澤賢治と高瀬露』検索可能となりました(2015年08月15日)
続きへ。
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”宮澤賢治の里より”のトップへ戻る。 この度、『本統の賢治と本当の露』(鈴木守著、ツーワンライフ出版、定価(本体価格1,500円+税))を出版いたしましたのでご案内申し上げます。
本書は、「仮説検証型研究」という手法によって、「羅須地人協会時代」を中心にして、この約10年間をかけて研究し続けてきたことをまとめたものです。
現在、岩手県内や東京の書店におきまして販売されおりますのでどうぞお買い求め下さい。
あるいは、葉書か電話にて、『本統の賢治と本当の露』を入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金分として1,620円(本体価格1,500円+税120円、送料無料)分の郵便切手をお送り下さい。
〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
電話 0198-24-9813
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