ある作家は
「自分と接点があったり、心に残った人達を
原型に、また抽斗にいっぱいある 印象深い風景も
それを軸に物語にしていく」と書いていた
私にだって「出あった人・心に刻んだ風景」は
溢れるほどあるが、いかんせん その画面を
膨らませたり、紡いだりは無理。
普段全く「無意識の画面」も加齢とともに
引き出されることもあるようだ。
《幼くして別れた弟と戯れている姉》
晩年の母が抽斗から出した「無意識の画面」は
きっとこれだった。宙を見て懐かしそうに
彼を呼んでいたから。
「自分と接点があったり、心に残った人達を
原型に、また抽斗にいっぱいある 印象深い風景も
それを軸に物語にしていく」と書いていた
私にだって「出あった人・心に刻んだ風景」は
溢れるほどあるが、いかんせん その画面を
膨らませたり、紡いだりは無理。
普段全く「無意識の画面」も加齢とともに
引き出されることもあるようだ。
《幼くして別れた弟と戯れている姉》
晩年の母が抽斗から出した「無意識の画面」は
きっとこれだった。宙を見て懐かしそうに
彼を呼んでいたから。