(写真展) やなぎみわ「マイ・グランドマザーズ」

　どんな写真展・絵画展でも、告知の際には「目玉」となる作品がポスターやHPのトップを飾るもの。それを見た印象がそのまま展示会全体の印象になるか否か、そういう切り口で鑑賞するのも一興である。

　モデルの女性に「50年後の自分」についてインタビューし、その姿を演じて貰って撮影すると言う手法はほほぅと思わせるが、演出とか加工とかが好きでない自分にとってはその時点で既にマイナスイメージが…もっとも構図や光の加減、露出だって加工の一種ではあるのだが。

　意図してかしなくてか、作品中の「グランマ」達は殆どが皺くちゃでそれが醜悪に感じてしまう表情や物腰。グリム童話か何かに出てくる意地悪なおばあさん。悪意に満ち溢れた魔女。老いってそんなネガティブなものばかりじゃないだろうに。明るいのはポスターの一枚だけか！？何だか悲しい気分でそそくさと会場を出たのであった。

(公式サイト)　http://www.syabi.com/topics/t_yanagi.html

　2009年5月7日　東京都写真美術館にて鑑賞

2009年5月7日 恵比寿・とんこつらぁ麺CHABUTON

　「ちゃぶ屋」と言う有名店があるらしい。その姉妹店で「とんこつ」をウリにした店、偶然あったので入ってみた。

　とんこつと言えば博多ラーメン、熊本ラーメンを連想してしまうが、ここのスープは熊本系に近い。すなわち白濁ではなく馬油とか入ってる系。ネギが関東の白ネギなのは色のバランスが宜しくなく軽く失望するが、スープ自体はしっかりしてて悪くない。濃すぎて気持ち悪くなるのはイヤだけど薄すぎるのもイヤ、うるさい客だ(笑)。

　麺は中細、熊本系と博多系の中間くらい？「替え玉」可能。替え玉よかライスの方が飽きが来ないと思うけど。きっと「バリかた」とか言ったらやってくれそう。チャーシューは柔らかく美味しい。

　「○○プロデュース」とか「究極の○○」とかって謳い文句は大嫌いで、好み船の雰囲気はちょっとそれに近いものがあるのだけれど、味は結構良かったな。店員の態度がすこぶる良かったのが印象的でした。